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ふだんのくらししあわせレポートその15 みんなで「おいしいね」と語り合いたい

2018年10月1日

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ふだんのくらししあわせレポートその15 みんなで「おいしいね」と語り合いたい

ふだんのくらししあわせレポートについて

地域福祉ってなんでしょう?

住之江区では、ひとりではできないことも、2人以上の人々がつながって知恵と力と思いを合わせることで「ふだんのくらしのしあわせ」をつくり出し支えあうことだと考え、ふだんのくらししあわせプラン~住之江区地域福祉計画を策定しています。

ふだんのしあわせレポートでは、住之江区の「ふだんのくらしのしあわせ」を作り支える方々をご紹介します。

区内民生委員・主任児童委員が主体となって運営する「ニコニコ食堂」は北加賀屋「みんなのうえん」で毎週第3水曜日、第4月曜日の夕方に開催されています。「子どもの居場所と働くお母さんの応援」を目的とするニコニコ食堂には、毎回30~50人の子どもたちや親子連れが訪れます。

中心メンバーの一人である民生委員・児童委員の金子さんは「おなかを満たすだけが『食』ではありません。みんなで『おいしいね。』と語り合って顔を見て食べれば、食事は血となり肉となります。」とおっしゃいます。民生委員・児童委員としても活躍される金子さんに、ニコニコ食堂を運営する思いをお伺いしました。

ニコニコ食堂の様子の写真

ニコニコ食堂の様子

― ニコニコ食堂を始めたきっかけを教えてください。

金子さん:何年も前のことになりますが、更生保護女性会の一員として、少年院に行きました。17歳の誕生日を迎えた少年と一対一で話をした時に、少年たちへの配慮から質問の内容に制約がある中で、何を質問しようかと考え、「食べ物は何が好き?」と質問しました。17歳の少年なので、から揚げやハンバーグなどの答えを予想していましたが、「肉じゃが」という答えが返ってきました。「なんで肉じゃがなの?」」と思わず聞いてしまいました。少年は「一回だけ、お母さんと2人で作って食べたのがおいしかったから。その後は作っていない。」と答えました。「肉じゃが」という料理そのものだけでなく、お母さんとの思い出も含めて、肉じゃがが好きなのだと思いました。区内でも、コンビニの前でたむろする子どもたちをよく見かけます。何とかそういう子どもたちの居場所を作ってあげる事が出来ないものかと思っていました。「はぐ食堂」が出来た時には、喜んで小学校に伝えに行きました。そこで、小学生が夜に校区外に出かけることができないと聞き、加賀屋小学校区に子ども食堂を作らなければと考えました。

― ニコニコ食堂で活動している方がたはどんな方ですか。

金子さん:私は民生委員をしていますので、加賀屋地域の民生委員・主任児童委員を中心に、ニコニコ食堂を立ち上げました。活動する時間は人それぞれですが、毎回8~10人のボランティアスタッフが活躍しています。民生委員の他にはいきいきの先生も参加されています。ニコニコ食堂には、最高で50名ほども子どもたちが来ますので、ボランティアも大変です。

― 親子で来られる方もいらっしゃるんですか。

金子さん:はい。保育所や保育園にお迎えに行った帰りに、お母さんとお子さんで来られる方もいます。ニコニコ食堂は子どもたちの居場所でもありますが、働くお母さんを応援したいという気持ちもあって運営しています。お迎えに行って、買い物をして、夕飯を作って、子どもに食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて。働くお母さんは大変ですから、お母さんに息抜きとなるように、ニコニコ食堂で「上げ膳据え膳」で夕飯を食べてもらえたらと思います。ふだんはお子さんに「早くしなさい、早く食べなさい」と急かしているお母さんも、ニコニコ食堂ではゆっくりお子さんとお話しながら食べていただきたいですね。以前は20食限定で提供していましたが、親子づれの方がたにも利用していただきたいので、現在は50食までは用意するようにしています。せっかく来てくれたのに、食事がないからとお断りすることがないように、多少余らせてもいいという気持ちで用意するようにしています。

― ニコニコ食堂では、子どもたちにはどんな風にすごしてほしいですか。

金子さん: おなかを満たすだけが「食」ではありません。みんなで「おいしいね。」と語り合って顔を見て食べれば、食事は血となり肉となります。私は栄養士でも料理上手でもありませんが、「まごはやさしい」を折り込んだ献立を作っています。お味噌汁は具沢山で作るようにしたり、海藻やキノコはなるべく取り入れるようにしたり、できるだけ旬の野菜を使ったり、白和えやごま和えなどの昔ながらのお惣菜を一品つけるようにしたりしています。幼い時の食は一生の味になると思っていますので、子どもたちが食べたことがないようなものも取り入れています。シジミの味噌汁やあおさの味噌汁やたくあんなども「おいしいね」と言って食べてくれています。子どもたちの中には、食べ物を口いっぱいにほおばって食べる子どももいます。そういう子どもには、ゆっくり噛んで食べることを声かけするなど、食事をする様子にも気を配っています。ただおなかを満たすのではなく、食べ物を味わって、感謝の気持ちを持って、食べてほしいと思っています。

まごはやさしい:「まごはやさしい」は、食品研究家で医学博士の吉村裕之氏が提唱する“バランスの良い食事の覚え方”。 ま=まめ類、ご=ごま、は(わ)=わかめ、や=やさい  さ=さかな、し=しいたけ、い=いも類。

― 子どもたちの様子にも気を配っておられるのですね。

金子さん:最近は、私はキッチンで食事を作っていることが多いのですが、食堂に入ろうかどうしようか迷っている子どもの様子や、食堂で食事をしている子どもたちの様子が気になります。ボランティアの中には地域で見守り隊活動をしている人がいますので、通学時に「今日はニコニコ食堂の日よ。」と声をかけることがあります。子どもたちからは「今度はピザにして!」とか献立のリクエストをもらうこともあります。朝、遅刻しないように時間を約束することもありますよ。食堂以外でも声をかけたりして、なるべく子どもたちの様子を見るようにしています。

― 今後、ニコニコ食堂でやっていきたいことはありますか?

金子さん:今後は、もう少し学習の時間をとれたらいいなと考えています。塾に行くのも良いのですが、ニコニコ食堂で読み聞かせなどをできればいいなと思っています。

金子さん、ありがとうございました。

金子初子(かねこはつこ)さんの写真

金子初子(かねこはつこ)さん
民生委員・児童委員を10年以上務める。市内2カ所のフラワーアレンジメント教室の主宰として40年近く経験を積み、海外での講師経験もある。ニコニコ食堂には立ち上げ時から関わり、現在も中心メンバーとして活躍中。

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