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結核分子疫学調査事業実施要領

2024年4月1日

ページ番号:289256

結核分子疫学調査事業実施要領

 感染症の発生に際し、原因微生物の型別を特定し、感染源、感染経路、感染の広がりなどを明らかにすることは、公衆衛生対策を推進する上で非常に重要である。

 病原微生物を遺伝子レベルで解析し、菌株ごとの遺伝子型を疫学的解析に利用することを分子疫学という。

 結核菌に関しては、VNTR(variablenumber of tandem repeat)型別という遺伝子型別法が用いられる。これは、結核菌染色体上に多数存在する繰り返し配列の反復回数の違いを利用した解析方法であり、結核菌を分類し、菌の地域特性や感染経路の究明に役立つものである。大阪市においては2012年度よりこの事業に取り組んでいる。

1目的

 患者から分離された結核菌の保管およびVNTR型別法を実施し、本市の結核対策の向上に寄与する。

2方法

 医療機関及び検査機関より分与された菌株に対し、大阪健康安全基盤研究所にて結核菌株を保管し、必要に応じてVNTR型別法を行い、保健所において詳細な解析を行い、市内で分離された結核菌の特徴を明らかにする。

3期待される主な効果

  1. 接触者健診における感染経路の証明
  2. 疫学的に疑いがもたれなかった感染経路の発見
  3. クラスター形成(VNTR型別が同一のグループ)率の経年的な分析による感染状況の解明及び結核対策の評価

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 健康局大阪市保健所感染症対策課結核グループ

住所:〒545-0051 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番7-1000号(あべのメディックス11階)

電話:06-6647-0653

ファックス:06-6647-1029

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