大阪市は水害に弱い地形
大阪市は、淀川、神崎川、大和川、寝屋川といった大きな河川と海に囲まれており、市街地の9割までが平坦な低地で自然排水が困難なため、大雨、津波による水害に対して非常に弱い地形となっています。大阪市の下水道は、計画降雨量60mm/時を対象に整備を進めています。

大阪市で想定されている水害
大阪市では、河川管理者等(近畿地方整備局、大阪府、大阪府都市型水害対策検討委員会)によって大雨が降った場合や東南海・南海地震による津波が発生した場合の浸水が想定されています。
想定されている水害は、河川氾濫、内水氾濫、津波氾濫の3種類の氾濫があります。
1.河川の氾濫
河川水位が堤防よりも高くなった時や、堤防が壊れた時に、河川の水が流れ込む氾濫です。大阪市では、淀川、大和川、神崎川、安威川、寝屋川、第二寝屋川、平野川、平野川分水路、東除川の氾濫が想定されています。





2.内水の氾濫
まちに降った雨が下水道などから排水することができず、その場にたまり浸水することなどによって発生する氾濫です。内水とは、ポンプによる排水がなければ、降雨を河川へ排水できない地域の雨水のことです。


3.津波氾濫


4.各災害で想定している条件
| 番号 | 河川名等 | 想定している雨や地震の条件(河川の氾濫については、下記の降雨条件で、仮に破堤(堤防が決壊)した場合を想定しています) | |
|---|---|---|---|
1 | 淀川 | 総雨量(注2)500mmの降雨 | 昭和28年9月洪水(台風13号)の2倍の降雨(東海豪雨級の降雨(注1) |
2 | 大和川(石川合流下流) | 総雨量(注2)280mmの降雨 | 200年に一度起きる程度の降雨 |
| 大和川(石川合流下流) | 総雨量(注2)268mmの降雨 | 150年に一度起きる程度の降雨 | |
| 東除川 | 総雨量(注2)233.9mm 時間最大雨量注7)75.8mmの降雨 | 100年に一度起きる程度の降雨 | |
3 | 神崎川 | 総雨量(注2)250mm 時間最大雨量50mmの降雨 | 150~200年に一度起きる程度の降雨 |
| 安威川 | 総雨量(注2)247mm 時間最大雨量87.5mmの降雨 | 100年に一度起きる程度の降雨 | |
4 | 寝屋川・第二寝屋川・平野川・平野川分水路 | 総雨量(注2)311.2mm 時間最大雨量62.9mmの降雨 | 昭和32年6月に八尾で観測された戦後最大の降雨 |
5 | 内水氾濫 | 総雨量(注2)567mm 時間最大雨量93mm | 東海豪雨級の降雨(注1) |
6 | 津波 | 東南海・南海地震(マグニチュード8.6程度)によって発生する津波 | |
(注1)
平成12年9月に、東海地方で観測された過去100年間で最大級の豪雨。約58万人に対して避難勧告、指示が出されるなど大きな被害をもたらしました。
(注2)
流域とは、降った雨がひとつの河川に集まる範囲を意味しています。総雨量は、雨の降りはじめから降り終わり(2~3日間)に降った雨の総量で、時間最大雨量はその期間中、最も雨が多く降った時の1時間あたりの雨量のことです。
避難準備情報・避難勧告・避難指示
| 避難準備情報 | 避難勧告 | 避難指示 | |
| 発令時の状況 | ・人的被害の発生する可能性が高まった状況 | ・人的被害が発生する可能性が明らかに高まった状況 | ・前兆現象の発生など人的被害の発生する危険性が非常に高い状況 ・人的被害の発生した状況 |
| 皆さんにしていただく行動 | ・要援護者や避難行動に時間を要する住民等は、避難行動を開始(避難支援者は支援行動を開始) ・上記以外の住民等は、家族等との連絡、非常用持出品の準備等、避難準備を開始 | ・通常の避難行動ができる住民等は、避難所等への避難を開始 | ・全ての住民等は、避難を直ちに完了 |
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