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職員ひとりごと(16) 空からの、飛来物

[2007年9月1日]

 昨年、奈良東大寺二月堂のお水取りもまだ行われていない2月にありました相談事例について、ご紹介します。
 相談内容は「2階ベランダの手すりや、洗濯物、自動車の車体に直径2ミリ程の黄土色の斑点が時々付着するので原因を知りたい。」とのことでした。 
 付近、半径200メートル程にも同様事例があるとのことで、紙に拭き取って持参していただいた異物は、水溶性で、顕微鏡で、円盤状の形状が多数見られ、特異な臭いは感じませんでした。
 冬期であり、特に周辺工場・事業場等からの飛散物について、又旅客機からの落下物等も想定し、近隣の方々から関連情報の聞き取りを行いました。
 原因が特定できないまま4月に入り、届出者宅近くで、ミツバチの分封(巣分れ)による相談があり、現場に停めた自動車のフロントガラスに同様異物が付着したことから、「ミツバチの糞」について確認したところ、顕微鏡で見えた円盤状のものは、花粉によるものと判明しました。
 時期的に、昆虫は活動していないとの思い込みもあり、特定するのに時間がかかりましたが、今後の対応に活かしたいと思います。
 なお、時期を同じくして、近くの民家で、床下にあるミツバチの巣についての相談があり、2月に相談のあった付着物は、この巣のハチのものと思われます。
 冬とはいえ、陽だまりのある、ちょっとした時間帯に、けなげに蜜を集めていたミツバチたちに脱帽するとともに、地球温暖化の影響を改めて認識したところです。

◇地域保健福祉担当 高野順博

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