
低圧進相コンデンサをご存知ですか?
主に店舗や作業場に取り付けられている機器ですが、その低圧進相コンデンサが発火し、火災になることがあります!
低圧進相コンデンサの発火が原因の火災は、大阪市で毎年10件前後発生しています。そして、そのほとんどが夏場に発生しています。
低圧進相コンデンサとは
電力200Vの業務用冷蔵庫やモーター等を使用する電気機器の力率を改善し、電力を効率よく使用するための機器で、主に店舗や作業場に設置されています。
昭和50年以前に製造されたものは、保安装置を内蔵しておらず、取替える必要がありますが、業界によると、大阪府とその周辺地域で約50万個が取替えられていないと推定されています。知らないうちに発火する危険があります
次の理由から、発火の危険性が潜在しているといえます。
・保安装置を内蔵していないものや、劣化したものの取替えが進んでいない。
・こんろやストーブ等炎が見えるものとは異なり、危険性を認識しにくい。
・業務用冷蔵庫やモーター等を使用する電気機器を使用していないときや廃棄したときも、低圧進相コンデンサには常時通電状態であることが多い。
発火の様子

可燃性ガスの噴出

発火
毎年10件前後の火災が発生しています
| 年 | H12 | H13 | H14 | H15 | H16 | H17 | H18 | H19 | H20 | H21 | H22 |
| 件数 | 9 | 10 | 9 | 9 | 11 | 6 | 8 | 13 | 12 | 4 | 10 |
| 合 計 | 火 災 | 火災に至らない事故 | |
| 6月20日現在の発生件数 | 2件 | 2 件 | 0件 |
発生月 | 発生場所と延面積 | 焼損程度 | 死傷者 | 気温 | 湿度 | 天気 |
7月下旬 | 作業場(654㎡) | 60㎡焼損 | なし | 34℃ | 43% | 晴 |
7月下旬 | 住宅兼店舗(72㎡) | 15㎡焼損 | なし | 31℃ | 61% | 曇 |
8月中旬 | 住宅兼飲食店(111㎡) | 75㎡焼損 | なし | 31℃ | 58% | 曇 |
発火を防ぐには
・保安装置が内蔵されていないものは早急に取替えてください。
・保安装置が内蔵されていても、10年以上使用しているものは、定期的に点検し、異常があれば取替えてください。
・使用電力量が異常に上がっている場合は、低圧進相コンデンサを含めて使用機器の点検を行ってください。
・低圧進相コンデンサが設置してあるか、設置していないか、わからない場合でも、使用していない配線や機器がある場合はブレーカー等で電源を切断して、今後使用する見込みがない時は、電気工事業者に確認を依頼し、必要があれば取り外す等の処置を工事業者に依頼してください。(古い低圧進相コンデンサを通電状態で放置しないことが重要です。)
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