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よくある質問と回答【水質】

2023年4月10日

ページ番号:160562

Q1 水道水の水質基準について教えてください

A

水道水が満たすべき水質は、水道法により定められています。水道水の水質基準は全部で51 項目あり、健康影響や快適性、利便性の観点から水質基準値が定められています。詳しくは、水道水質基準についてをご覧ください。

Q2 鉛給水管を使用していますが、鉛は問題ありませんか

A
現在、水道水中の鉛に関する水質基準値は、1リットルあたり0.01ミリグラム以下と設定されております。浄水場から供給している水道水の鉛の濃度は問題ありませんが、鉛給水管をご使用される場合は、鉛が検出されることがあります。このため、鉛給水管をご使用のお客さまにおかれましては、念のため、長時間留守にした後や朝一番の水道水はバケツ1杯程度を飲み水以外にお使いください。

Q3 水道水の水温について教えてください

A

水道水の水温は、その原水となる淀川の水温に依存し、冬季では約6℃、夏季では約30℃となります。

詳細な結果については、水質遠隔監視装置による水温の測定結果は水質遠隔監視測定装置測定状況、給水栓の水温は水道水質検査結果のお知らせからご覧いただけます。

Q4 塩素による消毒方法は安全ですか

A
水道水の塩素による消毒は水道法で定められています。塩素は病原菌に対して殺菌効果があり、水道水に残留塩素が含まれていることはすなわち病原菌に汚染されていないことの証明となります。また、WHO(世界保健機関)の飲料水水質ガイドラインによると、水道水の濃度レベルでは、塩素の健康への影響は確認されておりません。このため、日本では、快適性の観点から、水質管理目標設定項目として1.0ミリグラム/リットル以下という目標値が設定されています。
大阪市では、蛇口(給水栓)での残留塩素濃度は、0.4ミリグラム/リットル程度となっていますので、おいしく安全に水道水を飲んでいただくことができます。

Q5 水道水の残留塩素濃度について教えてください

A

水道法では、お客さまがお使いになる蛇口(給水栓)における、水道水の遊離残留塩素の濃度を0.1ミリグラム/リットル 以上保持するように定められています。これは、浄水場からお客さまの蛇口まで、水道水を安全にお配りするためのものです。一方、残留塩素は不快なにおい(カルキ臭)の原因となることがあり、より質の高い水道水の供給を目指すため1.0ミリグラム/リットル 以下が望ましいとする目標値が示されています(水質管理目標設定項目)。大阪市の遊離残留塩素濃度は年平均値で0.4ミリグラム/リットル程度であり、安全でおいしい水道水を飲んでいただくことができます。なお、食塩を水に溶かした時にできる「塩化物イオン(塩素イオン)」は残留塩素と異なり消毒効果はありません。

Q6 水道水の保存期間はどのくらいですか

A
水道水の保存は冷暗所で3日程度を目安にしてください。水道水には消毒効果のある残留塩素が含まれておりますが長期間持続しませんので、残った水は、飲料水以外の用途にお使いください。保存の際の注意点は以下のとおりです。

①清潔な容器をご使用ください。ジュースやお茶等が入っていた容器は水に匂いが移ったり、雑菌等が繁 殖しやすかったりしますので避けてください。保存している容器から水を飲むときは一度コップに移してから飲むようにしてください。直接飲むと口に含まれている雑菌等が容器へ混入し、雑菌等が繁殖する原因になります。

②冷蔵庫等の冷暗所で保管してください。水道水中の残留塩素濃度は、日光の照射や水温上昇により減少してしまいます。

Q7 大阪市の水道水の硬度はいくらでしょうか。また、水の硬度(硬水と軟水)について教えてください

A

大阪市の水道水の硬度は、年間を通じて概ね40から50ミリグラム/リットル程度となっています。

水の硬度成分は、主に水の中に溶けているカルシウムとマグネシウムです。カルシウムとマグネシウムの含有量が多い水を「硬水」、少ない水を「軟水」と言います。硬度の値は、カルシウムやマグネシウムの濃度を炭酸カルシウム(CaCO3)に換算して表したものです。

硬度は水の味にも影響を与え、硬度の高い水は口に残るような味がし、硬度の低すぎる水は淡白でコクのない味がするとされています。硬度成分が適度(10から100ミリグラム/リットルくらい、中でも50ミリグラム/リットル前後)に含まれていると、まろやかな味がすると言われています。

Q8 塩素はトリハロメタンなどの発ガン性物質をつくるため、浄水器をつけないといけないと聞いたが本当ですか

A
水道水はそのままお飲みいただけます。
トリハロメタンは有機物質と塩素が反応して生成されてしまいますが、大阪市が採用していますオゾン処理と粒状活性炭処理(高度浄水処理)により、水中に含まれる有機物質を大幅に除去することができるため、生成されるトリハロメタンは極めて微量です。トリハロメタンの水質基準値は、生涯にわたって飲みつづけても人の健康に影響が生じないレベルを基に0.1ミリグラム/リットル以下に設定されています。大阪市の水道水はさらにこの基準値の1/10程度となっており、安全な濃度レベルに管理されています。 
  なお、浄水器は消毒効果のある残留塩素を除去する機器であるため、雑菌が繁殖しやすくなります。また、水質を保つためには定期的なカートリッジの交換等を適切に行うことが重要とされていますので、取り扱いについては機器の製造会社や販売店等にご相談ください。

Q9 水道水の色や味について、異常を感じた場合は、どうすれば良いですか

A
水道水を利用されたときに味やにおい等に異常を感じた場合は、他の蛇口でも確認していただき、いずれの蛇口でも同様の異常が感じられるようでしたら、お客さまセンターにご連絡ください。

Q10 台所、トイレやお風呂等の水まわりが着色するのはなぜですか

A

細菌、カビ等が繁殖すると、その雑菌により、ピンク色等に着色することがあります。台所のシンクや便器の内側、浴室の隅等は乾燥しにくく、石鹸かす、湯垢、汚物などが残りやすいため、雑菌が繁殖しやすい環境となっていますので、こまめに掃除をして下さい。

Q11 高度浄水処理って何ですか

A
かび臭いにおいや、浄水場で塩素を使うことによってできるトリハロメタンという物質などを取り除き、より安全で良質な水をつくるために、これまでの浄水処理方法にオゾンと粒状活性炭による処理工程を加えたものが高度浄水処理です。これにより、かび臭などの異臭味は完全になくなり、トリハロメタンも大幅に減少させることができるほか、クリプトスポリジウム等の病原性微生物に対する安全性の向上が期待できるなど、総合的な水道水質の改善を図ることが可能となっています。大阪市では、平成12年3月から市内全域へ高度浄水処理水を給水しています。

Q12 残留塩素濃度が以前と比べて低くなりましたが、何か原因があるのですか

A
現在の高度浄水処理は、従前の浄水処理に比べて、塩素と反応する有機物量を大幅に低減することができますので、配水過程における塩素の消費量がわずかとなりました。
また、浄水場から各地域へ送水する途中の配水場に塩素を追加注入できる設備を導入したことにより、市内給水栓における残留塩素濃度を0.4ミリグラム/リットル程度にすることができたとともに、浄水場出口の塩素濃度を低減することが可能となりました。

Q13 蛇口から緑白色の異物が出てくるのですが…

A
蛇口先端に取り付けたストレーナ―(金網の付いた部品)に緑白色の顆粒状異物が捕捉される場合や、水を汲んだ容器の内側に白色の異物が膜状に付着する場合があります。これは、シングルレバー混合栓と宅内給水や給湯配管を接続するホースや伸縮性シャワーヘッドのフレキシブルホースの内側を被覆している樹脂が劣化して剥がれ出てきたものと考えられます。
このような異物が蛇口から流出した場合は、蛇口やシャワーの製造会社、工事施工会社等にご相談ください。


ストレーナー内に捕捉された緑色異物


乾燥された緑色異物

Q14 水道水中の放射能は問題ありませんか

A 

東日本大震災による福島第一原子力発電所からの放射性物質漏洩事故以降、放射性物質の監視を継続しておりますが、浄水(水道水)中で放射性物質が検出されたことはなく、問題ありません。

なお、現在までの放射性物質の測定結果放射性物質に関するQ&Aもご覧ください。

Q15 水質検査結果を確認することはできますか?また、大阪市の水道水の水質について教えてください

A                                                                                                                                                                           大阪市の水道水の水質は、「水道水質検査結果のお知らせ」にて検査結果を公表しています。

大阪市の水道水は、法令で定められた水質基準値をすべて満たしております。大阪市では「安全でおいしい水」をお届けするために、水源から蛇口に至るまで200を超える水質項目の水質検査を行っており、きめこまやかな水質管理に努めています。なお、「大阪市の水道水について」にてご紹介していますので、ご覧ください。

このページの作成者・問合せ先

大阪市水道局総務部お客さまサービス課(お客さまセンター)

電話:06-6458-1132

ファックス:06-6458-2100

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