ページの先頭です

下別時関連仏画群 一括(11点)附2点(法明寺)

2019年1月9日

ページ番号:270504

下別時関連仏画群

しもべつじかんれんぶつがぐん

指定有形文化財

 美術工芸品[絵画]

所有者

 宗教法人 法明寺(ほうみょうじ)

所在地

 大阪市平野区喜連

紹介

下別時関連仏画群

 
 融通念仏宗(ゆうづうねんぶつしゅう)は徳川幕府から平野に寺地を与えられ、大念佛寺の寺観が整備されたが、中世においては遊行の集団であった。このうち有力な集団が六つあり、六別時と呼ばれた。一つの決まった場所に定住することなく、主導者の交替などにより本拠が移転した。法明寺は六別時のうちの下別時が持つ寺号である。元和元年(1615)の奥付を持つ法明寺の「法明上人由来」によれば、元和の頃には喜連に下別時の本拠である法明寺が存在していた。その後、寺請制度の浸透とともに寺地を占め寺観を整えたのが現在の法明寺である。下別時の集団が保持していたと考えられる中世末から近世の仏画や、延宝8年(1680)の奥書を持つ「融通大念仏亀鐘之縁起(ゆうづうだいねんぶつかめがねのえんぎ)」など、念仏集団が定住化する時期の史料を含んでいる。仏画の中には刺繍による大幅の涅槃図(ねはんず)や聖徳太子孝養像など、市内では希少な画像も含まれている。

探している情報が見つからない

このページの作成者・問合せ先

教育委員会事務局 総務部 文化財保護課
電話: 06-6208-9166 ファックス: 06-6201-5759
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)