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木造千手観音菩薩立像(金臺寺) 1躯

2019年1月9日

ページ番号:74300

木造千手観音菩薩立像

もくぞうせんじゅかんのんぼさつりゅうぞう

分野/部門

有形文化財/美術工芸品〔彫刻〕

所有者

宗教法人 金臺寺(こんたいじ)

所在地

大阪市天王寺区下寺町1

紹介

法量:像高 84.5cm

木造千手観音菩薩立像の写真

 十一面二十四臂の千手観音像で、寺町寺院金臺寺の境内観音堂の本尊である。
 根幹部は、宝髻から地付きまで一木で彫出し、割矧ぎの手法も用いていない。木心は前方にはずして内刳りは施さない、古様な構造を示す。幅広の面部や堂々とした両肩、腹から腰の深い体奥は、一木造特有の量感を生かした造形である。
 面相は、穏やかさの中にも厳しい表情がうかがえる特徴的なものである。左に腰を捻り、大きく右に足を踏み出す動的な造形にも特色がある。
 他方で、全体に衣文の彫り口は浅く上品であり、定朝様の影響を感じさせるものである。
 制作年代は平安時代後期、11世紀代と考えられる。

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