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U20ラグビー世界選手権のフィジーチームが泉尾北小学校にトライ!

[2010年8月11日]

 

6月21日まで大阪などで開催された「U20世界ラグビー選手権」に出場するため世界各国から来阪していた4チームが、それぞれに大阪市立小学校を訪れ、子どもたちとの交流を図りました。南半球から訪れたフィジーチームは6月10日、大正区泉尾北小学校の5・6年生の生徒たちとのふれあいのひとときを過ごしました。


 

子どもたちは、テレビなどの取材陣も多数いる中でやや緊張気味ながら、入場してきた選手たちのがっちりした体格や大きな足など、特徴的な風貌を興味津々といった様子で見つめていました。

 


 

校長先生のあいさつの後、チームの紹介があり、続いて選手たちがシンビ(気持ちを高めるための、試合直前のパフォーマンス)や、パス、ラインアウト、タックル、スクラムなどの基本の動き、そして日ごろの練習方法を披露しました。

 


 

そしていよいよ、子どもたちもボールに触れることに。まずは、やはり心を奮い立たせるシンビからスタート。体格で勝っているフィジー選手たちに負けじと、向き合って両足を踏ん張り、「タイボボ!、タイボボ!」と声を張り上げました。

 


 

その後4グループに分かれ、縦や横の列に並んだり、輪になったりしながらパスやキックなどさまざまな動きを習い、じょじょに複雑なフォーメーションが取り入れられるにつれて、みな必死にそれについていこうと夢中になっていきました。

最初は少し遠慮がちだった子どもたちでしたが、その風貌からは想像もつかない選手たちの優しい表情や、Tシャツの色がすっかり変わるほど汗をびっしょりかきながらの熱心で親切な指導、そしてスポーツの元来持つ楽しさに、次第に心を開いていくのがわかりました。

 



 

練習後の質問タイムでは、子どもたちから選手にあてたユニークな質問が次々と飛び出し、中には英語で質問する生徒も。

「お給料はいくらですか?」という質問には笑いが起こりましたが、「フィジーの選手はみなアマチュアで、日本みたいにラグビーで稼いで生活しているわけではなく、別の仕事を持っていて、それが終わってからトレーニングをしています」というフィジー選手の答えには、みな感心していました。

また、「海面上昇でフィジーは水没しませんか?」という環境問題にからめた質問や、「フィジーの有名な食べ物は何ですか?」、「日本のコミックスで知っているものは?」など、生活・文化面についての質問も。


 

続くプレゼント交換では、子どもたちからは勝利を願う千羽鶴、選手からはラグビーボールとワールドカップの絵葉書が贈られ、児童代表がお礼と激励の言葉を贈ると、そのお返しに選手たちはフィジーの歌を歌いました。ラグビー選手とは思えないような、それは美しいハーモニーでした。

 


 

言葉は通じなくても、心の距離は急速に縮まり、選手との写真撮影では、選手たちにすっかりなついた子どもたちがお気に入りの選手にぴったりくっついてピースサインを送る姿も。

最後の、全員での記念撮影では、みんなで拳を天に突き上げながら「フィジー!!」と叫んだところを、カシャッ★

みな、充実した時間を共有できたという満足感に溢れ、瞳をキラキラと輝かせていました。

 



 

当日は朝からあいにくの雨模様で、グラウンドが使えず、講堂での交流会となりましたが、交流会後に取材を受けた生徒たちは、「強靭な肉体に驚いた」「優しく教え、接してくれた。自分も強くて優しい人になりたいと思った」など、フィジー選手の温かい心のパスを確実にキャッチできていたようでした。

 

また、フィジーチームの監督は「(選手の中に)先生になる人もいるので、とてもいい経験になったと思う。ラグビーを通じて習得した“人生において大切なこと”を、子どもたちに伝えることができるのは、とてもいいことだ。日本の子どものほうが、ルールに従うということを学んでいる。“ルールを守る”ということは、人生にも生かせる」と話しておられました。

今回は教える側であったフィジー選手たちも、日本で言えば、20歳以下の未成年。若いながら、国を背負った選手としての自覚のもと、立派に国際交流を果たした彼らにも拍手を送りたいと思います。

 

 日本とフィジーの将来を担う若者たちにとって、スポーツを通じて心を通わせ、互いの生まれ育った国の文化を垣間見たこの交流会での経験が、どのような形であれ今後の人生を豊かにするひとつの糧となることを願っています。

 

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