スーパー中枢港湾・夢洲コンテナターミナルの稼動
スーパー中枢港湾の対象となっている夢洲コンテナ埠頭(C10~C12)において、大阪市が認定した事業者である夢洲コンテナターミナル株式会社(DICT)が、平成21年10月から、3バース一体運用を始め、10月28日には第一船(中国航路 SKY FORTUNE)がC12岸壁に着岸しました。これにより、阪神港におけるスーパー中枢港湾プロジェクトが本格的に動き出しました。今後、夢洲地区は、夢洲コンテナ埠頭を中核として物流機能を発揮していきます。

(平成21年12月21日撮影)
スーパー中枢港湾・大阪港について
「スーパー中枢港湾」は、優れた港湾コスト・サービスの実現をめざすための「構造改革モデル港湾」として、国土交通省が平成14年に打ち出した施策です。大阪港は、平成16年7月から、神戸港とともに「阪神港」として指定されています。
以下にQ&A形式でスーパー中枢港湾について説明します。
「スーパー中枢港湾」ってなんですか?
スーパー中枢港湾は、日本の港の国際的な地位の向上を図るため、日本の特定の港において国や港の管理者並びにコンテナ貨物の荷役などを行う民間事業者が一体となって、世界の主要港と匹敵するコスト、サービスを提供できるコンテナターミナルをつくり育てていく港のことです。平成16年7月に、「阪神港」として大阪港・神戸港、「京浜港」として東京港・横浜港、「伊勢湾」として名古屋港・四日市港が、それぞれスーパー中枢港湾として国土交通大臣から指定を受けました。
大阪港のスーパー中枢港湾ってどんなことをしているの?
大阪港では、夢洲コンテナ埠頭(C10~C12)がスーパー中港湾の対象となっています。このターミナルは、岸壁水深15~16メートル、岸壁延長1,100メートル、面積550,000平方メートルです。大阪市により認定された夢洲コンテナターミナル株式会社(DICT)が、最新のオペレーションシステムを用いてC10~C12の3バースを一体運営します。これによりターミナル運営の効率化及び安全性・迅速性が強化され、サービスの向上が実現します。

(平成21年9月8日撮影)
なぜ「スーパー中枢港湾」が必要なのですか?
シンガポール、香港、釜山、上海などアジアの主要な港が飛躍的に発展し、貨物の取扱量を増やしていることにより、日本に寄港する基幹航路(北米や欧州と日本を結ぶ航路)の数が減少しています。この基幹航路で私たちが日常生活で必要な衣料、食料、電化製品などを輸入し、日本で生産した製品を輸出しています。もし、この基幹航路が日本から無くなったら、釜山港や上海港を経由して輸出入しなければならなくなり、輸送にかかる時間が長くなるだけでなく、コストも高くなるので、物価の上昇を招くなど生活や産業活動に影響が及びます。
そのため、海外の港湾に負けない、優れた港湾サービスを提供するスーパー中枢港湾が必要となっているのです。スーパー中枢港湾が実現すると大阪市にはどんなメリットがあるの?
スーパー中枢港湾が実現すると、直接的な効果として、大阪港に入港する船舶の増加や、取扱われる貨物量が増加するので、これによる入港料や施設使用料の増加(大阪市への歳入・収入の増加)が見込まれます。また、コンテナターミナルの背後に製造工場や物流倉庫などの立地が進むことにより、固定資産税や都市計画税などの税収の増加や雇用の増加なども期待できます。
大阪港では、スーパー中枢港湾に指定を受け、平成16年以降、港周辺で大型の物流倉庫が28棟建設され、その延べ床面積は158万平方メートルに達しています。これは、大阪市が昭和から整備してきた上屋(貨物の荷さばきや一時保管を行う倉庫)(87棟、約25万平方メートル)の6倍以上に相当します。また平成16~20年の5年間でコンテナ貨物量が13%増加しました(平成16年173万TEU→平成20年195万TEU)。スーパー中枢港湾・大阪港の取組みとしてはどんなことをしているの?
「スーパー中枢港湾・大阪港の取組み」をご覧ください
スーパー中枢港湾・大阪港の取組み
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