今年度の高齢社会白書をパラパラとめくっていると「団塊の世代の高齢化」という見出しが目に飛び込んできました。身に覚えのある世代ですので、どんなことが書いてあるのかと読んでみました。
「団塊の世代が高齢期に達すると毎年100万人ずつ高齢者が増加」とあります。今日までの社会の高齢化については、新たに高齢者の仲間入りをされる方が増えたこともさることながら、若年世代の人口が減ってきたこととか、既に高齢者になっておられる方の寿命が伸びたこと(白書はこの50年で平均寿命が15歳程度伸びたが、今後50年では5歳程度の伸びと記載)が大きな要因であったかと思いますが、団塊の世代が高齢者の仲間入りをする時期が来ると、新生児の2倍もの人々が次々と65歳に達することになるので、高齢化に拍車がかかるということだと思います。
また、「団塊の世代が社会に与えたインパクト」という見出で、団塊の世代の特長として、高等学校や大学への進学率が目立って上昇し、同世代の約半数が三大都市圏に住み始めて都市化が進み、同世代の就業者の7割が雇用され給与所得者化が定着し、核家族の形態が増加したとあります。
このように、団塊の世代は、生まれた時から社会の大きな変化のさきがけとなってきました。したがって、来るべき超高齢社会がどんな社会になっていくのかの片鱗を示す大きなうねりも、団塊の世代の高齢化とともに現われてくることになるのではないでしょうか。そんな思いがいたします。
いずれにいたしましても、保健と福祉に関する業務に従事し、特に高齢者の方々と接する機会が多い我々地域保健福祉担当ですが、団塊の世代とそれに続く世代が中心となった職員構成となっております。従いまして、私どもも早晩高齢者の仲間入りをさせていただく身でございまして、常日頃から同時代の仲間として高齢者の皆さんとエール交換をさせていただいているつもりでございます。
これからの高齢社会について一緒に考えていきましょう。
◇地域保健福祉担当 小濱幸仁
Copyright (C) City of Osaka All rights reserved.