ページの先頭です

報道発表資料 本町幹線下水管渠築造工事の工事再開について

2017年5月19日

ページ番号:399648

問合せ先:建設局 西部方面管理事務所 管理課(06‐6567‐6491)

平成29年5月19日 14時発表

 中央区本町橋4番地先にて施工中であったシールド工事(トンネル工事)について、平成29年1月20日(金曜日)19時15分頃に発生しました出水事故により工事を中止していましたが、この度、事故原因の特定及び対応策の検討を行いました。

 その結果、平成29年5月22日(月曜日)より工事を再開することとなりましたのでお知らせします。

 事故により市民の皆様には多大なご迷惑、ご心配をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。今後は事故の再発防止に努めるとともに安全管理を徹底してまいります。

1.発生場所

2.経過

  • 平成29年1月20日(金曜日)から平成29年1月22日(日曜日)まで

午後7時15分頃にシールド工事の出水事故を原因とする道路陥没が発生したため、道路の通行止めを実施。現場周辺で発見された空洞部分の埋め戻し作業を実施。

  • 平成29年1月24日(火曜日)から平成29年1月29日(日曜日)まで

陥没箇所周辺の道路の地下の空洞調査(※1)を開始し、空洞の疑いのある箇所については、埋め戻しや空隙充填等の適切な処置を実施。

  • 平成29年1月26日(木曜日)から平成29年1月30日(月曜日)まで

陥没箇所の西側に位置する公園の地下の空洞調査を開始し、空洞の疑いのある箇所については、埋め戻しや空隙充填等の適切な処置を実施。

  • 平成29年2月2日(木曜日)

所轄警察署及び道路管理者との協議により道路の通行止めを解除。

  • 平成29年3月22日(水曜日)

事故原因特定のための現地調査や再発防止策の検討を行い、外部有識者が参加する技術会議を開催し、学術的な意見を聴取した。

  • 平成29年3月27日(月曜日)

請負工事における安全対策を図るため、事故防止等に関する審議を目的として建設局安全対策委員会を開催し、事故の発生原因及び対応策についての安全性が確認された為、工事再開を決定。

  • 平成29年4月17日(月曜日)から平成29年5月11日(木曜日)まで

工事再開に向けて、各施設管理者及び関係先との協議を実施。

  • 平成29年5月22日(月曜日)

工事の再開

3 事故の発生原因と対応策

 今回の事故は、シールドマシンの立坑(※2)発進部において、鏡切り(※3)の作業中に地下水が出水し、立坑内に土砂が流れ込んだために道路陥没が発生しました。

 シールドマシンの発進にあたっては、地中にセメント系硬化剤を高圧で注入し、撹拌しながら地盤を改良する高圧噴射撹拌工法(※4)により地盤改良を行っておりましたが、上町断層の地層が急変していることによる硬質粘性土層及び地中障害物の存在、位置について、事前調査で十分に把握できていなかったことにより、地盤改良が不十分となったことが判明いたしました。

 これにより、鏡切りを行った際に地盤改良が不十分な箇所から地下水が出水したものと考えられます。

 これらの原因を踏まえ、地層の変化や障害物に影響を受けない新たな工法(凍結工法(※5))で地盤改良を行い、安全性を確認したうえで、シールドマシンを発進する予定です。

4 再発防止に向けた取り組みについて

 今後、同様のシールド工事の設計及び施工管理にあたっては、上町断層のように地層が急変している恐れのある地域では、その影響を考慮すること、地中障害物等の調査を十分に行うことを徹底いたします。

 その上で、工事実施にあたり、異常出水や周辺地盤の変状など道路陥没等の事故発生が予見される場合には、発注者・受注者及び設計コンサルタントによる技術会議を開催し、必要に応じて外部有識者(専門家)の見解も踏まえたうえで、慎重に対応を検討し、安全に十分配慮するよう努めてまいります。

(※1)空洞調査とは

地上レーダー探査機とボーリングマシン(削孔機械)を使用して、地下の空洞を探査すること。地上レーダー探査機で比較的浅い部分(地上1メートルから1.5メートルくらいまで)の調査を行い、それより深い部分については、ボーリングマシンを使用する。

(※2)立坑とは

シールドマシンが発進するために所定の深さまで掘った縦穴のこと。

(※3)鏡切りとは

シールドマシンが発進する際に、立坑の側面に開口部を設けること。

(※4)高圧噴射攪拌工法とは

地中に削孔したロッドの先端からセメント系硬化剤を高圧で噴射し、回転しながら土と硬化剤を撹拌・混合して地盤を強化する方法。

(※5)凍結工法とは

地中に埋設した凍結管に冷却液を送り込み周辺地盤を凍結させ、地盤の止水性と安全性を高める方法。地中の水を凍結し改良体を造成するため、地層の変化に左右されず、強度の優れた地盤を作ることができる。

【参考】過去の報道発表資料

探している情報が見つからない