大阪の経済2017年版

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Ⅰ-1　経済規模、経済動向Ｑ．大阪市内の市内総生産の推移は？Ｑ．大阪市が全国に占める経済シェアは？Ａ．長期の低迷から下げ止まり、回復に向けて足踏み　大阪市の市内総生産（名目、以下同様）は、1997年度以降、長期的に緩やかな減少基調が持続し、2006、07年度には一時プラス成長に転じるも、リーマンショックにより08、09年度は大幅な減少となった。10年度以降は下げ止まっているものの、回復の力強さに欠ける状況が持続している。　また、市内総生産を諸外国の国内総生産と比較すると、世界第57位のイラクと同程度（15年）となっているＡ．長期的には減少基調にあったが、一部に増加している指標も　経済活動を示す統計指標を用いて、他都市比較を行うと、全国に占める大阪市の割合（シェア）は多くの経済指標において東京都区部に次ぐ全国第２位の位置を維持。具体的には、事業所数では全国の3.4％、従業者数では3.9％を占め、人口シェア（2.1％）を上回る。また、卸売業販売額や輸入額（大阪港）ではそれぞれ8.6％、6.4％と高いシェアを誇っている。大阪市のシェアの推移は減少傾向となっていたが、近年は下げ止まりの傾向や増加に転じる指標も見られ、輸出・輸入額では増加に転じている2Ⅰ大阪市の経済構造〈概況〉・大阪市の市内総生産（名目、以下同様）は、東京都区部に次ぐ全国第２位の経済規模を誇り、全国シェアは3.9％（2013年度）・13年度の市内総生産は、全国が01年度対比で約５％減なのに対して、大阪市は約15％減で差が大きい・大阪市が全国に占めるシェアは、減少基調ではあるが一部に下げ止まりや増加の指標も見られる〈大阪市の基礎データ〉（　）内は全国に占める割合市内総生産（名目）：18兆7,361億円（3.9％）事業所数：19万629カ所（3.4％）従業者数：226万7,364人（3.9％）人　口：270万2,033人（2.1％）　　資料：大阪市「市民経済計算」2013年度、総務省「経済センサス－基礎調査」14年、大阪市「推計人口」16年10月１日

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