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ものづくりの底力

大阪人のひらめきが世界を駆けめぐる。

大阪は昔から、精巧な金属加工や機械製品などのものづくりに優れたまち。特に大阪市東部では、繊維、化学、金属、機械、生活関連用品など、数多くのものづくり企業が集まり、独創的な製品を世に送り出しています。なかには、家電製品やスポーツ用品など、世界で一目置かれ、他の追随を許さない高い技術を持った企業も多く活躍。大阪ブランドの優秀さを、国内外に示しています。

上)山本科学工業株式会社 代表取締役社長 山本富造さん 画像/ 下左右)ウェットスーツ素材 イメージ画像

競技用ウェットスーツ素材で世界的シェアを堅持山本化学工業株式会社 代表取締役社長 山本富造さん

かつては消しゴム付き鉛筆を開発し、今や高速水着の素材で世界的シェアを誇ります。

その成長を支えたのは、同社の商品開発力はもとより、ものづくり企業が集積する大阪の土壌もありました。

高い目標をクリアした製品で、市場を育てる

当社のウェットスーツ素材は、世界中でトライアスロンの主力選手に愛用されています。数年前この実績に注目したアメリカ企業が、100mで0.5秒短縮できる競泳水着を開発して、世界の競泳水着市場をつかもうと誘ってきました。しかし100mで0.5秒なら、50mで0.25秒。飛び込み方で変わります。そこで、「0.5秒なんて興味ない。うちなら5秒短縮する」と断りました。他社との圧倒的な差を見せないと、素材メーカーとして世界では認められません。だから、目標は極端に高く設定するのです。

開発に成功した高速水着は、広く市場に出回り、選手たちは次々と記録を塗り替えています。けれど、市場は奪うものではありません。種をまき、水をやって育てる農耕型の経営戦略こそ、私たち本来のDNA。現在は、水着市場をもっと広げる新製品を開発しています。

助け合いの精神で発達した大阪のモノづくり

大手メーカーは、生産設備に不具合が生じてもすぐ対処できるよう、自社にメンテナンス部署を備えています。中小企業にそんな余裕はありませんから、その都度、近隣の業者さんに頼むことになります。ありがたいのは、皆さん電話1本ですぐに駆け付けてくださること。日頃から密接におつき合いしているから、困ったときはお互いさまという感覚なんですね。だから中小企業であっても、小回りの利くメンテナンス部隊を抱えた大企業と同じで、安心して操業できる。大阪で中小企業によるものづくりが発展したのも、多くの企業の集まりによって助け合いの精神が育まれたからだとも思います。

世界が大阪に目を向けている

アメリカの大手経済メディアであるブルームバーグが、2008年12月に大阪支局を開設。その記念すべき開局初のニュースに、当社が映画『バットマン』で製作したスーツが取り上げられました。「バットマンは大阪でスーツを仕立てた」というユニークな切り口で、大阪は優れたものづくり企業が多いまちだと紹介したのです。

現代は、ビジネスを展開する上で、メディアとの関係がとても大切です。だから当社は、製品情報を常にプレスリリースすることで、メディアに取り上げられる機会を増やすよう努めています。ブルームバーグも、その成果のひとつ。こうしたメディア戦略において、企業の情報発信をサポートする大阪産業創造館の役割は、いっそう重要になるでしょう。もちろん、ビジネスマッチングや情報交流なども、大阪のものづくりを支える大きな力になっていると思います。

「モノづくりフェスタ in 生野・東成」の模様

日本有数のモノづくりのまちをアピールモノづくりフェスタ in 生野・東成

大阪市東部の生野区や東成区は、古くからの製造業集積地であり、現在も約4000にのぼる事業所が操業しています。「モノづくりフェスタin 生野・東成」は、そうした両区のモノづくり企業の展示会。2005年に第1回が開催されて以来、出展企業間のコラボレーションによる新製品開発など、多くの成果を上げてきました。2008年は生活・健康関連用品や情報・機械関係など、多彩なものづくり企業49社が出展。生野区・東成区が、日本有数の優れたモノづくりのまちであることをアピールしました。

「高校生ビジネスアイディアコンテスト」開催風景

若い世代の創造的な活動を支援高校生ビジネスアイディアコンテスト

大阪市内の高校生を対象に、企業が抱える課題の解決に役立つビジネスアイディアを募集し、優秀者を表彰。大阪経済の新たな担い手となる若い世代の育成をめざすとともに、新たな事業の創出を図っています。2008年度は、幼児向け菓子のパッケージデザインなど、実際のビジネス課題に即した独創的なアイディアが多数寄せられました。

大阪産業創造館 画像

産学官連携で企業活動を応援大阪産業創造館

経営相談をはじめ、シーズ発表会・商談会など、多種多様なサービスにより中小企業・ベンチャー企業を応援しています。事業計画を大阪市内で実現する準備拠点となるインキュベーションスペースや、研修・商談会に使える貸施設も充実。各機関と連携して、経営課題を解決するワンストップサービスをめざしています。

  • 大阪産業創造館
    • 〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5
    • 電話 06-6264-9800(代)  
    • FAX 06-6264-9899

大阪再発見マガジン「パワー オブ オオサカ」に関するお問合せ
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メール:ab0006@city.osaka.lg.jp