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報道発表資料 第32回大阪市ハウジングデザイン賞受賞住宅が決定しました ~ シンポジウムにて表彰式を行います ~

2018年12月11日

ページ番号:453483

本件については、平成30年12月11日17時15分に一部訂正しております。別途訂正発表をご参照ください。

問合せ先:都市整備局企画部住宅政策課民間住宅助成グループ(06-6208-9218)

平成30年12月11日 14時発表

 大阪市は、第32回大阪市ハウジングデザイン賞の受賞住宅を決定しました。平成31年2月10日(日曜日)13時30分から大阪市立住まい情報センター3階ホールで開催する「第6回大阪市ハウジングデザインシンポジウム」において、表彰式を行います。

 今年度は、平成30年6月20日から7月20日まで、市民の皆様や住宅供給に携わる方々からの推薦を募集したところ(平成30年5月30日付報道発表参照)、216通の応募が寄せられ、対象住宅68件を第32回大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議において意見を聴取し審査しました結果、大阪市ハウジングデザイン賞に東住吉区の「Fu-Riu East,West」の1住宅、大阪市ハウジングデザイン賞特別賞に浪速区の「新桜川ビル」の1住宅、合計2住宅を決定しました。

 大阪市ハウジングデザイン賞は、魅力ある良質な都市型集合住宅の供給、既存ストックの有効活用や、良好な維持管理を行う住宅の普及を促進するとともに、広く市民の方々や住宅供給に携わる人々の住宅に対する関心を高めていただくことを目的として、昭和62年度から実施しています。毎年、優れた民間集合住宅を表彰し、受賞住宅には大阪市ハウジングデザイン賞の銘板を取り付けています。

 これまでの受賞作品はホームページ(大阪市ハウジングデザイン賞について)からご覧いただけます。

第32回大阪市ハウジングデザイン賞

総評

 今回で第32回を迎える大阪市ハウジングデザイン賞の募集に対して、216件の応募があった。昨年同様、本年も新築分譲集合住宅の応募が多数を占めたが、新築分譲集合住宅は、相変わらず安定的、標準的なモデルの適用が目立ち、挑戦的な試みはほとんど見られなかった。これに対して、賃貸集合住宅の新築・建替や改修事例では、多様で挑戦的な試みが多数認められた。

  さて、本年度の大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議では、書類審査、現地審査を経て、多面的な視点から委員相互の議論を重ね、ハウジングデザイン賞、ハウジングデザイン賞特別賞をそれぞれ1件、計2件を選定した。

 ハウジングデザイン賞に選定した住宅は、大家さんの住宅に近接し、そのご子息が他の入居者と一緒に居住されている、外断熱された3階建住棟2棟から成る賃貸住宅団地である。ゆったりとした風通しのよい4面採光の住戸、道路や緑豊かな団地内の中庭とつながる開放的な共用空間が入居者の参加を経て計画され、地域に溶け込んだ居心地の良い空間が創り出されている。

 一方、ハウジングデザイン賞特別賞に選定した住宅は、約60年前に大阪府住宅協会によって建設された併存住宅の改修である。通りに面して円弧を描く特徴的な外観を継承しながら、設備インフラを含めた改修が行われており、かつての近代建築の材料、仕上げ、意匠に現代的価値を再発見しつつ、若いジェネレーションのニーズに応えている。

 これらは、いずれも、大阪市ハウジングデザイン賞の理念である、住宅とまちとの関係を重視した都市型集合住宅のモデルとして高く評価できる。次年度以降もこうした取り組みが展開していくことを期待したい。

(選考有識者会議委員長・髙田 光雄)

大阪市ハウジングデザイン賞受賞住宅

Fu-Riu East,West(賃貸)
Fu-Riu East,Westの外観

所在地:東住吉区鷹合4丁目
事業者:寺本 弘
設計者:青砥建築設計事務所
施工者:株式会社新宅工務店
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上3階、14戸

 「ゆとりのある敷地にオーナー住戸がある」これは良質な賃貸住宅を予感させる条件であるが、Fu-Riu East,Westはその条件を活かし、かつ、それ以上に豊かな住環境を創出していた。秋晴れの爽やかな午後、Fu-Riu East,Westに近づくと、勾配屋根のコンパクトな3階建て住宅2棟と、緑が少ない地域に中庭の木々が目に入ってきた。玄関扉を開けると、緩やかにカーブした小径が南北の通り庭となり、木陰には木のベンチがある。住戸は60平方メートル台から170平方メートルが計14戸、賃貸でありながら外断熱工法とし、4面採光と風通しも実現しているが、家賃は自主管理ゆえに抑えられている。各戸へは中庭から直接アプローチし、ほどよい住棟間が人の気配を感じさせる。オーナーは収益目的の賃貸とは一線を画し、人々の暮らしの集合に彩られた都市型住宅にこだわり、その思いが住戸にも共用空間にも垣間見える。分棟型プランはまちなみへの配慮と同時に相続も考慮されたそうだが、オーナーはFu-Riu East,Westが長く住み継がれ、良質な住環境の継承を何より願ってのことであろう。心地よい住まいであることは入居者の様子からも窺え、満場一致で本賞に選ばれた。

(選考有識者会議委員・大谷 由紀子)

大阪市ハウジングデザイン賞特別賞受賞住宅

新桜川ビル(賃貸)
新桜川ビルの外観

所在地:浪速区桜川3丁目
事業者:丸二商事株式会社
設計・施工者:株式会社アートアンドクラフト
構造・規模:鉄骨鉄筋コンクリート造、地上4階、12戸

 昭和34年(1959年)に大阪府住宅協会によって建設された併存住宅を現オーナーがリノベーションしたものである。1950年代には戦後の深刻な住宅不足に対応するため、住宅協会や日本住宅公団など公的組織による住宅建設が進められるが、都市においては土地の効率的な利用を目的に、店舗や事務所の上に住戸を乗せるいわゆる併存住宅が推奨された。新桜川ビルはそのひとつである。通りに面して大きく円弧を描く外観が特徴的で、円弧はそのまま各戸の平面形状にもなっている。今回のリノベーションでは、建物の寿命を延ばす躯体のメンテナンスとインフラの更新、記憶を伝えるオリジナルの意匠と材料の継承、室内をスケルトン化して再構成する引き算型の改修が、建物の魅力を最大限に引き出しているといえよう。リノベーションの成功は、この建物のユニークで魅力的な形状と交通至便な立地、戦後住宅政策の遺産という歴史によるところが大きいものの、その手法は他のストック住宅においても有効である。都市大阪ならではの住宅再生モデルとして特別賞に相応しいとの評価を得た。

(選考有識者会議委員・中嶋 節子)

第6回大阪市ハウジングデザインシンポジウム 「わがこと意識で命を守る住まいの備え」開催概要

日時

平成31年2月10日(日曜日) 13時30分から17時(13時開場)

場所

大阪市立住まい情報センター 3階ホール(大阪市北区天神橋6-4-20

(最寄駅)

  • Osaka Metro谷町線・堺筋線「天神橋筋六丁目」3号出口
  • JR環状線「天満」から北へ650メートル

電話 06-6242-1160

次第

13時30分 開会

【表彰式】 第32回大阪市ハウジングデザイン賞賞状贈呈/講評/受賞住宅紹介
【記念講演】 「想定外」は想定内?日ごろの危機管理は「わがこと意識」から
木村 玲欧 氏 (兵庫県立大学環境人間学部 准教授)

【パネルディスカッション】 わがこと意識で命を守る住まいの備え

  • コーディネーター
    髙田 光雄 氏 (京都美術工芸大学教授、京都大学名誉教授、大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議委員長)
  • コメンテーター
    木村 玲欧 氏 (兵庫県立大学環境人間学部 准教授)
  • パネリスト
    荒木 公樹 氏 (公益社団法人大阪府建築士会 建築相談委員会代表)
    小幡 賢治 氏 (CFP(R)ファイナンシャル・プランナー)
    鈴森 素子 氏 (NPO法人住宅長期保証支援センター 理事長) 
    辻岡 信也 氏 (針原辻岡法律事務所 弁護士)
    朝田 佐代子 氏 (大阪市立住まい情報センター 相談担当係長)

17時 閉会

参加募集

  • 参加費:無料
  • 定員:100名 (注)応募多数の場合は先着順 
  • 応募方法
    はがきに郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号をご記入いただき、申込先まで送付してください。
    ファックス(06-6354-8601)で送付いただいても結構です。
  • ホームページからも申込できます。
     https://www.sumai-machi-net.com/event/portal/event/33336別ウィンドウで開く

申込先・問合せ先

  • 〒530-8582
    大阪市北区天神橋筋6丁目4番20号
    大阪市立住まい情報センター4階
    住情報プラザ「第6回大阪市ハウジングデザインシンポジウム(2/10)」係
  • 電話 06-6242-1160
    ファックス 06-6354-8601
  • 開館時間
    平日・土曜日 10時から19時
    日曜日 10時から17時
  • 休館日
    火曜日  (祝日の場合は翌日)
    祝日の翌日(日曜日、月曜日の場合を除く)
    年末年始(12月29日から1月3日)

主催

大阪市/大阪市立住まい情報センター

協力

大阪市マンション管理支援機構

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