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地域と連携した4都市水道局合同防災訓練を行いました

2023年12月26日

ページ番号:416208

 大阪市水道局では、災害時の初動体制の確立や、応急対策活動の習熟を図るため、神戸市水道局、福岡市水道局、東京都水道局と合同で、防災訓練を行いました。

平成29年10月30日(月曜日)災害対策本部設置・情報伝達訓練(大阪市水道局庁舎)

 当日9時30分に大阪市内を震源とする最大震度6強の直下型地震(上町断層帯地震)が発生した想定で、訓練を開始しました。

図上型訓練(13時~16時45分)

 発災を受け、災害対策本部(水道部本部)の設置が決定し、16時(発災から約6時間後)から開催される局部長参加の災害対策本部会議の開催に向け、被災時における被害情報を一元管理する目的で構築された災害情報システムを活用し、BCP体制(大阪市水道局事業継続計画に定められた体制)に基づき、班ごとに活動状況の集約、また応援要請に向けた方針案を策定しました。

 今回は、シナリオ方式の訓練ではなく、想定される被害状況付与内容に基づいてその場で各班が行動する実践型の図上型訓練方式で実施しました。

災害対策本部会議(16時15分~16時45分)

 図上型訓練で策定された活動状況の集約、そして応援要請方針案について、各担当班長が報告をあげ、報告内容に対する局部長からの質疑応答を行ったうえで、対策本部会議としての意思決定を行い、終了しました。
災害対策本部訓練の写真

災害対策本部訓練の様子

情報伝達訓練(16時45分~17時15分)

 災害対策本部で他都市への応援要請方針について決定後、実際に電話、ファックス、衛星電話を使用して、今回合同訓練を行う神戸市、福岡市、東京都にそれぞれ連絡し、応援可能との報告を受けました。

平成29年10月31日(火曜日)応援本部設置運用訓練(柴島浄水場)

 午前10時、前日に大阪市からの応援要請を受けた神戸市、福岡市、東京都が、実際に応急給水車を含む応援隊を組んで柴島浄水場に到着し、着任報告を行いました。

応援隊着任報告・応援隊受入訓練(10時~10時40分)

 神戸市17名(車両6台)、福岡市8名(車両3台)、東京都9名(車両3台)が、フェリーや陸路を利用して遠路はるばる大阪まで応援に駆け付けました。

 応援隊着任報告の後、今回の想定地震による大阪市の被害状況を説明のうえ、3都市へ応急給水、応急復旧の指示を行いました。
到着した応援隊から報告を受ける様子

到着した応援隊から、人数、車両の数など体制の報告を受けます

応急給水車注水(10時40分~11時)

 神戸市、福岡市、東京都の応急給水車へ、柴島浄水場の応急給水用注水設備を活用して注水を行いました。
応急給水車への注水の写真

応急給水車への注水

平成29年10月31日(火曜日)応急給水訓練、応急復旧訓練(長居公園自由広場)

 午後からは長居公園自由広場に場所を移して、小学生や地域の皆さんと一緒に、訓練を行いました。

応急給水訓練(14時~14時30分)

 南田辺小学校の5年生の皆さん、地域防災リーダーなど地域の皆さんに、実際に応急給水袋を使用して水のくみ入れ体験をしていただきました。

 神戸市、福岡市、東京都は、午前中に柴島浄水場で応急給水車に注水した水を仮設水槽や給水タンクを活用して、応急給水を行いました。また大阪市は、長居公園自由広場の地下に設置されている長居配水場配水池と連結している地上応急給水口を活用し、仮設給水栓による応急給水を行いました。

 各都市の応援隊員からの説明に皆さんしっかりと聞き入り、6リットルのリュック型給水袋に水を入れていました。「2リットルのペットボトル3本分がこの袋に入るの?」「こんな風に水が出る仕組みを知らなかった。」と、いろいろなコメントをいただきました。
仮設給水栓から水を受け取る様子

仮設給水栓やタンクから水を受け取ります

仮設給水栓やタンクから水を受け取る様子

応急復旧訓練(14時30分~15時)

 水道管は本来であれば地面に埋められていますが、どのように壊れた水道管を復旧するのか見えるように、穴(傷口)を開けた模擬配管を地上に設置し、漏水している状況を再現するために水圧をかけて穴から水を吹かせた状態で、4都市それぞれ配水管・給水管の模擬復旧訓練を行いました。びしょぬれになりながら復旧する職員の姿は、ふだんは見ることができませんから、とても興味をもって見学いただけたようです。
応急復旧訓練を見守る地域の子供たち
応急復旧訓練の様子

訓練を終えて

 実際に地震など大規模な災害が起き、水道管が壊れて断水した場合、地域の皆さんには今回実施した長居公園といった広域避難場所や、小・中学校の災害時避難所にて、仮設水槽や給水タンク、仮設給水栓を活用し、応急給水を実施します。このような仕組みを、参加していただいた南田辺小学校5年生の皆さん、地域の皆さんには体感していただけたのではないでしょうか。

 また、被災時には多くの他都市水道局が、大阪市に応援に駆け付けることになっています。一方、反対に他の都市で災害が起き、要請があった場合は、大阪市もすぐさま応援へ向かいます。その内容や順番を、「19大都市水道局災害相互応援に関する覚書及び同細目実施」により、協定を結んで決めています。

 災害が起きてから実際に他都市からの応援隊を受け入れ、皆さんにできるだけ早く水をお届けできるよう、水道局では訓練を重ねて、地域との連携強化や、他都市との応援体制の強化につなげ、災害時にも迅速な対応や体制の整備に努めてまいります。

 

平成29年度4都市水道局合同防災訓練配布資料

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