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第五回「三好達治賞」受賞者が決定しました
問合せ先:ゆとりとみどり振興局文化部文化振興担当(06-6615-6278)
平成22年2月28日 18時発表
大阪市は、平成22年2月28日(日)、第五回「三好達治賞」選考委員会(委員長 杉山平一氏)を開催し、同賞の受賞者を決定しました。
受賞者は、長田 弘(おさだ ひろし)さん。
受賞作品は、『世界はうつくしいと』(せかいはうつくしいと)です。
なお、受賞者には、正賞として賞状が、副賞として賞金100万円と福井県特産品が贈られ、受賞詩集の一部が文藝春秋社「文學界」に掲載される予定です。
贈呈式は、平成22年4月3日(土)に大阪市公館で行う予定です。
「三好達治賞」は、大阪で生まれ育った昭和を代表する詩人「三好達治」を顕彰し、併せて詩を通じ豊かな芸術文化の意識高揚を図ることを目的に、文学の振興のためにいただいた寄付などを原資として実施しています。美しく知的な日本語で綴られた詩集を発表した詩人に対して贈られるもので、選考委員は、杉山平一氏、新川和江氏、中村稔氏です。
なお、平成21年9月1日から12月1日の間で行った募集には、全国から176点が寄せられました。
〇第五回「三好達治賞」選考委員会
1 日時 平成22年2月28日(日)午後1時30分
2 場所 大阪市役所5階 中応接室
3 選考委員 杉山 平一(委員長)、新川 和江、中村 稔
〇選考結果
1 受賞作品
『世界はうつくしいと』(せかいはうつくしいと)(みすず書房)
2 受賞者
長田 弘(おさだ ひろし) (東京都杉並区在住・70歳)
・略歴・
1939年福島市に生まれる。1963年早稲田大学第一文学部卒業。1971-72年北米アイオワ大学国際創作プログラム客員詩人。
詩集『われら新鮮な旅人』(1965)『メランコリックな怪物』(73 / 79)『言葉殺人事件』(77)(以上、現代詩文庫、思潮社)『深呼吸の必要』(84)『食卓一期一会』(87)『世界は一冊の本』(94)(以上,晶文社)『黙されたことば』(みすず書房、97)『記憶のつくり方』(晶文社、98)『一日の終わりの詩集』(みすず書房、2000)『長田弘詩集』(自選、ハルキ文庫、03)『死者の贈り物』(みすず書房、03)『人はかつて樹だった』(みすず書房、06)『空と樹と』(詩画集、画・日高理恵子、エクリ、07)『幸いなるかな本を読む人』(毎日新聞社、08)。
エッセー『詩は友人を数える方法』(講談社文芸文庫、93)『定本 私の二十世紀書店』(99)『アメリカの61の風景』(04)『知恵の悲しみの時代』(06)(以上、みすず書房)『読書からはじまる』(NHKライブラリー、06)『本を愛しなさい』(みすず書房、07)『読むことは旅をすること-私の20世紀読書紀行』(平凡社、08)など。
・受賞歴・
1982年 毎日出版文化賞(『私の二十世紀書店』中央公論社)
1988年 桑原武夫学芸賞(『記憶のつくり方』晶文社)
2000年 講談社出版文化賞(『森の絵本』絵・荒井良二、講談社)
2009年 詩歌文学館賞(『幸いなるかな本を読む人』毎日新聞社)
など
・受賞者のコメント・
複雑さを深く包みこむ、すぐれて簡潔な詩のことばのあり方を、三好達治は現代の日本語に遺した詩人でした。その忘れがたい詩人の名を冠する賞を、このたび受けることをたいへんうれしく思います。
3 選考理由
最終候補作品となった五冊の詩集はそれぞれ感銘ふかい詩集であったが、とりわけ、高橋睦郎『永遠まで』長田弘『世界はうつくしいと』が卓越した詩集として最終的に討議の対象となった。その結果、高橋さんの詩集は死および死者に関するふかい思索と重厚な表現があるが、長田さんの詩集は平易で明晰でありながら、開放的な知性と感性にあふれている点で、三好達治賞にふさわしいという結論に達したものである。
4 最終候補詩集(詩集名/著者/出版社・著者50音順・敬称略)
光は灰のように/有田 忠郎/書肆山田
世界はうつくしいと/長田 弘/みすず書房
あさって歯医者さんに行こう/高橋 順子/デコ
永遠まで/高橋 睦郎/思潮社
森へ行く道/山本 楡美子/書肆山田
参考資料
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第五回「三好達治賞」の概要