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第30回大阪市ハウジングデザイン賞受賞住宅が決定しました~表彰式およびシンポジウムを開催します~

2017年2月13日

ページ番号:385518

 大阪市は、第30回大阪市ハウジングデザイン賞の受賞住宅を決定しました。平成29年2月11日(土曜日・祝日)13時30分より大阪市立住まい情報センター3階ホールにて表彰式及び表彰式開催記念「第4回大阪市ハウジングデザインシンポジウム~住みごたえのある住まいづくり~」を行います。

  今年度は、平成28年6月1日から7月15日まで、市民の皆様や住宅供給に携わる方々から推せんを募集したところ(平成28年5月26日付報道発表参照)、271通の応募が寄せられ、対象住宅116件を第30回大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議において意見を聴取し審査しました結果、大阪市ハウジングデザイン賞に阿倍野区の「メゾンドール帝塚山」の1住宅、大阪市ハウジングデザイン賞特別賞に生野区の「K’S APARTMENT」、住之江区の「APartMENT(旧北川鉄工所社宅北棟)」の2住宅、合計3住宅を決定しました。

 当日は、表彰式のほかゲストによる記念講演やパネルディスカッションを行います。

  大阪市ハウジングデザイン賞は、魅力ある良質な都市型集合住宅の建設、既存ストックの有効活用や、良好な維持管理を行う住宅の普及を促進するとともに、広く市民の方々や住宅供給に携わる人々の住宅に対する関心を高めていただくことを目的として、昭和62年度から実施しています。毎年、優れた民間集合住宅を表彰し、受賞住宅には大阪市ハウジングデザイン賞の銘板を取り付けています。

 これまでの受賞作品はホームページ(大阪市ハウジングデザイン賞について)からご覧いただけます。

 お申し込みを締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

第30回大阪市ハウジングデザイン賞

総評

 今回で第30回を迎える大阪市ハウジングデザイン賞の募集に対して、271件の応募があった。昨年同様、本年も新築分譲集合住宅の応募が多数を占めたが、安定的、標準的なモデルの適用が目立ち、残念ながら挑戦的な試みは少なかった。これに対して、既存の区分所有集合住宅では、維持管理や改修において意欲的な試みが展開されている。賃貸集合住宅の建替や改修事例でも、多様な挑戦的な試みが認められた。
 さて、本年度の大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議では、書類審査、現地審査を経て、多面的な視点から委員相互の議論を重ね、1件をハウジングデザイン賞、2件をハウジングデザイン賞特別賞として選定した。
 ハウジングデザイン賞に選定した住宅は、築40年を経過した79戸からなる既存区分所有集合住宅である。管理組合が専門家の支援を得て、耐震改修を中心とした改修事業を住民主導で成功させた事例である。構造面のみならず、使い勝手や景観面の改善が図られ、地域のまちづくりにも貢献している。
 ハウジングデザイン賞特別賞に選定した住宅は、賃貸住宅の建替事例と社宅の賃貸住宅への改修事例であった。前者は、庭師の協力を得て街に潤いを与える庭を積極的に計画するとともに、地域の人々の利用も考慮したコミュニティルームを組み込んだ賃貸住宅である。後者はアーティストを巻き込んでの実験的事業で、アートの街としての再生を目指す地域のまちづくりの文脈に呼応している。
 これら3事例は、いずれも、大阪市ハウジングデザイン賞の理念である、住宅とまちとの関係を重視した都市型集合住宅のモデルとして高く評価された。こうした取り組みが次年度以降もさらに展開していくことを期待したい。
(選考有識者会議委員長・髙田 光雄)

大阪市ハウジングデザイン賞受賞住宅

メゾンドール帝塚山(分譲)

 阿倍野区の聖天山風致地区内の閑静な住宅地にある住戸数79戸の共同住宅で、築約40年経過している建物の耐震化をメインとした改修工事である。耐震化だけではなく、デザイン性にも配慮されているところが高く評価された。また当該工事決議にあたっては、時間をかけてきめ細やかに住民の総意を汲み取っており、施工後の満足度が高いことも評価される。
1.デザイン性
 耐震化のためのアウトフレームが建物のアクセントになるとともに、その色調が街並みに違和感なく溶け込み、街区全体の統一感があり、街の品格を向上せしめている。
 中庭については、植林され見るだけだった庭から屋外リビングというコンセプトで住民が集う場としての機能を持たせた。駐車場に接していることから、子どもの飛び出しによる事故を防ぐために低木を交互に配置する等、きめ細かい配慮もなされている。また、災害避難場所としての機能も有する。このほか、住戸との境についても出来る限り取り払うことで、中庭との一体感が生まれている。
2.住民の総意
 耐震化促進法による普通決議を採用せず、区分所有者の4分の3の特別決議とし住民の総意を汲み取る努力を怠らなかったこと、耐震研究専門委員会を起ち上げ、区分所有者に情報発信を続け、時間をかけて耐震改修への理解を深めていったこと、耐震工事施工会社に工事を丸投げせずに、「一般社団法人マンション問題解決・管理支援センター」のアドバイスのもと、住民主体で計画を進めたこと等が高く評価できる。工事後、コミュニティが回復したと住民の方から伺ったが、こうした取り組みがあってのことと思う。
3.改修工事費
 築年が古い共同住宅は、区分所有者も高齢化しており、改修のための一時金を徴収することに抵抗がある場合が多い。しかし、今回の事業スキームでは、一時金を徴収せずに修繕積立金の取崩しや金融機関からの借入、耐震化補助金で事業を成し遂げており、こうした問題点が回避されたことも評価が高い。管理組合が資金を借り入れすること自体極めて困難であるが、それに敢えてチャレンジして成功していることは、今後耐震改修に取り組む管理組合にとっては極めて参考になる。
(選考有識者会議委員・難波 里美)


所在地:阿倍野区帝塚山1丁目
管理組合:メゾンドール帝塚山管理組合
設計者:一般社団法人 マンション問題解決・管理支援センター
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上5階、79戸

大阪市ハウジングデザイン賞特別賞受賞住宅

K’S APARTMENT (賃貸)

 生野区に建つ住戸13戸とコミュニティルームから成る小さな賃貸集合住宅である。周囲は老朽化した小規模アパートや狭小戸建てが多く、まちなみから高齢化が伝わってくる。大家さんはこの地に生まれ、この地を愛し、一生この地で暮らしたいと明言し、相続した古いアパートを建替える際には、収益性よりこの地に貢献する住環境をという強い思いがあった。その思いが最も現れていたのは緑である。小さな物件にも関わらず外周は建物をセットバックさせて植栽し、中庭まで設けている。さらに植栽は庭師に委託している。レンタブル比は全く低く、住戸プランは全室異なる反面、やや無理があるが、上階住戸からでも窓越しに見える緑が心地よい。中庭は通りを歩く人からも垣間見え効果的である。コミュニティルームは地域の人々に開放され、ゆくゆくはまちのオアシスになるであろう。賃貸集合住宅はリノベーションに創意あるものが増えているが、建替えにおいても可能性を予感させ、地域の住環境に寄与する新しいオーナー像を示し得たことが特別賞に相応しいと評価された。
(選考有識者会議委員・大谷 由紀子)


所在地:生野区小路2丁目
事業者:株式会社 K’sC
設計者:進和建設工業株式会社
施工者:進和建設工業株式会社
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上3階、13戸

APartMENT(旧北川鉄工所社宅北棟)(賃貸)

 住之江区北加賀屋に立地する旧北川鉄工所社宅のリノベーション・プロジェクトである。
 かつて多くの造船関連工場が立地し、賑わいをみせたこの地域は、近年、アートの街としての再生が進む。本プロジェクトは、そうした取り組みの一環であり、昭和46年建築の社宅を舞台に、アーティストと地域とをつなぐ場所づくりが目指される。
 様々な分野のアーティストが、リノベーションを担当する8 ARTISTS PROJECTでは、庭園の部屋、コンセントの部屋など、部屋ごとに独自の世界観が表現され、日常と非日常が同居する不思議な空間を生み出している。toolbox PROJECTの2戸は、住人が一定の条件のもと、原状回復不要で自由にアレンジできるよう、下地の状態で貸し出される。社宅の記憶を継承しつつ、ベランダ側に再整備された通路と庭は、どこか懐かしく心地よい路地空間を思わせる。新たな住人を迎え、門柱に残された「北川鉄工所社宅」の文字が、誇らしげに輝いていた。
 本プロジェクトの狙いは、アートとリノベーションの融合、住人の創造性の誘発にある。実験的な試みではあるが、住空間のオルタナティヴ(注)を提示した意義は大きい。また、街づくりの文脈において計画が練られたことも評価できる。集合住宅としての今後の成熟と展開を期待し、特別賞に選定した。
(選考有識者会議委員・中嶋 節子)

(注)オルタナティヴ:選択肢、もう一つの新しいスタイル、代わりの意 など


所在地:住之江区北加賀屋2丁目
事業者:千島土地株式会社
設計者:株式会社アートアンドクラフト
構造・規模:鉄筋コンクリート造、地上3階、12戸

撮影:増田 好郎

シンポジウム開催概要

名称

第30回大阪市ハウジングデザイン賞表彰式開催記念「第4回大阪市ハウジングデザインシンポジウム 住みごたえのある住まいづくり~次なる時代へ・・・住まいと暮らしのこれからを考える~ 」

日時

平成29年2月11日(土曜日) 13時30分から17時(13時開場)

場所

大阪市立住まい情報センター 3階ホール(大阪市北区天神橋6-4-20)

(最寄駅)・地下鉄谷町線・堺筋線「天神橋筋六丁目」3号出口

      ・JR環状線「天満」から北へ650メートル

電話 06-6242-1160

次第

13時30分 開会

       【表彰式】 第30回大阪市ハウジングデザイン賞賞状贈呈/講評/受賞住宅紹介

       【記念講演】「大阪の都市居住の展望」

        ・髙田 光雄 (京都大学大学院教授、大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議委員長)

       【パネルディスカッション】 「住みごたえのある住まいづくり」

       コーディネーター

        ・髙田 光雄 (京都大学大学院教授、大阪市ハウジングデザイン賞選考有識者会議委員長)

       パネリスト

        ・遠藤 剛生 氏 (神戸芸術工科大学特別教授)

        ・小川 宗治 氏 (住之江区 住まい手)

        ・木本 孝広 氏 (DAMAYA COMPANY株式会社 代表取締役) 

        ・竹原 義二 氏 (摂南大学理工学部建築学科教授)

17時00分 閉会 

参加募集

【参加費】 無料

【定員】   100名 ※応募多数の場合は先着順

【応募方法】

 (1)はがき・ファックスの場合

   郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、参加希望人数をご記入のうえ、申込先まで送付してください。

 (2)電子メールの場合

   メールアドレス、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号、参加希望人数を下記申込フォームにご記入のうえ 申込先まで送信してください。

申込フォーム

Microsoft社 Word Viewerのダウンロード(無償)別ウィンドウで開く
docファイルの閲覧には Microsoft社のWord Viewerが必要です。同ソフトがインストールされていない場合には、Microsoft社のサイトから Word Viewer をダウンロード(無償)してください。

住まい・まちづくり・ネット別ウィンドウで開くからもお申し込みできます。

※大阪市個人情報保護条例を遵守し、応募者の個人情報の取扱については「大阪市ハウジングデザイン賞」の目的以外には使用いたしません。

※手話をご希望の方、お子様連れ(未就学児)をお連れの方は2週間前までにお問い合わせください。

※本シンポジウムは参加証を発送しません。参加申込後、特に連絡がない場合は直接会場にお越しください。

申込先・問合せ先

〒530-8201 大阪市北区中之島1-3-20

大阪市都市整備局企画部住宅政策課民間住宅助成グループ(大阪市ハウジングデザイン賞事務局)

第4回大阪市ハウジングデザインシンポジウム係

電話 06-6208-9228(平日9時~17時30分)

ファックス 06-6202-7064

電子メール ka0018@city.osaka.lg.jp

 

第4回 大阪市ハウジングデザインシンポジウム チラシ

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主催

大阪市/大阪市立住まい情報センター

協力

大阪市マンション管理支援機構

その他

併催企画として、大阪市ハウジングデザイン賞パネル展を開催いたします。

場所 住まい情報センター 4階住情報プラザ(大阪市北区天神橋6-4-20)

期間 平成29年1月23日~2月27日まで予定

参加費 無料

定員 なし

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このページの作成者・問合せ先

大阪市都市整備局企画部住宅政策課民間住宅助成グループ
住所: 〒530-8201 大阪市北区中之島1丁目3番20号(大阪市役所6階)
電話: 06-6208-9228 ファックス: 06-6202-7064

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