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第9号 仮面うつ病 精神科医師 谷 宗英

2017年1月6日

ページ番号:5964

「仮面うつ病」とは


「仮面うつ病」とは、身体症状が前面にでて、精神症状が目立たないうつ病、身体症状という仮面をかぶったうつ病のことです。このため、患者さんはうつ病にもかかわらず、一般の医院や病院を受診しますが、検査をしても異常は認められません。

現実にあるケース


 「仮面うつ病」の現実にあるケースを紹介します。

[49歳 女性 主婦]
 夫が仕事で多忙のため、家事、子育てを一人で完璧にこなしてきたが、今春、下の子供が大学に合格し下宿するようになり、夫との二人暮らしとなった。最近、動悸、頭痛、肩こり、腰痛、便秘、頻尿などを訴え、友人から更年期障害ではないかと言われ、婦人科を受診。検査などを受けたが、特に異常はないと言われ、治療終了。最近、症状がさらに悪化し、家事をするのも少しおっくうになってきたため、別の友人から精神科を勧められて受診。「仮面うつ病」と診断される。軽い抗うつ薬を処方され、1ヶ月後にはおっくうさもなくなり、身体症状もほとんど消失し、以前のように元気な生活を送れるようになった。

 このように「仮面うつ病」では、検査で異常がなかったので治療が終了してしまったり、また、鎮痛剤や整腸剤などを漠然と処方され続けたりしてしまうこともあります。最近では、「神経からきている。」と説明し(ここでいう神経とは、心や精神的なものという意味です。)、精神科や心療内科の受診を勧める医師が増えていますが、当の本人は身体の病気と思っていますので、受診の必要性がなかなか理解しづらい場合もあります。

精神科からのアプローチを


この女性のような典型的な「仮面うつ病」でなくても、原因のわからない身体症状がつづいている場合、一度、思い切って精神科や心療内科を受診してみてはどうでしょうか。解決の糸口がみつかるかもしれません。

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