2月28日、前日までの雨がうそのように晴れ渡る中、大正区民合唱団をはじめとする出演者・観客を合わせ1200名が千島体育館に集い、第4回大正区第九定期演奏会が開催されました。

今年もドイツ文化センター館長夫妻が出席される中、オープニングセレモニーの後、オーケストラにより「威風堂々(エドワード・エルガー作曲)」が力強く演奏され、第1部がスタート。続いて母なる大地をたたえ、平和な世界を願う「大地讃頌(佐藤眞作曲)」の合唱が披露され、オーケストラの演奏とともに伸びやかな歌声が会場を包み込みました。

今回の演奏会では、来場者の方々との一体感を大切にしたい、また大正区により第九が浸透してほしい、との思いから、第九の合唱の一部を観客のみなさんと一緒に歌おうという趣向が凝らされ、第1部と第2部の休憩中には、歌唱指導の方による練習が行われました。

第2部の「交響曲第九番(ベートーヴェン作曲)」の演奏では、大正区とドイツの友好交流の未来を担う子どもたちが新たに合唱に加わり、音楽を通じて、国や地域、世代を超えた友情が育まれました。また、子どもたちの参加により、演奏会が一層身近なものに感じられました。

最後に、休憩中に練習した「第九」の一部と「ふるさと」を来場者も含め全員で歌い、厳かさすら感じさせるような一体感の中、演奏会は終了。

合唱団のこれまでの活動に敬意を表するとともに、今年5月には上海万博への参加も予定されている「大正区民合唱団」のますますの活躍を応援したいと思います。
ひとつの音楽を奏で、歌い、聴き、さまざまな形で共有することを通じて、大正区の「元気」がアップしたことを強く実感できた1日でした。
演奏会が始まる前に、さまざまな方に今年の第九にかける思いをインタビューしました♪
☆西風団長
過去3回第九の演奏会をやっており、練習もしているのでみんなレベルアップしています。
帰り際、毎年、「また、来年も聴かせてください」という激励の言葉をいただきます。
区民のみなさんにぜひ合唱団を応援していただきたいです。

☆ 指揮者の高谷さん
積み重ねた成果を1時間で表現することはパワーがいります。一番大事なのは魂のこもった歌声を目指すことです。みなさんの歌がオーケストラと一体化し、大きな成功に終わることを祈ります。心を込めて指揮をさせていただきます。今回もご一緒できることをうれしく思います。大正区民合唱団の発展を祈ります。

☆総合プロデューサーの西本さん
今回の演奏会は未来を担う子どもたちにつなげるために、子どもたちに一緒に参加してもらって、音楽で大正区のまちを活性化させることができればと思います。

演奏会終了後に今年、初めて参加した大正東中学校の生徒たちに感想を聞きました♪
☆大正東中学校の生徒たち
ドイツ語のカタカナ読みは難しかったけれど、楽しかった。また、来年も歌いたいです!!

第九定期演奏会の来賓である「ドイツ文化センター」館長のミヒャエル・シュレーンさんとそのご夫人が、演奏会終了後に、さわやか広場の写真展(3月5日で終了)を訪れました。

最初に鑑賞された「大阪俘虜収容所展」では、大阪に雪が降っていたことに驚かれ、また、カール・ユーハイムの写真を見て興奮されていた様子が印象的でした。

続いて、「ドイツ世界遺産写真展」では、ご自分の故郷の写真を探索したり、それぞれの展示写真の場所を当ててみたりと、かなり楽しんでおられました。

最後はドイツの「世界遺産」のビデオ上映画面を、懐かしいふるさとを思い浮かべたのか、食い入るように眺めておられました。

今回の展示会は、規模も大きく、多様な展示内容であったので、区民のみなさんにも好評を博し、また、ドイツへの興味を抱かれる方がたくさんおられました。
このように、俘虜収容所の存在がきっかけで発足した区民合唱団の演奏会と写真展が同時に開催されることで区民のみなさんにドイツとの友好事業が浸透し、友好を深める一助となったのではないでしょうか。
そして、来年度はさらに友好を深めるべく、演奏会ではさらに充実した歌声を、展示会ではより深い内容でお届けしたいと思いますので、ご期待ください。
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