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豊臣期金箔押龍面鯱瓦 1点

2019年1月9日

ページ番号:301423

豊臣期金箔押龍面鯱瓦

とよとみききんぱくおしりゅうめんしゃちがわら

分野/部門

有形文化財/考古資料

所有者

大阪市(教育委員会事務局)

出土地

大阪市中央区法円坂 出土

紹介

豊臣期金箔押龍面鯱瓦の写真

 特別史跡大坂城跡の南西に位置する独立行政法人国立病院機構大阪医療センター敷地内で実施された発掘調査で出土した、龍の顔面を表した鯱瓦である。昭和52年(1977)と平成3年(1993)に実施した2回の発掘調査で出土した破片が接合した。後者が大坂夏ノ陣後に埋没した溝から出土したことにより、豊臣期のものと確認できる。大坂城跡では多くの金箔押瓦が出土するが、そのなかでもこの鯱瓦の迫力豊かな龍面の造形は優れた技術によるものであり、全国の城郭遺跡出土例と比べても貴重な考古資料である。

用語解説

鯱瓦(しゃちがわら) 「鯱(しゃち)」は 想像上の魚に似た海獣。頭は虎(とら)に似て背に鋭いとげがあり、尾は空に向かって反り返る。その形をかたどった、城郭などの大棟の両端につける飾り瓦

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大阪市 教育委員会事務局総務部文化財保護課

住所:〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所3階)

電話:06-6208-9166

ファックス:06-6201-5759

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