特別展 前田寛治のパリ

展覧会は終了しました。

特別展 前田寛治のパリ

◆会期 平成20年6月28日(土)~8月3日(日)
◆会場 大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室

◇主催 前田寛治のパリ展実行委員会 (大阪市立近代美術館建設準備室、鳥取県立博物館)
◇助成 財団法人 地域創造
◇出品作家
前田寛治、ギュスターヴ・クールベ、モーリス・ド・ヴラマンク、里見勝蔵、中山巍、佐伯祐三、木下孝則、木下義謙 ほか 油彩作品約60点 その他素描、資料など

 前田寛治(まえたかんじ1896年-1930年)は大阪市出身の佐伯祐三ともゆかりが深く、昭和初めの洋画壇に大きな足跡を残した画家の一人です。鳥取県に生まれ、東京美術学校卒業後の1923年から2年半の間パリに留学した前田は、西洋絵画の造形に強い関心を持ち、キュビスムなどの前衛からクールベ、アングルなどの古典的表現にいたるまでを徹底的に研究して独自の写実理論を導き出しました。その探究心は帰国後も途絶えることなく続き、研究の成果を次々と発表、洋画壇に新風を吹き込む新進の画家として注目を集めます。また1920年代のパリには佐伯祐三、里見勝蔵、中山巍(たかし)ら後に昭和洋画壇の先達となる青年画家達が留学しており、前田と彼らとの交遊は「1930年協会」という新しい団体の結成として実を結び、洋画壇に一つの時代を築きました。前田は33歳で病魔に倒れ、探求の道は志半ばで途絶えましたが、その作品と活動が与えた影響は多大であったといえます。
 本展では前田の画業で大きな役割を果たしたパリ留学に注目し、作品にみられるその成果を検証します。前田のパリ時代の作品を中心にご紹介すると共に、クールベ、ヴラマンクら影響を受けた画家や佐伯祐三ら交流のあった画家などをあわせて油彩画約60点と素描・資料を展示し、前田寛治のパリに迫ります。本展はまた、関西ではおよそ30年ぶり、大阪では初めての前田の回顧展となります。

 

特別展 前田寛治のパリ展 関連イベント: 記念講演会・ワークショップ

イベントはすべて終了しました。

 

記念講演会「前田寛治のパリ―その芸術の軌跡」

◇講師 前田明範氏(倉吉博物館館長)

◇日時 平成20年7月12日(土) 14時~15時30分

◇場所 チサンホテル心斎橋 第1会場

 

ワークショップ「画伯になって、大切な人の絵を描こう!」

◇講師 岡田可斗子氏(キッズプラザ大阪 創作工房プランナー)

◇日時 平成20年7月23日(水)
午前の部 … 10時~12時
午後の部 … 13時30分~15時30分

◇場所 大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室 展示室内

◇対象 小学生以上の子どもとその家族

 前田寛治の人物像は、「本人にそっくり」ではありませんが、どれも不思議な魅力にあふれています。作品を鑑賞し前田寛治の不思議に近づきながら、家族や友達の肖像を少し変わった手法を使って創作するワークショップを開催します。