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報道発表資料 大阪歴史博物館 特別展「鏨(たがね)の華-光村コレクションの刀装具-」を開催します

2017年11月1日

ページ番号:414100

問合せ先:大阪歴史博物館(06-6946-5728)

平成29年11月1日 14時発表

 大阪歴史博物館では、平成30年1月27日(土曜日)から3月18日(日曜日)まで、6階特別展示室において、特別展「鏨の華-光村コレクションの刀装具-」を開催します。
 刀装具とは刀剣外装(拵[こしらえ])の金具です。江戸時代以降に装飾性が増し、金属とは思えないほどのきらびやかで細密な作品が作られました。
 大阪生まれの実業家・光村利藻(みつむらとしも)(1877年~1955年)はそうした刀剣・刀装具の技術に魅せられて3,000点以上にのぼる一大コレクションを築き、刀装具の名品を集めた図録「鏨廼花(たがねのはな)」を刊行しました。
 その後コレクションは明治42年(1909年)に光村の手を離れ、一括して初代根津嘉一郎(1860年~1940年)の蔵するところとなりました。現在も根津美術館には約1,200点が伝わり、依然として我が国最大級の刀装具コレクションとなっています。
 今回の展覧会では、根津美術館所蔵の光村コレクションの作品を中心に、光村利藻の足跡と彼が魅せられた美の世界を、刀剣や絵画資料も交えた約200件の作品で紹介します。

開催概要

1 名称

特別展「鏨の華-光村コレクションの刀装具-」

2 開催期間

平成30年1月27日(土曜日)から3月18日(日曜日)まで

※火曜日休館

3 開館時間

午前9時30分から午後5時まで(会期中の金曜日は午後8時まで)

※入館は閉館の30分前まで

4 会場

大阪歴史博物館 6階特別展示室

大阪市中央区大手前4-1-32

 (最寄駅)地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅2号・9号出口

       大阪市営バス「馬場町」バス停前

電話:06-6946-5728 ファックス:06-6946-2662 別ウィンドウで開くホームページ:http://www.mus-his.city.osaka.jp/

5 観覧料

  • 特別展のみ
    大人1,200円(20名以上の団体割引料金は1,080円) 高校生・大学生800円(20名以上の団体割引料金は720円)
  • 常設展との共通券
    大人1,680円(20名以上の団体割引料金は1,620円) 高校生・大学生1,120円(20名以上の団体割引料金は1,080円)

※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

※本展は大阪市内在住の65歳以上の方も大人料金が必要です。なお、常設展示は無料です(要証明証提示)。

6 展示作品数

約200件

7 主催

大阪歴史博物館、産経新聞社、文化庁

8 後援

サンケイスポーツ、夕刊フジ、サンケイリビング新聞社、ラジオ大阪、関西テレビ放送

取材について

取材をご希望の場合は、事前に下記担当までご連絡ください。

 (連絡先)大阪歴史博物館 学芸課 内藤直子

  電話:06-6946-5728 ファックス:06-6946-2662

おもな展示資料

1 粟穂図大小揃金具(あわほずだいしょうそろいかなぐ)  荒木東明(あらきとうめい)作 江戸時代(19世紀) 光村利藻旧蔵 個人蔵

 荒木東明(1817年~1870年)は、たわわに実る粟穂の粒を表す彫金方法を考案したことで名高い、幕末の京金工です。東明は多数の粟穂の作品を残していますが、この作品は赤銅地(しゃくどうじ)の漆黒に金の粟穂が鮮やかに映える、東明を代表する傑作です。

粟穂図大小揃金具(あわほずだいしょうそろいかなぐ)

2 刀 初代月山貞一(がっさんさだかず)作 明治38年(1905年) 光村利藻旧蔵 根津美術館蔵

 阪神間を活動拠点とした光村は、地元大阪の刀工、月山貞一(1836年~1918年)を引き立て、多くの作品を依頼しました。この刀は日露戦争で旅順が陥落した際の記念の刀として光村から注文を受けて製作したものです。光村の好みだったのか、濃密で華やかな刀身彫刻が表裏に施されています。

刀

3 重要文化財 聖衆来迎図大小揃金具(しょうじゅらいごうずだいしょうそろいかなぐ) 後藤一乗(ごとういちじょう)作 文政7年~8年(1824年~1825年) 個人蔵

 40年ぶりの一般公開となる京金工・後藤一乗(1791年~1876年)の代表作品で、赤く発色する銅地に金の菩薩を配した鮮やかな刀装具です。近江商人を出自とする京都の豪商・中井武成の注文で作られ、明治時代にも同家にありましたが、光村は自身が刊行する豪華本「鏨廼花」の第1巻の巻頭を飾る作品にこの作品を選びました。自らのコレクションよりも他家の名品の掲載を優先するところに、光村の見識が表れています。

重要文化財 聖衆来迎図大小揃金具(しょうじゅらいごうずだいしょうそろいかなぐ)

4 波葦蒔絵合口拵(なみあしまきえあいくちごしらえ) 加納夏雄(かのうなつお)・柴田是真(しばたぜしん)合作 江戸時代(19世紀) 光村利藻旧蔵 根津美術館蔵

 柄(つか)を砂浜、鞘(さや)を海に見立て、目貫(めぬき)で岩場にひそむ蟹を表し、青海波塗り(せいがいはぬり)で海原を表した拵。幕末明治の金工・加納夏雄(1828年~1898年)と漆工・柴田是真(1807年~1891年)の両雄による贅沢な合作です。
波葦蒔絵合口拵(なみあしまきえあいくちごしらえ)

5 呂洞賓図小柄(りょどうひんずこづか) 塚田秀鏡(つかだしゅうきょう)作 明治30年代 光村利藻旧蔵 根津美術館蔵

 銘に「應光村利藻君之需 眞雄斎秀鏡(金印)」とあり、光村の注文により塚田秀鏡(1848年~1918年)が製作した品。光村の注文作には名画に依拠した物が多く、本作品も室町時代の水墨画「呂洞賓図(雪村(せっそん)筆)」を金属で再現させた意欲作です。姿形や構図は雪村画に忠実ですが、男の顔を赤らめるのは作者秀鏡の創意でしょう。
呂洞賓図小柄(りょどうひんずこづか)

関連行事

1 講演会「光村利藻が残したもの―美術品としての刀装具“発見”」

  • 日時 平成30年2月11日(日曜日・祝日) 午後2時から午後3時30分まで(受付は午後1時30分から)
  • 講師 内藤直子(大阪歴史博物館学芸員)
  • 会場 大阪歴史博物館 4階講堂
  • 参加方法 当日先着順(250名)
  • 参加費 300円(特別展の観覧券もしくは半券提示の方は無料)

2 ギャラリートーク

  • 日時 平成30年2月23日(金曜日) 午後6時30分から(約1時間)
  • 担当 内藤直子(大阪歴史博物館学芸員)
  • 会場 大阪歴史博物館 6階特別展示室
  • 参加費 無料(但し入場には特別展観覧券が必要)
  • 参加方法 当日直接会場へお越しください。

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