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昭和六年大阪城天守閣復興に係わる設計原図等関係資料 一括(147点)

2019年1月9日

ページ番号:301421

昭和六年大阪城天守閣復興に係わる設計原図等関係資料

しょうわろくねんおおさかじょうてんしゅかくふっこうにかかわるせっけいげんずとうかんけいしりょう

分野/部門

有形文化財/歴史資料

所有者

大阪市(経済戦略局)

所在地

大阪市中央区大阪城(大阪城天守閣)

紹介

昭和六年大阪城天守閣復興に係わる設計原図等関係資料の写真

 大阪城天守閣の復興は本丸一体の公園化計画の一環として計画され、昭和6年(1931)に竣工した。設計は大阪市土木局建築課がおこない、歴史的建築に造詣が深い古川重春が嘱託職員として採用された。当時城郭建築の研究は進んでおらず、また豊臣氏大坂城天守に関する資料はほとんどなかった。古川は全国の桃山時代建築や城郭建築を調査、研究し、「大坂夏の陣図屏風」に描かれた天守をもとに全体の構成から細部意匠にいたるまで、中心となって設計をおこなった。古川の実家(愛媛県)に古川が作成した設計原図、青写真・青焼陽画、細部のデッサン・スケッチ、設計書・明細書などが伝わっていて、大阪市に寄贈された。原図は製図用のカラス口で丹念に描かれたもので貴重である。青写真図面には赤線が入っていて修正されたものなどがあり、制作過程を伺うことができ興味深いものである。大阪のシンボルとして、また戦後各地でおこなわれた天守復興の先駆的な例としても意義のある大阪城天守閣復興の記録として、貴重である。

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電話:06-6208-9166

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