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田島の地車(田島地車保存会)

2019年1月18日

ページ番号:135

純金の注連縄を纏う豪華な地車

田島の地車1

 古くはこの付近に今川と平野川が流れ、その合流点付近に位置し、付近一帯が田んぼであったことから田島村と呼ばれるようになったと言われています。明治22年に生野村の一部となり、氏神の天神社は明治42年に田島神社と改称されました。
 現在の地車は2代目で、明治32年頃に制作されたものを大正5年に深江新家村から購入しました。その後、曳行でできた傷や歪みを直す大改修を昭和12、28、50年におこなっていますが、明治の姿をそのまま受け継いでいます。
 立体感、躍動感に満ち溢れる彫物を邪魔せぬよう、飾りつけの幕は小さくし、屋根下を囲む純金仕上げの注連縄が地車に豪華さを添えています。
 平成17年夏、念願の大修復が完成して大阪型として伝統を維持しつつ、明治の面影を残して祭礼に地域氏子の皆さんに賞賛を浴びています。

独特の囃子と名人作の鉦の音

田島の地車2



 祭りを盛り上げるお囃子は田島独特のもので、停止中の音楽のほか、デコボコ道や橋、狭い道、回転、バックなど、動きや場所により様々な曲があります。
 田島の鉦は名人により作られ「三里四方に届く」と言われるほどすばらしいものですが、普段は大切に保管されているため、お祭りがその音色を聞く貴重なチャンスです。

田島のハッピ
地車データ
所在地大阪市生野区田島3-5-34(田島神社境内)
宮入神社田島神社
責任者田中 康博
曳行日7月第3土日
サイズ幅  220cm
長さ 400cm
高さ 330cm

重量 2000kg

制作者住吉の大佐(川崎佐兵衛氏)

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