淀川連絡線跡地　説明会を開催しました

まず、はじめに、林田区長より「これまで広報誌などを通じて、検討状況をご報告してきましたが、本日は検討状況をあらためてお知らせしますとともに、マーケティング・リサーチ結果をご報告し、今後の予定をご説明します。この土地は都島区の財産のひとつであり、より良い利活用となるよう、関係部局と連携してまいります。」と挨拶させて頂きました。

その後、スライドを使ってご説明しました。
資料では、土地の概要やこれまでの区民意見募集の結果、また、民間事業者からアイデア・ご提案をお伺いしたマーケティング・リサーチの結果、測量・土壌調査など今後の予定などを記載しております。（資料全体は下のPDFファイルをご覧ください）

説明の後、会場からご質問やご意見をお受けしました。ここでは、主なご意見をご紹介します。

・（マーケティング・リサーチの結果は）A案、B案を比較した形で出ているが、個人的にはA案が大勢を占めていると考える。ただし、芯になる考えがない。自慢できるような場所にしてほしい。例えば20台以上設置可能な卓球場を作るなど。
・大企業が出ていった跡は多くのマンションが建ち、公園もなく息苦しいまちになった。残されたこの跡地こそ市民のために活用してほしい。しかし、AかBかだけの事業者の案を丸呑みしているだけでは？
・（区役所）事業者には、大阪市として4つの方針をご説明したうえで、対話をさせて頂きました。また、（資料は）これらの提案があったというご報告で、案が決まったわけではございません。

・区民意見の結果と4つの方針はこのとおりだと思う。子ども達の遊ぶ場所の確保だけでなく、特に災害時の避難場所として活用をお願いしたい。区役所にはイニシアチブを発揮して進めてほしい。
・（区役所）事業者からの提案はあくまで一例です。イニシアチブをもって決めていきたいと思います。

・緑の広場は災害時避難場所になるのか？
・（区役所）事業者Aの提案では災害等非常時の避難場所としてスポーツ施設の提供も可能とのことで、緑の広場でも地域防災への対応を想定されています。

・「事業スキームの検討」の内容は？
・（区役所）皆様のご意見や他の事例も踏まえながら検討していきます。民間事業者への貸付でスポーツ施設を運営しながら、一定の緑の広場の管理といった手法も分かりました。この他、子育て世代の誘導も考えており、それらも含めて検討していきます。

・北側が計画から抜けているが、跡地北側の緑道もあわせて検討してほしい。一体的に考えないと中途半端になる。

・具体的な利活用の方法を区が決めたうえで公募するのか？それとも今回の調査と同じように4つのコンセプトを条件として公募するのか？また、事業者の意見を聞く予定や、区民に説明する機会を設ける予定はあるのか？
・（区役所）4つのコンセプトをもとにして、スキームを検討していきます。区民の皆様からのご意見は常にお受けしております。今後も進捗状況を広報誌などでお伝えするほか、また、何らかの形でご説明の場を設けたいと考えています。

・マンションなどは度外視して、もっと良い方法を検討してほしい。
・（区役所）A案と同様にB案も、あくまで一つの提案です。様々なご意見がございますが、最大公約数を考えながら、検討を進めたいと思います。
・公園や緑地などの実現には、厳しい財政状況も踏まえ、民間事業者の皆様のノウハウも活用して進めていければと考えています。

・最終決定の方法は？住民投票はしないのか。できるだけ多くの意見を反映してほしい。
・（区役所）住民投票は想定しておりませんが、土地を所管する建設局も含めて、大阪市として検討してまいります。

・（事業者だけでなく）専門家の意見も聞いてほしい。