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重要文化財「多聞櫓・千貫櫓・焔硝蔵」の内部を長期特別公開します!

[2015年12月9日]

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重要文化財「多聞櫓・千貫櫓・焔硝蔵」の内部を長期特別公開します!

 大河ドラマ「真田丸」の放映を来年に控え、ますます注目を集める大阪城では、より多くの市民及びビジターの方々に大阪城の魅力を発見していただくため、これまで年に数日しか公開されなかった重要文化財指定の古建造物の一部を、長期にわたって特別公開いたします。

 「大坂の陣」ののち、大坂城は徳川幕府による再築工事によって築き直されました。以来、火災や戦火をくぐり抜けて現在に至った古建造物の中から、今回は「多聞櫓(たもんやぐら)・千貫櫓(せんがんやぐら)・焔硝蔵(えんしょうぐら)」の内部を、平成28年1月9日(土曜日)から6月5日(日曜日)まで公開します。

 普段は外からしか見られない貴重な古建造物の内部をご観覧いただけるこの機会にぜひ、大阪城の魅力を体感してください。

長期特別公開の概要

1.日時

 平成28年1月9日(土曜日)から平成28年 6月5日(日曜日)まで 月曜日定休(月曜日が祝日の場合は翌日)

 ※西の丸庭園整備等により臨時休止する場合がございます。大阪城パークセンターホームページ別ウィンドウで開くにてご確認ください。

2.時間

 10時から16時30分まで (チケット販売終了15時30分 最終入場16時)

3.入場料

(1)櫓共通券(多聞櫓・千貫櫓・焔硝蔵、3棟分の入場料)

 大人(高校生以上) 700円

 小人(中学生以下) 300円

 ※未就学児、障がい者手帳等ご持参の方は無料

(2)セット券1,200円(3棟+大阪城天守閣入館料)

 大人(高校生以上) 1,200円

 ※大阪城天守閣の入場料は、大人600円 中学生以下、大阪市在住65歳以上の方(要証明)、障がい者手帳等ご持参の方は無料

4.チケット売り場

特別公開する重要文化財

1.多聞櫓(たもんやぐら)

 大手口桝形の石垣の上に建ち、二の丸への出入口となる大門を組み込んだ構造をしている。

 多聞櫓とは、塁上に築く細長い長屋状の櫓を指す形式の名称で、由来は、松永久秀(1510年~1577年)の居城である大和国の多聞城において、初めてこの形式の櫓が築かれたことによると言われている。

 大阪城の多聞櫓は寛永5年(1628年)に創建され、天明3年(1783年)に落雷で焼失したが、嘉永元年(1848年)に再建、昭和44年(1969年)に解体修理が行われ、現在に至っている。

 構造は、大門をまたいで東西方向に立つ渡櫓と、その東端部から直角に折れ曲がって南へ伸びる続櫓からなり、渡櫓には、板張りの部屋が3室続き、中央の部屋が一番広くて約70畳敷、両側の部屋は各々約50畳敷の大きさがある。続櫓には、西側(大手口に面した側)に銃眼を備えた笠石の並ぶ約2.7mの板張り廊下が真直ぐに伸び、その廊下に面して東側に9畳・12畳・15畳の部屋が合計6室並ぶ。

 なお、渡櫓には、大門の頭上に「槍落し」の装置があるが、これは敵の侵入に備えて設置されたもので、大門から進入しようとする敵を頭上から槍などを落として防御するためのものである。

  • 構造形式 矩折一重(一部楼門)、本瓦葺
  • 面積 710.25平方メートル
  • 重要文化財指定 昭和28年(1953年)6月13日
千貫櫓(左)・多聞櫓(右)

千貫櫓(左)・多聞櫓(右)

多聞櫓(内部)

多聞櫓(内部)

2.千貫櫓(せんがんやぐら)

 大阪城の大手口を守る重要な隅櫓の一つ。元和6年(1620年)に小堀政一(遠州)(※)の設計監督のもとで創建されたもので、昭和34年(1959年)から実施した解体修理の際、土台の木材から「御はしら立 元和六年九月十三日」の墨書が見つかり、この櫓の柱立式の日が明確となった。現存の大阪城公園内の古建造物の中で、乾櫓とともに最も古いものである。

 千貫櫓は、かつて大阪の地にあった本願寺を織田信長軍が攻めた時、本願寺のある隅櫓からの横矢に悩まされ、「銭千貫文出しても取りたい櫓だ」と言わせたことから、後にこの櫓を人々が千貫櫓と呼ぶようになったと伝えられており、後世の櫓にも同じ名が引き継がれている。

 内部は、1階・2階とも回廊の内側に4室ずつの天井板張りの部屋がある。

  • 構造形式 二重二階、本瓦葺
  • 面積

 1階 217.26平方メートル

 2階 162.95平方メートル

 延べ380.21平方メートル

  • 重要文化財指定 昭和28年(1953年)6月13日

※小堀政一(遠州)〈1579年~1647年〉

 江戸初期の大名、茶人。近江国の人。

 豊臣氏のちに徳川氏に仕え、作事奉行・伏見奉行などを歴任。

 遠江守であったので遠州と称した。茶道の遠州流の祖で、徳川家光の茶道師範。

 和歌・書・生花・建築・陶磁・造園にも秀でた。
千貫櫓(内部)

千貫櫓(内部)

3.焔硝蔵(えんしょうぐら)

 徳川幕府が、鉄砲や大砲に使用する焔硝(火薬)を保管した蔵で、現在の焔硝蔵は貞享2年(1685年)に建造されたもの。焔硝蔵はそれ以前にも城内に数か所あったが、青屋口にあった土蔵造りの焔硝蔵は万治3年(1660年)に落雷を受けて大爆発を起こし、また別の場所にあった半地下式の焔硝蔵も部材の腐食による建て直しがたびたびなされるなど、幕府は焔硝の有効な保管方法に苦慮していた。

 そうした課題を克服すべく、この焔硝蔵では耐火・耐久・防水に特に工夫がこらされ、床・壁・天井・梁(はり)をすべて花崗岩(かこうがん)とし、石壁の厚さは約2.4メートル、屋根の下は土で固められている。面積は約171.90平方メートル、高さは約5.4メートルで、こうした石造りの火薬庫はわが国では他に例がない。

  • 構造形式 石造一重寄棟造、本瓦葺
  • 面積 171.90平方メートル
  • 重要文化財指定 昭和 28年(1953年)6月13 日
焔硝蔵

焔硝蔵

問合せ先

 大阪城パークセンター

交通機関及び最寄り駅

  • 地下鉄谷町線:谷町四丁目駅(1号-B出口)、天満橋駅(3号出口)
  • 地下鉄中央線:谷町四丁目駅(9号出口)、森ノ宮駅(1号出口、3号-B出口)
  • 地下鉄長堀鶴見緑地線:大阪ビジネスパーク駅(1号出口)、森ノ宮駅(3号-B出口)
  • JR大阪環状線:大阪城公園駅、森ノ宮駅
  • JR東西線:大阪城北詰駅
  • 京阪電車:天満橋駅、京橋駅
  • 市バス:大手前、馬場町
  • 大阪水上バス:大阪城港、八軒家浜船着場
 ※いずれの駅からも徒歩約15分から20分
公園案内図

公園案内図

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