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第10号 摂食障がい 精神科医師 鄭 庸勝

2017年1月6日

ページ番号:5952

「摂食障がい」とは


「摂食障がい」とは、その名の示す様に、極端に食べることを制限したり(拒食)、むちゃ食い(過食)をしたり、というように食べることが普通にできなくなる状態です。単なるダイエットとは違い、強い「食べることの恐怖」や「体重や体型についての歪んだ認識」に基づくもので、自分の納得できる体重を維持するために、自分で無理やり吐いたり、下剤や利尿剤を不必要に使ったり、極端な運動を自分に課したりします。もともと、思春期や青年期の女性における」ストレスに関する代表的な疾患でしたが、最近は、小学生でも見られるようになってきており、低年齢化が問題になってきています。
大きく分けると、体重の減少の状態が著しい神経性食欲不振症とむちゃ食いの状態が著しい神経性過食症という診断名がその時の状態によってつけられます。同じ人が両方の状態を経験することが多いこともあり、二つの状態をまとめて摂食障がいと呼ぶことが一般的です。

ダイエットではありません


摂食障がいの発症には様々な要因が関連していると言われていますが、思春期という心理的に不安定な時期に、その人なりの挫折体験をきっかけに、混乱した自己像を修復しようとして極端な食行動が始まることが多いようです。やせていることに大きな価値が置かれている時代を背景に、食べないことは禁欲的で「がんばっている状態」と受けとられやすく、挫折体験を乗り越えるために、食べないことや低体重を維持することをがんばってしまうようです。また、それが破綻すると、虚しさを埋めるためにむちゃ食いが必要になるようです。もともと、まじめであまり問題がなかった人に起こることが多いため、まわりも異変に気付くことが遅れがちになります。単なる若い子に特有のダイエットと思われて、ひどい状態になるまで経過していることも多いようですので、早めに小児科医などの専門家に相談するのが良いでしょう。

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