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RSウイルス感染症について

2015年4月7日

ページ番号:146540

 RSウイルス感染症とは、RSウイルスによる急性呼吸器感染症です。10月から初春にかけて発生が多くなり、特に12月から1月をピークに、冬期に流行しやすくなるのでご注意ください。

どんな病気?

 RSウイルスによる急性呼吸器感染症です。

好発年齢

 乳児の半数以上が1歳までに、ほぼ全員が2歳までに感染し、その後も一生の間に何度も感染を繰り返すと言われています。

感染経路

 感染者との密接な接触により、気道分泌物(鼻水や痰、だ液など)から咳やくしゃみで生じた飛沫(しぶき)を吸い込んだり、気道分泌物が付着したおもちゃをしゃぶることなどによって、ウイルスが目・のど・鼻の粘膜に付着して感染します。

潜伏期間

 2から7日(通常4から5日)

主な症状は?

 初感染の乳幼児では、鼻水、咳から始まり、その後38から39度の熱が出ます。25から40%の乳幼児に気管支炎や肺炎の兆候がみられ、喘鳴(呼気時ゼイゼイ、ヒューヒュー音がする)が出現します。たいていは8から15日で軽快しますが、乳児では母乳やミルクを与えても、むせて飲めなかったり、呼吸が速く、浅くなることがあります。呼吸困難などのために0.5から2%は入院が必要となることがあります。入院を要する大部分は、1歳未満、特に6か月以下の乳児、心臓・肺に基礎疾患をもつ乳幼児、および早産児です。
 再感染では、普通の風邪あるいは長引く風邪のような症状の場合が多く、ときには、ひどい下気道炎(細気管支炎、肺炎)となり、重症化することもあります。高齢者や心臓・肺の病気を持っている人、免疫力が弱まっている人では、より注意が必要です。

予防方法は?

 感染した年長児や成人は、症状が軽くても周囲の人たちを感染させる力があります。また、感染した人は症状が出現する数日前や、症状が消えてからも1から3週間は周囲の人たちを感染させる力があります。
 自分が感染しないため、子どもや他人を感染させないためには、手洗い・うがいが効果的です。調理や食事の前、鼻をかんだ後などは、水と石けんで手をよく洗い流しましょう。
 重症化しやすい6か月以下の乳児、未熟児、早産児、心臓疾患をもっているような場合などは特に感染を防ぐことが重要なので、RSウイルスが流行する冬に風邪症状がある人はマスクを着用したり、お部屋をわけるなどしてかからないように予防しましょう。

パリビズマブ(商品名:シナジス)について

 予防接種(ワクチン)ではありませんが、パリビズマブ(商品名:シナジス)という抗体を注射する薬(製剤)が、日本では2002年から承認・市販されています。用法としては、主に10月から翌年4月くらいの間(RSウイルス流行開始前から流行期)、用量15mg/kgを月1回のペースで筋肉注射することにより、重篤な下気道疾患の発症抑制のための予防効果が期待できます。 
パリビズマブ製剤の投与対象者となっているのは以下の方で、保険適用の上で予防投与が開始されることがあります。使用にあたっては医師の判断が必要です。詳しいことは主治医にご相談ください。
 (1)在胎期間28週以下の早産で、12か月齢以下の新生児および乳児
 (2)在胎期間29週~35週の早産で、6か月齢以下の新生児および乳児
 (3)過去6か月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けた24か月齢以下の新生児、乳児および幼児
 (4)24か月齢以下の血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)の新生児、乳児および幼児
 (5)24 か月齢以下の免疫不全を伴う新生児、乳児および幼児※
 (6)24か月齢以下のダウン症候群の新生児、乳児および幼児※

※本剤の添付文書では、投与に際しては学会等から提唱されているガイドライン等を参考とし、個々の症例ごとに本剤の適用を考慮することとされています。

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このページの作成者・問合せ先

健康福祉局 大阪市保健所 感染症対策課 感染症グループ
電話: 06-6647-0656 ファックス: 06-6647-1029
住所: 〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)

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