国際会議への参加

大阪港では、各種国際会議への参加を通じて、世界の海運動向や各国の港湾に関する情報を入手して港湾整備に役立てるほか、団体が発行する機関誌への寄稿や総会での事例発表等を通じ、港としての知名度向上に努めています。

国際港湾協会は、世界の港湾の発展と港湾関係者の交流を目指して昭和30(1955)年に設立され、「世界港湾会議」(隔年)の開催や、開発途上港湾への支援等を実施しています。
協会の設立準備が日本で行われたことから、本部事務局は東京に置かれ、日本に本部をもつ数少ない国際団体の一つです。
大阪市は設立当初から参加しており、国内では他に国土交通省を始めとして、主要な港湾管理者や埠頭公社、港湾関係団体、企業等が会員となっています。

国際航路協会は、内陸港・海洋港の水路及び港湾施設の設計・建設・改修・維持及び運営の発展を図るとともに、沿岸地域の開発を図り、水上交通の維持・発展を推進することを目的として明治18(1855)年に設立された、ベルギーのブリュッセルに本部を置く国際団体です。
4年毎に会員各国が開催国となって国際航路会議を開催するほか、港湾・航路等の技術的仮題に関する調査研究や開発途上国への技術援助など、幅広い活動を続けています。大阪市は昭和53(1978)年から参加しており、平成2(1990)年の第27回国際航路会議をアジアで初めて開催しています。