「子ども」をテーマに、いろいろな人が気軽に話し合っています。
平成22年1月9日(土)に、9人が参加して開催されました。
これまで通り自己紹介を兼ねて、この1ヶ月の出来事を話しました。地域でのとりくみは、試行錯誤、時間はかかるが、実を結ぶときが来るといった話、逆にさまざまな企画やとりくみを参加者に響くものにするには、どんな中身、情報提供がいるのか…といった話もだされました。
<今回の話題>
最近したことや、気になっていることなどを自己紹介を兼ねて話しました。
新年を迎え、地域で行う成人のお祝いの情報交換や子どもの損得勘定が先行していること、いじめ問題には子どもの頃からのグループワークが有効ではないか、理解して学ぶことが大事…といった話がだされました。
自分の子どもの様子や教えている学生の様子から、昔は、できない子やできていないことを周りがフォローしていたけど、今は自分がよければいいと思っているように感じる、という話がありました。
いじめに関しては親子の対話が大切。子どもの言うことを鵜呑みにせず、「何でそうなったんや?」と子どもに考えさすことも大切、という意見から、我慢を覚えるからグループワークは大事という意見まで、いじめ問題に対していろいろな意見が出ました。
単なる暗記や体験ではなく、ちゃんと関連付けて考えることが大切
就職活動や入試では、経験から何を得たか、自分の言葉で語れることが大事という話や、学習で重要なのは暗記するだけではなく理解することなど、経験や学習をどういうふうに身につけることが大切か話し合いました。
次回の井戸端会議は、平成22年2月13日(土)10:00~ 東成区役所「ふれ愛パンジー」にて
・ 近所の整骨院で大人たちとコミュニケーションしている6年生を見かけた。その子は近所でも愛想のよいほうで、こういった場面がその子を育てているのかと思った。
・ 先月、中本校下で始めての井戸端会議を開催した。80歳代の参加者から、「老人会もボランティアなどに関わっていかないと地域から見捨てられる」と言われていたのが印象的だった。ネットワーク推進員の方からも、子どもの頃から地域と関わっておく必要性を説かれた。井戸端会議には子育て層だけではなく、年輩の方の参加も必要だと痛感した。
・ 仕事のからみでロボット産業の振興について考えていた。まちの中で子どもたちの安全のための見守りロボットも開発されているが、ここに来ている見守りで声かけしてくれているおっちゃん、おばちゃんの代わりは科学が進んでも難しいだろうと考えてしまう。
・ 今日は予定があったが、どうしても井戸端会議に参加したくて、それをキャンセルして来てしまった。正月は子どもたちと昔の遊びをしようと思ったが、自分自身もできないことが多く勉強中。
・ 民生委員・児童委員の活動で、学校に出向いて昔の暮らしを教える取り組みを10年ほど続けている。子どもたちが喜ぶのは昔の遊び。個人的には、昔の日本の風情や情緒を子どもたちに教えたい。
・ 年末年始は子どもたちと慌ただしい正月を過ごした。深江でも青少年指導員らを中心に、昔から小学校で成人式の前夜祭を行っている。うちの娘も小学校を出てから地元の学校に行っていないので楽しみにしていた。タイムカプセルを掘るなど盛りあがっているようだ。
・ 転校が多い子や実家から離れた子のために、私立では学校で成人式をやってくれるところもあるようだ。
・ 10代の子どもが「ドリームキング」という事業を進めているが、この事業をやって終わりではなくて、続けていきたいという声が出ている。井戸端会議を紹介しているので、交流会など協力をお願いしたい。
・ いじめ対策の専門家会議に出た。子どものいじめについて、いじめる方もいじめられる方も“コミュニケーション不足”が要因という仮説検証が報告された。モデル小学校で授業にグループワークを取り入れたり、5年生の子どもが1年生に本の読み聞かせをするといったものだった。そこで一定の成果が見られたとのことなので、他の学校でもやっていってもらえたらと思う。
・ 鶴見区で、全校下で井戸端会議を立ち上げようとしているらしい。
・ 学生を連れて琵琶湖博物館に行った。この博物館では、昔の農家がそのまま展示されており、内部では昭和30年代から平成まで当時の雑誌やポスターなどくらしの様子が紹介されている。たかが50年前なのにこれほどくらしが違うのと感心していた。
・ 哲学者のアドルノは「これだけ科学技術が進歩すると自分で音を立てずにドアを閉められない」と書いている。ベンヤミンも、手斧とチェーンソーについて、手斧は木と自分の反応がわかるが、チェーンソーでは木と自分の関係が変わってくると書いていた。科学技術の進展により、子どもたちの関係も変わってきている。「加減」というキーワード、まさにバランスが必要となってきている。
・ 昔は病気などで卒業が難しい学生がいた場合、周りの学生が助け合っていた。今は逆に、その子が卒業できた場合、「自分はがんばって学校に来ていたのに、なぜあの子が卒業できるんだ」といった損得勘定で見られるようになる。球技でも何でもよいので、できるだけ早い時期からの共同作業が大切。
・ 「なんであの子が…」という損得勘定について、自分の子どもも言う。子どもはゆとり教育の端境期でいわゆる指示待ち症候群。部活に入っているときは目標と達成感があったが。
・ 自分さえよければ…というのはうちの子でも感じる。冬休みに学校に行ったが、半分以上の子が靴箱に上靴を残している。昔は友達同士で忘れている子に「上靴を忘れてるぞ…」と声をかけあったものだ。自分がよいと思ったら人に教えてあげるということが無くなってきている。
・ 先生が放置しているのも問題ではないか。先生も近所の子に届けさせたりしていた。
・ 今の先生は言わない。言ったとしても1度言ったら終わり。1度言ったことで先生の義務は終わるといった感じ。1人1人の子どもを見ていない。
・ 子どもが剥離骨折していた時の懇談で、先生から「教室で休んでいたのでみんなでドッヂボールしようと声をかけた」という話があった。連絡帳にも骨折のため運動ができないと書いて、先生のサインももらっているのに先生はわかっていなかった。
・ 子どもにはボール遊びでも何でもいいから外で遊べと言っている。ボール遊びすると近所のおっちゃんから壁に当てるなと怒られる。怒られて学ぶことがある。その時は謝ってやるので報告だけしろと言っている。
・ 懇談会では3~4年生でいじめなどの問題が起こり始めると言われた。転校生が立て続けに来た際にいじめのようなことが起こったようだが、最近は意思疎通がないので何でもいじめにつながっている傾向がある。
・ 昔なら子どもがいじめられた場合、親は「何でそうなったんや?」と自分の子どもにまず考えさせた。今は「誰に…何をされた?」になって、すぐに親が出て行く状態。内容によっては、親が先に出て行ってしまうと後で子どもが学校に行きにくい。
・ いじめに関しては親との対話が大事だと思う。
・ 親が子どもの話を鵜呑みにして学校に怒鳴り込んでくる。
・ それが「子どもを信用している」と錯覚している場合がある。また、中学生以上になると子どもが「私を信じられへんの?」と言うようになってくる。
・ 昔は小学校に番長がいて、ナンバー2、ナンバー3がはっきりしていた。先日、同窓会があったが、昔のまんまの場面が多々あった。
・ いじめられていた人も同窓会に来ているのはよい。
・ いじめていた人の多くはいじめていたことを覚えていない。
・ 今もそのようないじめがたくさんあるのか?
・ 無いこともないし、ネットいじめのような質の変化もみられる。ネットいじめは海外でも深刻で自殺者も多い。
・ ネットの中傷などは見なければよいのではないかと思うが。アイドルの書き込みでも書き込みする人同士がケンカになっていくことがよくある。匿名性により、より過激になるし、他人の尻馬に乗りやすい。
・ 人は他人の悪口を言っているときは楽しんでいる。それを自分で制御できるかがポイント。ネットいじめについてもツールが変わっただけで新しいことではない。
・ 昔からテレビで中傷された人には全国から匿名の電話や手紙が来ることもよくある。・ いじめや不登校対策にはコミュニケーションが大切。不登校対策プロジェクトで、グループワークを授業に取り入れた報告を聞いた。
・ グループワークを行うのは大事。それによって我慢を覚えるからだという話をしたら、「我慢しないとあかんかな」と聞いてくる。意見調整することが我慢とは捉えていないのか、自分の意見を通してしまっているのか。
・ 妥協しない人が多い。大人でも一歩引くということができない人が多い。・ ヒット曲にもあるようなオンリーワンが大事だという風潮が誤解されて、自分の意見を押し通すことだけが重視されている。
・ 家庭、学校にそれぞれの場面で想像力が欠如してきている。グループワークが必要。
・ 就職超氷河期と言われているが、大企業の採用試験ではグループワークが用いられている。
・ 試験でのグループワークへの対応方法など大学の人事課で指導があるが、会社側ではマニュアル対応した生徒を見抜いている。
・ 娘が大河ドラマを見て、自分のテニス部のキャプテンという立場と歴史上の人物のリーダーシップを重ね合わせるようになり、歴史に興味を持った。大学のAO試験の面接のさい、自分の経験から生じた歴史への興味や自分のやりたいこととを説明したため、合格となったようだ。経験することが大事なのではなく、経験から何を得たか、自分の言葉で語れることが大事。
・ うちの子どもは、歴史や地理など暗記するものができない。
・ 先生の教え方が下手ということも要因にある。
・ 子どもはよくわかる科目の先生はおもしろいと言う。
・ 先生との相性というのもあるだろう。
・ 理科の生物・化学・物理の専攻の中で一番人気は生物で一番人気がないのは物理。生物は具体性があるが物理は抽象的であるからである。
・ 学習で重要なのは暗記するだけではなく理解すること。
・ 単に覚えるのではなく、なぜそうなったかなど関連付けて覚えることが大切。
・ 英語ではa glass of waterやa cup of coffeeと表現するが日本人は1waterや1coffeeと言ってしまいがち。液体は数えられないので、イギリス人はコップやグラスの数を数えるのが合理的と考えていると教えるとわかりやすい。ものには理屈がある。・ 学習で大切なのは「わかったつもり」で終わらないこと。はじめから80点をめざすのと、100点をめざし、90点台となるのとでは大きく違う。
・ 東大卒の人が上司に「毎日水遣り」と言われたからと夕立の後に木に水をやっていたことがある。暗記だけの勉強ばかりで、なぜそうなるか想像したり関連付けたりする考え方が身についていない=理解していないから、そういう行動をする。
・ その意味で、暗記だけの勉強はしんどい。公務員や教師など、暗記勉強だけですむ試験方法で選抜する仕事などは問題もあると思う。暗記勉強しかしてこなかった教師が、子どもに“生きた学力”が身につくおもしろい授業をするのは難しい。
大阪市東成区区役所地域振興担当(こども・青少年対策)
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