その他の人権課題
2014年7月31日
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これらの人権課題の他にも、現在の日本には多くの人権をめぐる課題があります。
職業に対する偏見等に起因する清掃労働者をはじめとした現業労働者への職業差別、刑を終えて出所した人(※1)、アイヌの人々(※2)や、人身取引(トラフィッキング)(※3)、東日本大震災に起因する人権課題(※4)等が存在しています。
私たち一人ひとりが、日ごろから人権に対する意識や感覚・感性を育て、人権が尊重される社会を築く必要があります。
用語解説
※1 刑を終えて出所した人
※2 アイヌの人々
アイヌの人々に対する理解が十分ではないため、就職や結婚等において偏見や差別が依然として存在しています。アイヌの人々に対する理解と認識を深めることが必要です。
(参考)アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(平成31年法律第16号)(抄)
第4条 何人も,アイヌの人々に対して,アイヌであることを理由として,差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない。
第6条 国民は,アイヌの人々が民族としての誇りを持って生活することができ,及びその誇りが尊重される社会の実現に寄与するよう努めるものとする。
※3 人身取引(トラフィッキング)
性的搾取、強制労働等を目的とした人身取引(トラフィッキング)は、重大な犯罪であり、基本的人権を侵害する深刻な問題です。
※4 東日本大震災に起因する人権課題
東日本大震災により、仮設住宅等において様々な人権問題が発生するとともに、福島第一原子力発電所事故による放射性物質の外部放出に伴い、周辺住民が避難先において風評に基づく差別的取扱いを受けるなどといった事態が発生しています。
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