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ダイオキシン類環境調査

2023年7月25日

ページ番号:112889

 大阪市では、平成12年度よりダイオキシン類対策特別措置法第26条に基づき大気・水質(水底の底質を含む)及び土壌等について、ダイオキシン類濃度を把握するための調査を行っています。

 ダイオキシン類に係る環境基準については、次のとおり定められています。

ダイオキシン類に係る環境基準

  • 大気  0.6pg-TEQ/ⅿ3以下(年間平均値)
  • 水質(地下水質を含む)  1pg-TEQ/L以下(年間平均値)
  • 底質  150pg-TEQ/g以下
  • 土壌  1,000pg-TEQ/g以下(調査指標値:250pg-TEQ/g)

調査の概要(令和4年度)

ダイオキシン類の環境調査結果概要

 大気、水質、地下水質及び土壌の全ての調査地点で環境基準を達成しましたが、底質では一部の河川において環境基準を超過していました。

令和4年度 ダイオキシン類環境調査結果

項 目

調査地点数

環境基準超過地点数

濃度範囲

市内平均値

環境基準値

大 気

3地点

0地点

0.037~0.044 pg-TEQ/m3(注1)

0.039 pg-TEQ/m3

0.6 pg-TEQ/m3以下

(年間平均値)

公共用水域

水質

河川

21地点

0地点

0.082~0.99 pg-TEQ/L(注1)

0.28 pg-TEQ/L

1 pg-TEQ/L以下

(年間平均値)

海域

2地点

0地点

0.070~0.084 pg-TEQ/L

0.077 pg-TEQ/L

底質

河川

21地点

1地点

0.72~270 pg-TEQ/g

47 pg-TEQ/g

150 pg-TEQ/g以下

海域

2地点

0地点

17~24 pg-TEQ/g

21 pg-TEQ/g

地下水質

1地点

0地点

0.034 pg-TEQ/L

0.034 pg-TEQ/L

1 pg-TEQ/L以下

(年間平均値)

土壌

2地点

0地点

0.25~0.50 pg-TEQ/g

0.38 pg-TEQ/g

1,000 pg-TEQ/g以下

(注1)濃度範囲は、各地点における年間平均値の最小値から最大値です。

大気

 ダイオキシン類大気環境調査については、市内3地点で年2回実施しており、調査地点は次のとおりです。

大気の測定地点図
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大気の測定地点

  1. 平尾小学校(大正区)
  2. 淀中学校(西淀川区)
  3. 摂陽中学校(平野区)

水質(水底の底質を含む)

 ダイオキシン類水質環境調査については、市内23地点で年1~4回、底質環境調査は同じく市内23地点で年1回実施しており、調査地点は次のとおりです。

水質と水底の底質の測定地点図

水質と水底の底質の測定地点

  1. 桜宮橋(大川)
  2. 天神橋〔右〕(堂島川)
  3. 天神橋〔左〕(土佐堀川)
  4. 大黒橋(道頓堀川)
  5. 北港大橋下流700メートル(正蓮寺川)
  6. 春日出橋(六軒家川)
  7. 天保山渡(安治川)
  8. 甚兵衛渡(尻無川)
  9. 千本松渡(木津川)
  10. 船町渡(木津川運河)
  11. 城見橋(平野川)
  12. 天王田大橋(平野川分水路)
  13. 徳栄橋(古川) 底質は中茶屋橋で採取しています。
  14. 住之江大橋下流1100メートル(住吉川)
  15. 南弁天橋(平野川)
  16. 本町橋(東横堀川)
  17. 下城見橋(第二寝屋川)
  18. 今津橋(寝屋川)
  19. 京橋(寝屋川)
  20. 小松橋(神崎川)
  21. 千船橋(神崎川)
  22. 大阪港関門外(海域)(注2)
  23. 南港(海域)(注2)
  24. 神崎川河口中央(海域)(注2)
  25. 淀川河口中央(海域)(注2)
  26. 木津川河口中央(海域)(注2)
  27. No.5ブイ跡(海域)(注2)

(注2)No.22,23,24,25,26,27;海域調査地点(6地点)は、平成28年度から3年に1度の頻度で採水及び採泥を実施する地点です。(なお、令和4年度は、大阪港関門外及びNo.5ブイ跡で採水・採泥を実施)

地下水質

 ダイオキシン類地下水質環境調査については、市内1地点で実施しております。令和4年度の調査地点は次のとおりです。
地下水質の測定地点図
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地下水質の測定地点(令和4年度)

  1. 東淀川区小松

土壌

 ダイオキシン類土壌環境調査については、市内2地点で実施しております。令和4年度の調査地点は次のとおりです。
土壌の測定地点図
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土壌の測定地点(令和4年度)

  1. 長居小学校(住吉区)
  2. 越中公園(中央区)

各年度調査結果

用語の解説

 1. ダイオキシン類

 ダイオキシン類とは、ポリ塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)及びコプラナーポリ塩化ビフェニル(コプラナーPCB)の総称であり、化学物質の合成過程、燃焼過程などで非意図的に生成される。PCDDには75種類、PCDFには135種類、コプラナーPCBには10数種の異性体が存在する。(このうち、毒性があるとされているのはPCDDで7種類、PCDFで10種類、コプラナーPCBで12種類の計29種類)

 

 2 . 毒性等量(TEQ

 ダイオキシン類は種類が多く、毒性の強さがそれぞれ異なる。このため、ダイオキシン類による毒性の強さを表す方法とし て、最も毒性の強い2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)を基準にした濃度に換算することが一般的に行われる。
 換算方法は、それぞれのダイオキシン類の検出濃度に2,3,7,8-TCDDを基準にした係数(毒性等価ファクター:TEF)を乗じ、その合計値を求める。なお、2,3,7,8-TCDDの係数は1としている。

 

 3 . 単位の説明

 ピコグラム(pg):1兆分の1gを表す単位

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住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルO’s棟南館5階

電話:06-6615-7981

ファックス:06-6615-7949

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