ページの先頭です
メニューの終端です。

市政モニターアンケート「近代美術館のあり方について」の結果

[2010年2月19日]

【本報告書の内容について】大阪市立近代美術館建設準備室(06-6615-0654) 【市政モニターアンケート全般について】情報公開室 広聴担当(06-6208-7331)

1.調査の目的

 大阪市では、平成10年に作成した「大阪市立近代美術館(仮称)基本計画」を見直し、市税の投入を最小限に抑える仕組みをつくり、市民の方々の理解を得ることができる整備計画案を作成することとしています。

 平成215月には外部の有識者による「近代美術館あり方検討委員会」を設置し、以降数度にわたって機能や役割など近代美術館のあり方について検討を重ねていただき、平成221月に提言をいただいたところです。

 今回のアンケートは、美術館に対する意識や現在の近代美術館(仮称)心斎橋展示室に関する施策の認知度、あるいは近代美術館整備の今後の方向性等に関して、市民の方々や市内に通勤・通学されている方々にご意見をいただき、今後の整備計画案作成等の参考にするために実施しました。

2.調査項目

 市政モニター600人に対し、平成21年10月30日に質問書を送付し、提出期限を11月12日として回答を求めたところ、503人から回答があった。回答者の内訳は、男性250人、女性253人で、回答率は83.8%であった。

 

1)美術館等について(問1~9)

2)大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室について(問1014

3)近代美術館の整備について(問1520

4)その他(問21

3.調査の主な結果

(1)美術館等について

  • 美術への関心についてたずねたところ、「大いに関心を持っている」(24.7%)、「関心を持っている」(43.9%)を合わせた割合は68.6%となり、7割弱の方が関心を持っている事が分かった。「関心はない」は7.6%と1割に満たなかった。
  • この1年間における美術館の利用についてたずねたところ、「ない」(50.7%)が「ある」(48.5%)を若干上回った。
  • 魅力ある美術館として必要なことをたずねたところ、「有名な美術品を展示する、又は有名な美術館のコレクション展を開催する」(54.1%)が最も高く、過半数にのぼった。次いで高かったのは「作品の理解を助ける分かりやすい解説板などを増やす」(42.7%)であり、上位には美術品に直接関連する事項があげられた。

(2)大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室について

  • 心斎橋展示室の認知度をたずねたところ、「心斎橋に展示室があることを知っており、実際に行ったこともある」(9.5%)、「心斎橋に展示室があることは知っていたが、実際に行ったことはない」(18.7%)を合わせた割合は28.2%であり、認知度としては3割弱であった。
  • 心斎橋展示室を知らなかった方へ、その理由をたずねたところ、「近代美術館には関心があったが、それに関するパンフレットやちらしなどを目にすることはなかったから」(39.3%)が最も高く4割近くを占めた。次いで「近代美術館というものに全く関心がなかったから」(27.5%)が高かった。

(3)近代美術館の整備について

  • 近代美術館整備計画の認知度をたずねたところ、「知っていた」が26.4%、「知らなかった」が72.6%と、認知度は低い状況であった。
  • 今後の整備についてたずねたところ、「整備を進めていくべきである」が25.2%、「どちらかと言えば、整備を進めていくべきである」が24.5%であったのに対して、「整備するべきではない」が11.1%、「どちらかと言えば、整備するべきではない」が7.8%であった。

(4)その他【自由意見:あなたが考える理想の(近代)美術館とはどのようなものですか】

  • 展示について

   解説を分かりやすくする等、展示方法に工夫がある  32件

   有名・無名を問わず、幅広いジャンルの作品を展示している  23件

   人気・価値のある魅力的な作品を展示して  20件

  • 運営について

   入館料が安い(無料)、割引制度がある  52件

   魅力的なイベント・企画がある  31件

   市民・企業の協力がある  20件

  • 建物・設備について

   建物(外観)・空間に魅力がある  35件

   カフェ・レストランが充実している  28件

   休憩スペースがある、椅子・ベンチが充実している  12件

  • アクセス・周辺環境について

   アクセス・立地が良い  17件

   周辺環境に魅力がある  9件

  • その他

   身近に感じられる、気軽に立ち寄れるもの  70件

   寛ぎ・癒しを感じられるもの  21件

   多くの人に受け入れられるもの  19件

4.調査結果を受けて

 アンケートにお答えいただいた方のうち、7割弱の方が美術に関心をお持ちで、また半数近くの方が、この1年間に美術館へ行かれたことがあることがわかりました。

 しかしながら、大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室を実際に利用したことのある方は全体の9.5%に留まり、実際に行ったことはないが知っているという方の18.7%を加えても、心斎橋展示室の認知度は3割弱であり、あまり知られていないことがわかりました。

 また、近代美術館コレクション展については、『佐伯祐三展/近代美術館コレクション展』へ68.8%、『佐伯祐三とパリの夢』へ45.8%の方が来場したことがあると回答し、近代美術館建設準備室の所蔵品や活動について知っていることに対しては、28.8%の方が「詳しい内容は知らないが、多くのコレクションを持っていること」と回答するなど、近代美術館建設準備室が所蔵する優れたコレクションを観てみたいという市民の要請があることが判りました。一方で、所蔵品や活動を「知らない」と答えた方も51.1%のいることから、今後は、より積極的にコレクションを公開していくとともに、コレクションの周知に努めていかなければならないと考えております。

 なお、近代美術館の整備については、「整備を進めていくべきである」が25.2%、「どちらかと言えば、整備を進めていくべきである」が24.5%、合計49.7%の方が整備を進めるべきだと回答されていて、「わからない、どちらとも言えない」は22.1%でした。なお、「整備をするべきではない」は11.1%、「どちらかと言えば、整備するべきではない」は7.8%であり、合計18.9%でした。

 この問いに答えるにあたって重視した点について複数回答で尋ねたところ、「価値ある所蔵品を展示・保存する必要があるから」が28.0%、「芸術家の育成や地域の文化活動の活性化等に繋がる」が25.2%、「大阪のイメージや中之島の魅力が増すとともに周辺経済を活性化する」が21.3%などとなっており、これらのご意見は近代美術館を整備すべきという回答をいただいた理由と考えられます。一方で、「大阪市の財政状況が厳しいので他の政策を優先すべき」が29.2%あり、これは他施策に先んじて多額の整備費をかけることへの懸念と考えられることから、市税の投入をできる限り抑えなければ市民のご理解は得られないと、改めて認識したところです。

 本市では、今回いただいた貴重なご意見や、近代美術館あり方検討委員会からの提言、市会等における議論を踏まえて、市民の貴重な財産である近代美術館建設準備室の所蔵品を、整った環境で恒常的に皆さまにご覧いただける環境を整えるため、市税の投入を最小限に抑える仕組みづくりを含めた、市民の方々の理解を得られる整備計画の作成に努めてまいります。

5.報告書

報告書「近代美術館のあり方について」

Adobe ReaderPDFファイルの閲覧には Adobe Reader が必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Adobe 社のサイトから Adobe Reader をダウンロード(無償)してください。

このページの作成者・問合せ先

大阪市情報公開室市民情報部広聴担当

住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所1階)

電話: 06-6208-7331 ファックス: 06-6206-9999

メール送信フォーム

[ページの先頭へ戻る]