1－（2）－ア　地域活動協議会を核とした自律した地域運営の支援

　「地域活動協議会」とは、おおむね小学校区を範囲として、地域団体やNPO、企業など地域のまちづくりに関するいろいろな団体が集まり、話し合い、協力しながら、さまざまな分野における地域課題の解決やまちづくりに取り組んでいくための仕組みです。

　具体的には、次のような点を備えたさまざまな活動主体の連合組織を、地域活動協議会として位置付けています。

ア　おおむね小学校区域を単位として活動することを基本としていること
イ　地域住民の組織をはじめ、ボランティア団体、NPO、企業など地域のまちづくりに関するさまざまな活動主体が幅広く参画していること
ウ　民主的で開かれた組織運営と会計の透明性が確保されていること
エ　特定の分野ではなく、防犯・防災、子ども・青少年、福祉、健康、環境、文化・スポーツなど広く地域のまちづくり全般を活動対象としていること

　令和4年4月1日現在、合計326地域において形成されています。

　大阪市では、地域のさまざまな立場の人が一緒になって、身近な地域課題の解決や地域の活性化に取り組まれています。

　大阪市市民局youtubeチャンネルでは、それらの取組みをご紹介しています。ぜひご覧ください！

　各区における支援の取組やそれぞれの地域活動協議会における取組を紹介します。

　また、「大阪市市民活動総合ポータルサイト」で、住所から該当する地域活動協議会を検索できますので、ぜひお住まいの地域の取組をチェックして、参加してみてください。

北区　都島区　福島区　此花区　中央区　西区　港区　大正区　天王寺区　浪速区　西淀川区　淀川区　東淀川区　東成区　生野区　旭区　城東区　鶴見区　阿倍野区　住之江区　住吉区　東住吉区　平野区　西成区

　鶴見区：榎本地域活動協議会　緑地域活動協議会

　港区：南市岡地域活動協議会

　西区：西六福祉会館

地域においては、全地域一律でなく、地域の実情に即したきめ細かな支援を行い、より多くの住民参加による自律的な地域運営の実現をめざすため、令和2年度より地域活動協議会に関して目標値を設定し、進捗状況を把握しています。

• 地活協の構成団体アンケートによる、地域特性に即した地域課題の解決に向けた取り組みが自律的に進められている状態にあると思う割合
• 区民アンケートによる、地域活動協議会を知っている割合
• 地活協の構成団体アンケートによる、地域活動協議会に対し地域の実情やニーズに即した支援が実施されていると思う割合

　地域活動協議会のもとで行われる活動に対し、その活動の公益性や使途、成果をチェックすることを前提に、活動内容を限定せずに補助限度額を提示し、具体的な活動内容は地域の選択に委ねる、自由度の高い補助金です。

　これにより、各地域活動協議会が「どのような活動を重点的に実施するか」「どういった手法で活動を実施するか」などを自らで検討して進めていくといった、自律的な地域経営に対する財政的支援を行っています。

　地域活動協議会の形成支援及び地域の自律運営にかかる積極的支援等を行うことにより、新たな市政改革プランにおける大きな公共を担う活力ある地域社会づくりを実現するため、中間支援組織を活用しています。

　また、地域社会づくりに向けた地域の取組みの支援にあたって、さまざまな中間支援組織を効果的に活用するための仕組みづくりを行っています。

　中間支援組織の活用（区政運営基本方針1－(4)－イ）をご覧ください。

　多種多様な民間助成制度がありますので、自律的な地域運営の実現に向けた自主財源確保への活用をご検討ください。下記のページでは助成制度の検索機能を持ったページを紹介しております。

　大阪市市民活動総合ポータルサイト（助成金情報）

　1　大きな公共を担う活力ある地域社会づくり

　ア　人と人とのつながりづくりの促進

　ア　地域活動協議会を核とした自律した地域運営の支援（このページ）

　イ　校区等地域を越えた多様な主体のネットワーク拡充の支援

　ア　地域資源が活用されやすい仕組みづくり

　イ　地域資源の循環による継続的な地域活動の促進

　ウ　本市事務事業の社会的ビジネス化の促進

　ア　地域公共人材の充実と活用の促進

　イ　中間支援組織の活用