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「阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業」の土壌汚染調査の結果について

2015年4月30日

ページ番号:308834

   大阪市で進めている「阪急電鉄京都線・千里線連続立体交差事業」事業用地における土壌汚染の有無を把握する調査を実施しましたので、その結果について公表します。

 調査地において、鉛及びその化合物の土壌含有量並びに土壌溶出量が基準値を超過している箇所がありました。

 汚染が確認された箇所は、土壌汚染対策法第11条に基づき形質変更時要届出区域に指定される予定であり、今後適切に管理します。これらの土地は、鉄道敷地内でフェンス等により囲われ立ち入りできないよう閉鎖しており、周辺地域で地下水の飲用利用はないことを確認しておりますので、周辺住民の方々の健康に影響を及ぼす可能性はございません。

 合わせて前回(平成25年7月)の表層調査で汚染が確認された箇所の深さ方向の調査結果を公表します。

 

1.今回新規区域指定箇所

1-1 調査の概要
  事業用地のうち土地利用履歴から「汚染のおそれが有り」と考えられる箇所で、「鉛及びその化合物」について土壌含有量、土壌溶出量調査を実施し、汚染の有無を確認しました。   

(1)  調査箇所 (別添の調査対象地周辺図を参照)
 ①大阪市東淀川区柴島一丁目(調査対象 1,388平方メートル)

(2)  調査期間 平成26年9月2日から平成27年3月31日

(3)  調査方法 土壌汚染対策法等に準拠した調査方法にて実施
   調査対象区域を10メートルメッシュで区画し、地表面から50センチメートルまでの深さの土壌を調査(表層調査)

(4)  調査結果 調査対象1,388平方メートルのうち 665平方メートル(7区画)で土壌溶出量が基準値を超えていることが確認されました。(別添の汚染範囲図、基準不適合区画一覧を参照)

①大阪市東淀川区柴島一丁目(表層調査)(注)

項目

測定方法

基準値超過の濃度範囲

基準超過土壌

地表面からの深さ

備考

鉛及び

その化合物

含有量調査

基準値以下

溶出量調査

0.011~0.098(mg/L)

調査予定

基準値の約1.1~9.8倍

(注)表層調査において、基準不適合となった区画は適切な時期に詳細調査(深さ方向の範囲の確認)を行います。

1-2 指定基準値
 項目:鉛及びその化合物
  含有量調査 150(mg/kg)以下
  溶出量調査 0.01(mg/L)以下

1-3 汚染区域の現在の状況
  汚染されている箇所は、鉄道敷地内でありフェンス等で囲われ立ち入りできないよう閉鎖されています。ま  た土壌はバラスト(砂利や砕石)で覆われ、汚染土は飛散しない状態です。

1-4 汚染土壌の対策
  汚染が確認された7区画は、平成27年6月頃に形質変更時要届出区域に指定される予定です。その後、区画や土壌ごとに汚染土の処理方針を策定し、関係法令を順守し適切に工事を行います。

2.前回(平成25年7月公表)に区域指定した箇所

2-1 調査の概要
 前回実施した表層調査において、基準値を超過し区域指定された箇所について深さ方向の調査を実施し、汚染されている深さを確認しました。

(1)  調査箇所(調査対象地周辺図を参照)
 ②大阪市東淀川区柴島一丁目(1,234平方メートル・20区画)  
 ③大阪市東淀川区柴島一丁目、東淡路二丁目(4,758平方メートル・50区画)  
 ④大阪市東淀川区東淡路二丁目、柴島一丁目、柴島三丁目(1,595平方メートル・22区画)  
 ⑤大阪市東淀川区下新庄二丁目 (1,462平方メートル・16区画)  
 ⑥大阪市東淀川区下新庄二丁目、下新庄五丁目 (973平方メートル・10区画)  
 (注)括弧書きの数値は、前回調査で「形質変更時要届出区域」となった箇所の面積と区画数を表す。

(2)調査期間 平成25年4月1日から平成25年9月27日

(3)調査方法 土壌汚染対策法等に準拠した調査方法にて実施
   地表面から10メートルまでの深さの土壌を調査

(4)調査結果 (別添の汚染範囲図基準不適合区画一覧、土壌汚染詳細調査結果を参照)

 

②大阪市東淀川区柴島一丁目

項目

測定方法

基準値超過の濃度範囲

基準超過土壌

地表面からの深さ

備考

鉛及び

その化合物

含有量調査

370(mg/kg)

1箇所

表層(GL~0.5m)

基準値の約2.5倍

溶出量調査

0.011~0.063(mg/L)

0.6~2.5m

基準値の約1.1~6.3倍

③大阪市東淀川区柴島一丁目、東淡路二丁目

項目

測定方法

基準値超過の濃度範囲

基準超過土壌

地表面からの深さ

備考

鉛及び

その化合物

含有量調査

基準値以下

溶出量調査

0.011~0.078(mg/L)

0.6~2.5m

基準値の約1.1~7.8倍

④大阪市東淀川区東淡路二丁目、柴島一丁目、柴島三丁目

項目

測定方法

基準値超過の濃度範囲

基準超過土壌

地表面からの深さ

備考

鉛及び

その化合物

含有量調査

170~330(mg/kg)

6箇所

表層(GL~0.5m)

基準値の約1.1~2.2倍

溶出量調査

0.011~0.071(mg/L)

0.6~4.0m

基準値の約1.1~7.1倍

⑤大阪市東淀川区下新庄二丁目

項目

測定方法

基準値超過の濃度範囲

基準値超過土壌

地表面からの深さ

備考

鉛及び

その化合物

含有量調査

基準値以下

溶出量調査

0.011~0.086(mg/L)

0.6~2.5m

基準値の約1.1~8.6倍

⑥大阪市東淀川区下新庄二丁目、下新庄五丁目

項目

測定方法

基準値超過の濃度範囲

基準超過土壌

地表面からの深さ

備考

鉛及び

その化合物

含有量調査

290(mg/kg)

1箇所

表層(GL~0.5m)

基準値の約1.9倍

溶出量調査

0.011~0.063(mg/L)

0.6~3.5m

基準値の約1.1~6.3倍

2-2 指定基準値
 項目:鉛及びその化合物
  含有量調査 150(mg/kg)以下
  溶出量調査 0.01(mg/L)以下

2-3 汚染区域の現在の状況
  汚染されている箇所は、鉄道敷地内でありフェンス等で囲われ立ち入りできないよう閉鎖されています。ま  た土壌はバラスト(砂利や砕石)で覆われ、汚染土は飛散しない状態です。

2-4 汚染土壌の対策
  汚染されている箇所は、平成25年8月から9月に形質変更時要届出区域に指定されています。区画や土壌ごとに汚染土の処理方針を策定し、関係法令を順守し適切に工事を行っています。

別添資料

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このページの作成者・問合せ先

大阪市 建設局道路河川部街路課鉄道交差担当

住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北2丁目1番10号 ATCビルITM棟6階

電話:06-6615-6762

ファックス:06-6615-6582

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