大阪市水道局では、現在までに民間企業の新しい技術やノウハウを用いて、新しい技術の実用化に向けた共同研究の実績が、多くの成果を上げてきました。
共同研究の機会均等化をはかり、より広い範囲から共同研究の実施に足りうる技術を集める必要があります。そのため、水道局以外の者と共同で行う水道技術に関する研究、調査及び試験を実施するために、水道局にとってより望ましい相手方を選定する手続きを明記したものとして、平成13(2001)年7月に「大阪市水道局技術開発に係る共同研究等実施要綱」を制定しました。本実施要綱には下記に示す、「共同研究」と「フィールド提供」の取り扱いについて定めています。
水道事業に関する技術的課題の解決に向けて、水道局以外の者と共同で、装置、材料、製品等の研究開発を行うもの。
共同研究には該当しないが、装置、材料、製品等の実用化に向けた試験等を行うため、水道局以外の者に用地及び施設を提供するもの。
これまでに、「大阪市水道局技術開発に係る共同研究等実施要綱」に基づいて、以下の共同研究を実施しています。
| 研究課題 | 共同研究者 | 研究期間 | 研究内容 |
|---|---|---|---|
| 凝集沈澱処理におけるフロック形成撹拌方式の効率化に関する研究 | (株)クボタ | 平成14年1月~平成16年3月 | フロック形成撹拌に関する実験設備を柴島浄水場内に設置し、連続的な運転性能評価を行うことにより、処理特性、水量・水質不可変動に対する適応性及び最適処理条件等の緒元の把握を行った。 |
| 建築物からの大規模ミスト散布による面的冷却等に係る研究開発 | (株)いけうち | 平成22年7月~ | ヒートアイランド現象の影響を受けた都市レベルの熱環境の早期改善を目的とした水道水ミスト散布の大規模導入技術(大規模ミスト散布)の開発を行っている。 |
| 太陽光発電パネル散水冷却システムの研究開発 | パナソニック電工(株) | 平成23年4月~ | 太陽光発電パネルの表面温度上昇に伴う発電効率の低下に対し、水道水を冷却水として活用することで発電効率の改善を図る技術の開発を行っている。 |
| 迅速性のある低コストの管路耐震化工法の研究開発 | 大成機工(株) | 平成23年4月~ | 早期の高規格耐震管路への更新を実施するため、道路掘削回数の削減など、お客様に迷惑がかからない低コストで迅速性のある新たな施工手段の研究開発を行なっている。 |
| 広範囲の既設管に適用可能な更生工法の研究開発 | 積水化学工業(株) | 平成23年11月~ | 更新困難な経年管路の更生による漏水事故未然防止及び給水安定性向上や漏水発生管の早期修繕等を目的として、小口径から中大口径管路に至る様々な口径における、非開削による既設管更生(延命化)工法の研究開発を行っている。 |
(参考情報)
2010年7月26日 もと高等学校校舎を利用して水道水ミスト散布の大規模導入技術の開発に向けた実証実験を行います
2010年8月25日 西区役所において水道水ミスト散布の大規模導入技術の開発に向けた実証実験を行います
2011年6月14日 大阪市役所における「大規模ミスト散布実証実験」及び平成23年度「ドライ型ミスト散布モデル事業」を開始します
2011年7月13日 御堂筋沿道(御堂ビル・大阪ガスビル)において水道水ミスト散布の大規模導入技術の開発に向けた実証実験を行います
2011年7月28日 太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした散水冷却システムの開発をパナソニック電工(株)と共同で実施します~柴島浄水場で散水実験を開始します~
大阪市水道局工務部計画課
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