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認知症について

2011年10月1日

ページ番号:113559

 大阪市では、認知症に関する市民の正しい理解を深めるため、啓発活動を推進しております。
 ・認知症市民啓発パンフレット (地域で支え合うために認知症を知ろう)

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本冊子は、認知症サポーター養成講座で使用する大阪市版のテキストになります。
データファイルは、下記をクリックしてください。
(本冊子は、平成30年3月末に改訂しました)

【上記、大阪市版テキストに一部記載誤りがありました。お詫びします。】

修正か所:12ページ 此花区南西部地域包括支援センターの郵便番号

 (正)554-0022

 (誤)554-0021

現在、ホームページには修正したPDFファイルを掲載しております。


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他にも、認知症に関する相談窓口等を記載したパンフレットを作成しました。(平成30年3月末)
画像をクリックしていただくと、ファイルが開きます。

認知症とは?

 認知症とは、共通の症状のあるグループの名称です。
 認知症は、原因となる病気があります。
 

原因となる病気

○神経変性疾患:アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症(ピック病を含む)
○脳血管障害:(脳出血や脳梗塞による)血管性認知症
○感染性疾患:クロイツフェルト・ヤコブ病、脳炎、神経梅毒など
○中毒・栄養障害:アルコール依存症、ビタミン欠乏症(B1、B12、葉酸)など
○脳腫瘍:原発性や転移性による脳腫瘍
○頭部外傷によるもの         など

 認知症とよく似た状態を示す病気の中には、うつ状態、甲状腺機能低下症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症などのように、早期に治療することで治せるものがあります。
 アルツハイマー型認知症のように、早期に治療することで進行を遅らせる治療薬があるものがあります。

中核症状と認知症の行動・心理症状(BPSD)

 認知症の症状には、誰にでも生じる共通の症状としての「中核症状」と、中核症状に環境などさまざまな要因が加わって二次的に生じる「認知症の行動・心理症状(BPSD)」があります。
 「認知症の行動・心理症状(BPSD)」は必ずしも生じるものではありません。
 また、認知症に影響されていない「健康な部分」もあることを忘れないでください。
※BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia

中核症状(認知症の共通の症状の例)

記憶障害:夕食を食べたことを忘れる、最近のエピソードをすっかり忘れてしまうなど
失語:言葉が出てこない、言葉の意味を理解できない
失行:服の着方がわからない、道具の使い方がわからない
失認:視力は問題ないのに目の前にある物が何かわからない、文字盤の時計が読めない
見当識障害:時間がわからない、季節感のない服を着る、近所で迷子になる、友人や家族の顔が認識できないなど
実行機能障害:料理などの段取りがたてられない

認知症の心理・行動症状(BPSD)

精神症状:うつ状態、意欲の低下、妄想、焦燥感
行動障害:徘徊、暴力、異食、昼夜逆転

認知症の症状

治療

 認知症は治らない病気だから医療機関に行っても仕方ないと思わないでください。早期診断、早期治療が重要です。

早い時期に受診することのメリット

○ 治る病気を見逃さない。
○ アルツハイマー型認知症の場合は、薬で進行を遅らせることができ、早く使い始めると健康な時間を長くすることができます。
○ 脳血管型認知症の場合は、高血圧のコントロールなど脳梗塞や脳出血の再発予防をすることが重要です。
○ 病気が理解できる時点で受診し、少しずつ理解を深めていけば、生活上の障がいを軽減する工夫を自分自身ですることができます。

 例えば・・・
 ・でかける時に持っていく物は、いつも同じ鞄に入れておく
 ・ガス器具ではなく電磁調理器や電気ポットを使う
 ・同時にふたつ以上のことをせず、ひとつのことだけする
 ・家族で共有できるカレンダーなどに予定を書き込む習慣をつける
 ・薬は医師と相談して、一包化するなどで飲み忘れを防ぐ
○ 症状の軽いうちに症状が重くなったときの後見人などを自分で決めておく(任意後見制度)等の準備や手配をしておけば、認知症であっても自分らしい生き方を全うすることができます。

  • あんしんさぽーと事業(日常生活自立支援事業)

    各区社会福祉協議会(各区在宅サービスセンター)において、認知症や知的障害・精神障害等により判断能力が不十分な方が地域で安心して生活が送れるよう、福祉サービス等の利用援助や日常的な金銭管理サービスなどを行っています。

  • 成年後見制度

    認知症や知的障害、精神障害などで、判断能力が不十分な方々を保護、支援するために法的に権限を与えられた後見人等が本人の意思を尊重しながら、生活状況や身体状況等も考慮し、本人の生活や財産を守る制度です。

予防

 「これをすれば認知症にならない」というわけではありませんが、次のような取り組みをすることは、廃用症候群を防ぐなど、認知症のリスクを減らすことになります。

有酸素運動

・ウォーキング 早足で、毎日30分続けて歩き、1日トータルでは7,000歩から10,000歩の歩行をめざしましょう。
・膝などに負担をかけられない方は、水中ウォーキングも有効です。

食生活のポイント

・1日3回規則正しく食べましょう。特に朝食を欠かさずに。
・主食・副菜・主菜をそろえて、バランスよく食べましょう。
・野菜を十分にとり、果物は適量とりましょう。
・うす味をこころがけましょう。
・脂肪のとり過ぎに注意しましょう。
・食べ過ぎに気をつけましょう。

 例えば…
○DHAやEPAを多く摂る:さば、いわし、ぶり、さんま、うなぎなどの背の青い魚
○抗酸化作用(老化防止作用)のあるものを摂る
・ビタミンC、β-カロテン:くだもの、野菜など
・ビタミンE:胚芽米、小麦胚芽、アーモンド、植物油など
(出典 本間昭:認知症予防・支援マニュアル(改定版)抜粋 平成21年3月)

脳を活性化する

 脳を活性化して生活能力を維持・向上させるリハビリテーションの原則
○快刺激であること
○コミュニケーション:一人で取り組むような活動ではなく、仲間や支援者と楽しく交流しながら行う活動が望まれる。
○役割と生きがい:受動的になされるがままの活動ではなく、役割を担う活動が望まれる。
○正しい方法の繰り返し:認知症では誤りが記憶に残りやすい。ミスを誘発しないようにサポートし、正しい方法を繰り返すことで、その能力を身につけるというアプローチが基本である(満点主義)。
・例えば、料理や園芸、回想などが有効です。
(出典 山口晴保:認知症のリハビリテーションとケア.In:日本認知症学会編.認知症テキストブック.1版,東京:中外医学社;2008 p182)

本人の気持ち

 認知症の本人は、自分の変化に気づいています。もの忘れを認めたくなくて「忘れていない」と言ってしまう人もいますが、隠された複雑な思いをくんでください。
 健康な人の心情が様々であるように認知症の人の心情も様々です。
 「認知症の人」がいるのではなく、私の友人のAさんが認知症という病気になっただけです。友人としてすべきことは、認知症の人が困っていることを補いながら、今までどおり友人のAさんとつきあってください。町で困っている人がいたら手助けしてあげてください。
 さりげなく、自然に接する、それが一番の援助です。

認知症になっても、少しの支援でできることがたくさんあります

○近所の人ができること
 ・単身の場合ゴミだし日に一緒にゴミを出す
 ・買い物などに一緒に出かける
 ・地域の行事に一緒に参加する
 ・疲れすぎないように休憩がとれるように声をかける
○本人ができること
 ・一度に2つ以上のことをしない
 ・慣れないところでは誰かと一緒に行動する
 ・疲れたら休む
 ・無理せず誰かに頼む
 ・様々なサービスを利用する

家族の気持ち

 認知症の介護をしている家族の気持ちを理解してください。
 家族が、第2ステップから第3ステップに早く気持ちをきりかえられるように、家族会など介護の先輩に相談できるようにすることが重要です。
第1ステップ まさかそんなはずはない、どうしよう
○驚嘆・とまどい…おかしい行動に少しずつ気づき始め、とまどう。
○否定…周囲になかなか理解してもらえない。介護者自身も、病気だということを納得できないでいる。
第2ステップ ゆとりがなく追い詰められる
(1)混乱…認知症の症状に振り回され、精神的・肉体的に疲労困ぱいする。やってもやっても介護が空回りする。
(2)怒り・拒絶・抑うつ…「自分だけがなぜ…」「こんなに頑張っているのに…」と苦労しても理解してもらえないことを腹立たしく思う。(必要に迫られ、認知症や介護サービスに関する情報を手当たり次第に探しはじめる。)
第3ステップ なるようにしかならない
(1)あきらめ…(介護サービスを使うなどして生活を立て直し始める)怒ったりイライラしても仕方ないと気づく。
(2)開き直り…なるようにしかならないと開き直る。自らを「よくやっている」と認められるようになる。
(3)適応…認知症の人をありのままに受け入れた対応ができるようになる。介護に前向きになる。
第4ステップ 認知症の人の世界を認められるようになる
○理解…認知症の症状を問題と捉えなくなり、認知症の人に対するいとおしさが増してくる。
第5ステップ 人生観への影響
○受容…介護の経験を自分の人生において意味あるものとして位置づけていく。
※杉山孝博氏や松本一生氏が提唱している基準を参考に、認知症の人と家族の会愛知県支部が独自に検討を加え作成したものを承諾を得て掲載しています。

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 福祉局高齢者施策部高齢福祉課認知症施策グループ

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所2階)

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