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【報道発表資料】大阪市施設のCO2削減量で排出量取引を開始します ~認証クレジットを環境関連融資やイベントオフセット等に活用予定!~

[2010年3月26日]

問合せ先:経済局 企画部 企画担当(06-6208-8925)

平成22年3月26日 14時発表

同時資料提供:大阪経済記者クラブ 経済産業記者会

 大阪市では、本市関係施設等のCO2排出削減量の排出量取引を、国内クレジット制度により試行的に実施します。

 今回、本市関係2施設(大阪市立大阪プール及び大阪市立瓜破斎場)と、今年度の本市「省・新エネルギー機器普及促進事業」補助対象施設となった株式会社ラウンドワン平野店の計3施設からの排出削減量を国内クレジット化し、取引を行います。本日、平成22年3月26日の第11回国内クレジット認証委員会において、本市2施設は排出削減事業計画の承認が、また、株式会社ラウンドワン平野店は同事業計画の受付がなされました。

 この排出量取引は、本市が「ビジネス活動グリーン化推進事業」の中で進めている排出量取引制度に関する基礎調査の一環として行うもので、排出量取引制度の現状や中小企業が取り組む際の制度上の課題等を把握し、市内中小企業等の省エネルギーの推進や排出量取引の活用に向けた啓発を行うことを目的としています。

 このたびの排出量取引の相手方は、株式会社三井住友銀行及び三井住友ファイナンス&リース株式会社です。両社では本市と連携しながら、本市から取得する国内クレジットを活用して、環境経営に取り組む融資先企業へクレジットの証明書を付与するキャンペーンや、オフセットリース商品の企画・販売、本市関連の環境・集客イベントのオフセットなどを計画しています。

 本市では、両社と協働して、市内中小企業や市民への啓発につなげてまいります。

 なお、今回の取引にかかる本市関係2施設の国内クレジット売却代は、本市産業経済振興基金に積み立て、市内中小企業の省エネルギー等を推進する事業へ活用していく予定です。また、今回、本市施設と併せて排出量取引を実施される株式会社ラウンドワンからも、同社施設の国内クレジット売却代を本市産業経済振興基金にご寄附いただくこととなっています。

※カーボンオフセットとは・・・イベントや設備から排出するCO2を国内クレジット等を用いて相殺し、CO2排出量ゼロとみなすこと。単にオフセットとも言う。カーボンオフセットされたイベント等について、カーボンオフセットイベント又はカーボンニュートラルイベント等と言うこともある。

今回の国内クレジット制度排出削減事業及び取引の概要

1.国内クレジット制度排出削減事業を実施する施設

〇大阪市関係施設

 ◆大阪市立大阪プール(大阪府大阪市港区田中3-1-20)(期間 平成21年6月から平成25年3月)

   空調設備の更新、空調ファンインバータ制御装置の導入、照明設備更新等(認証予定クレジット  302 CO2-t/年)

 ◆大阪市立瓜破斎場(大阪府大阪市平野区瓜破東4-4-146)(期間 平成22年4月から平成25年3月)

   空調設備の更新、太陽光発電設備の導入(認証予定クレジット 155 CO2-t/年)

〇平成21年度大阪市省・新エネルギー機器普及促進事業における補助金交付対象施設

 ◆ラウンドワン平野店(大阪府大阪市平野区平野馬場1-4-4)(期間 平成22年4月から平成25年3月)

   空調設備の更新、遠隔監視・制御システムの導入等(認証予定クレジット 25 CO2-t/年)

2.国内クレジット購入予定企業(国内クレジット制度排出削減事業共同実施者)

株式会社三井住友銀行

三井住友ファイナンス&リース株式会社

(実際の取引は、クレジット認証後になります。)

※国内クレジットの取引先は、平成22年1月の公募で、応募企業から提案いただいたクレジットの活用内容等を勘案し決定しました。両社の提案については、国内クレジットを自社の自主行動計画達成のために用いるという一般的な活用手法ではなく、国内クレジットを付加価値としてつけた複数の金融商品の展開を予定している点などが高く評価されました。

3.上記2社の国内クレジット活用提案内容

①環境関連融資への国内クレジット付与キャンペーンの実施

  大阪市内に本社・事業所のある企業もしくは大阪市にゆかりのある企業に対し、株式会社三井住友銀行が環境配慮評価融資・私募債を実行する際に、大阪市から購入する国内クレジットの証明書を発行するキャンペーンを展開。(証明書には、付与される国内クレジットにより、融資先企業が一定量のCO2排出削減に貢献する旨が記載されます。)

②国内クレジットによるカーボンニュートラルリースの実施

  大阪市内に本社・事業所のある企業もしくは大阪市にゆかりのある企業に対し、三井住友ファイナンス&リース株式会社が環境関連設備リースを実行する際に、大阪市から購入する国内クレジットを活用してカーボンオフセットを実施。

③大阪市関連環境・集客イベントのカーボンオフセットを実施

  本市関連環境・集客イベントに、株式会社三井住友銀行が大阪市から購入する国内クレジットを活用してカーボンオフセットを実施。


なお、提案①~③の、自治体から取得する国内クレジットを付加価値としてつけた金融商品の展開やイベントのオフセットは、実現すれば国内初となります。


この他に、大阪市では、大阪市債(みおつくし債)購入者に対して、国内クレジットの証明書を発行するなどの活用案についても、協議中です。(証明書には、付与される国内クレジットにより、市債購入者が一定量のCO2排出削減に貢献する旨が記載されます。)

4.今後のスケジュール

平成22年3月26日 国内クレジット認証委員会で本市関係2施設にかかる排出削減事業計画の承認

             (ラウンドワン平野店については、申請受付。次回以降の委員会で承認予定)

平成22年4月以降   各施設において、排出削減量の計測(モニタリング)を実施

平成22年度中    排出削減実績報告書の確認審査、国内クレジットの認証

              上記2社と認証クレジットの取引の実施(クレジットの移転)

※今後、順次、上記2社が大阪市より取得予定(又は取得した)クレジットを、本市と連携しながら上記提案により活用予定。本市は、クレジット活用事例のPRを通じて、市内中小企業等や市民へ、省エネルギーの促進とその成果の排出量取引への活用に向けた啓発を行う。

(参考)国内クレジット制度について

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