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荷物を運ぶ剣先船

2011年4月4日

ページ番号:651

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  江戸時代には、旧大和川・寝屋川・楠根川・恩智川・根駒川平野川などの川に「剣先船」と呼ばれる船が活躍しました。
船は長さ22メートル・幅2メートル・深さ0.5メートルほどの大きさで、船の先端部が剣のようにとがっているところから「剣先」という名前がつけられたといわれています。
剣先船には「古剣先船」「新剣先船」「在郷剣先船」の3種類がありました。古剣先船は大和河内の物資を運搬する川船として運行していたものが大坂町奉行所により正式に認可を受けたもので210隻あまりがありました。新剣先船は延宝2年(1674年)大坂天満3丁目の尼崎又右エ門が100隻を新造し、大坂町奉行所より認可を受けたもので、古剣先船と同じ物資運搬用の船です。これに対し、在郷剣先船は物資運搬用ではなく、村人たちの足として使われたもので、旧大和川筋下流の諸村を結ぶ渡し船として用いられました。最初は負担もなく、認可も受けていませんでしたので、延宝8年(1680年)運行を停止されましたが、洪水などがおこると近隣の村々でも困ることが多かったので、改めて、貞享元年(1684年)に「古来より持ち来り候村むらのため」として河内23か村に対して認可されました。

 

荷物を運ぶ剣先船の絵

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