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地震による電気火災に備えましょう

2017年10月13日

ページ番号:414214

電気火災のことをご存知ですか?

 地震による火災の過半数は電気が原因ということをご存知ですか。東日本大震災の本震による火災全111件のうち、原因が特定された108件の過半数が電気関係の出火でした。

東日本大震災における火災の発生原因

※日本火災学会誌「2011年東日本大震災 火災等調査報告書」より作成

地震が原因の電気火災とは?

  •  地震の揺れに伴う電気機器の転倒等により可燃物に接触し起こる火災
  •  停電後に電気が復旧する際に、破損や転倒した電気機器やその配線が通電時に発火することによる火災(通電火災)
電気に起因する出火の可能性がある主な部位
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※内閣府「感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン」

感震ブレーカーの設置が効果的です!

 電気火災の対策には、感震ブレーカーの設置が効果的です。

 感震ブレーカーは、地震時に設定以上の揺れを感知した時に電気を自動的に止める器具で、不在時やブレーカーを落として避難することが困難な場合に電気火災を防止する有効な手段です。

感震ブレーカーの種類と特徴

 感震ブレーカーには様々なタイプのものがあり、ご家庭の状況に応じて設置するものを選ぶことができます。

分電盤タイプ(内蔵型・後付型)

 分電盤に一定の震度を感知して電気を遮断する機能が付いたもので、基本的には全ての電気が遮断されます。揺れを感知してからブレーカーが落ちるまでに時間的猶予を持たせることが可能で、その時間を使って避難等を行うことができます。
 また、地震による停電から電気が復旧した時にブレーカーを遮断します。電気器具が倒れていないか等の安全を確認してからブレーカーを戻すことにより、通電火災を防ぐことができます。

 このタイプには、分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを落として電気を遮断する「内蔵型」と、漏電ブレーカーが設置されている既存の分電盤に感震機能を外付けする「後付型」があり、いずれのタイプも取り付けには工事が必要となります。

コンセントタイプ

 コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、当該コンセントの電力供給のみ遮断します。個別のコンセントの電気を遮断することができるため、電気ストーブや観賞魚用ヒーターなど熱を発する器具を接続する箇所に適しています。 このタイプには、コンセントに差し込む「タップ型」と、既存のコンセントと取り換えて壁面に埋め込む「埋込型」があり、タップ型であれば工事の必要はありませんが、埋め込みタイプは取り付けるのに工事が必要となります。

簡易タイプ

 感震機能を持たない分電盤のブレーカーに直接取り付けるもので工事の必要はありません。

 一定の震度により『おもり』の玉が落下することでブレーカーを遮断する「おもり玉式」や、地震の揺れを内部センサーが感知するとバンドが下降してブレーカーを遮断するバンド式などがあります。揺れを感知し作動すると即座に全ての電気が切れる仕組みになっています。

タイプ別出火予防範囲等一覧

種類

価格帯出火予防範囲

屋外

(変圧器等)

屋内配線コンセント電源コード電熱器具等
分電盤タイプ内蔵型約5~8万円×
後付型約2万円
コンセントタイプ約5千円~2万円程度××
(設置個所のみ)

(設置個所のみ)

(設置個所のみ)
簡易タイプ2~4千円程度×
※内閣府「感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン」より作成

設置における留意点

  • 感震ブレーカーは、製品のもつ機能に応じて使用上の留意点が異なるため、購入や設置に当たっては、メーカーや電気工事店に相談し、ご家庭の住環境に適したものを選択してください。
  • 機器の選択に当たっては、「感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン別ウィンドウで開く」に基づき性能評価された製品を選びましょう。
  • 感震ブレーカーが作動した時に備え、例えば、生命の維持に直結するような医療器具を設置している場合には、停電に対処できるバッテリー等を用意しておくことや、足元灯や懐中電灯を用意することなど、急な停電に困らないよう日頃から備えておきましょう。
  • 電力復旧後、ブレーカーを上げる前には、事前にガス漏れ等がないことの確認や、電気製品の安全の確認を行いましょう。
  • 設置方法や設置環境等に応じて、経年劣化等が生じるおそれがあるため、定期的な作動性能の確認や、必要に応じて部品等の交換を行いましょう。

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