もと東洋紡績株式会社の社長、阿部房次郎氏が収集し、ご子息孝次郎氏より寄贈された中国書画160点からなります。
伝王維筆「伏生授経図」をはじめ重要文化財4点を数え、燕文貴筆「江山楼観図」など中国書画の歴史を語るうえで無くてはならない作品も多く含まれています。
世界的に高名で、本館の代表的なコレクションです。
旧関西信託の社長などを務めた関西の実業家、山口謙四郎氏が収集されたもので、中国の石仏125点・金銅仏5点・工芸94点の計224点で構成されています。
特に石仏は北魏の天安元年(466)銘仏坐像をはじめ隋・唐にいたるまで、基準作ともなる紀年銘を持つ優品が揃い、中国仏教彫刻史を概観することができます。
①天龍山石窟 第3窟 維摩居士坐像
東魏時代
②天龍山石窟 第1窟 如来坐像頭部
北斉時代
③砂岩 如来坐像
北魏時代・天安元年(466)
大阪の政治家・弁護士であった田万清臣氏が、夫人の明子氏とともに収集し寄贈されたもの615件と、追加寄贈された48件の計663件を数えます。
仏教美術を中心とした東洋美術全般にわたり、その数と重要文化財4件を含む高い水準の質を兼ね備えたコレクションです。
尾形光琳の子・寿市郎が養家の小西家にもたらしたもので、武藤金太氏より寄贈された当館収蔵の33件と、京都国立博物館収蔵の257件を一括し、重要文化財に指定されています。
光琳の生家呉服商雁金屋の意匠図案帳や、光琳の下絵・画稿・粉本、諸文書など多岐にわたり、光琳の芸術と生活を如実に伝えます。
絵画史のみにとどまらず、染織、蒔絵、陶磁器などの諸工芸、書、芸能、経済史など、元禄時代を中心とした一つの文化の特質を語る重要な資料です。
昭和18年秋に開催された「関西邦画展覧会」のために製作され、昭和19年に住友男爵家から寄贈された20点の日本画からなります。
上村松園、山口華楊、北野恒富、榊原紫峰など、当時の関西邦画壇の代表的な作家が含まれています。
スイス人U.A.カザール氏の収集による、江戸から明治にかけての漆工品3,407件からなります。
豪華な婚礼調度や、文具、装身具などを含み、特に印籠や根付は日本では収集されることが少なかったものであり、日本に残る数少ない、ヨーロッパ人の目で見た収集として貴重なコレクションです。
小野薬品工業株式会社の社長・会長であった小野順造氏が収集された南北朝から唐時代にかけての19点の中国石仏からなります。
雲岡、龍門・奉先寺洞など名だたる石窟将来の仏頭を中心とし、当時の彫刻技術の最高峰を示すものです。