大阪の経済2017年版
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Ⅰ-4 産業集積などの状況Q.産業活動の密度で見た大阪市の産業集積の特徴は?Q.大阪市の事業所における本社の割合は?Q.大阪市における事業所の開業、廃業の状況は?A.他都市に比べて、産業集積の密度が高い 大阪市は商工業用途の土地の割合が1/3以上を占めるため、産業集積の密度(1㎢あたり)が他都市よりも全般的に高い。東京都区部と比較すると、人口では0.8倍なのに対して、製造品出荷額等で約3.2倍、工場数で約1.7倍、卸売業事業所数や百貨店販売額では1.2~1.3倍となるA.本社の割合は東京都区部(10.3%)に次ぐ、9.1% 本社が9.1%、支社が26.2%、単独事業所が64.7%の割合A.わずかではあるが、廃業率が開業率を上回っている 開業率は約7.5%と全国平均を上回って高いが、廃業率も約8.2%と高く、差し引きした開廃業率は約-0.7%となる11Ⅰ大阪市の経済構造〈概況〉・土地利用は商業用、工業用が他都市よりも多く、産業活動に特化した土地利用となっている。このため、面積当たりの産業集積の密度は全般に他都市よりも高い・事業所に占める本社の割合も東京都区部に次いで高い・開業率は全国平均を上回るが、廃業率が開業率をわずかに上回る〈大阪市の基礎データ〉 産業活動の密度(1㎢あたり)大阪市 (東京都区部)人口(人):     11,950(14,796)全事業所数(カ所): 846( 832)全従業者数(人):  10,068(12,305)製造品出荷額等(億円): 161( 51)卸売業事業所数(ヶ所): 106( 80)卸売業販売額(億円): 1,368( 2,377)他の指標全事業所のうち本社等の割合(%):9.1( 10.3)開業率(%/年):     7.54( 8.64)資料:総務省「国勢調査」2015年、「経済センサス-基礎調査」14年、経済産業省「工業統計調査」14年、「商業動態統計」15年、「商業統計調査」14年

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