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紙本墨書六字名号 天文13年蓮淳裏書(雲茎寺) 1幅 附1箇

2019年1月9日

ページ番号:301412

紙本墨書六字名号 天文13年蓮淳裏書

しほんぼくしょろくじみょうごう てんぶん13ねんれんじゅんうらがき

分野/部門

有形文化財/歴史資料

所有者

宗教法人 雲茎寺(うんけいじ)

所在地

大阪市東住吉区鷹合4

紹介

法量 : 縦90.3cm × 横32.3cm
紙本六字名号天文13年蓮淳裏書の写真

 本願寺8世門主 蓮如は門徒を教化するにあたって、草書体であらわした六字名号を本尊として下付した。雲茎寺本は、蓮如真筆を証する裏書を同伴している。この裏書は蓮如没後の約50年後の天文13年(1544)に蓮如の第11子である蓮淳が記したもので、名号本尊が中世の段階で蓮如筆と考えられていたことを示している。本願寺坊官が慶長9年(1604)に下付の際に記した箱書のある木箱も、伝来している。蓮如筆とされる草書体の六字名号は多く残るが、裏書を伴う史料は全国的に希少であり、中世の本願寺教団の教化の浸透を考えるにあたり重要な史料である。

用語解説

六字名号(ろくじみょうごう) 「南無阿弥陀仏」の六文字をいう。南無は礼する意で、阿弥陀仏への帰依(きえ)を表す。この六字名号を唱えることによって、浄土往生(じょうどおうじょう)への目的が達せられるとされる

坊官(ぼうかん) 本願寺の家老職

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