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【講演会開催報告】医療の現場とLGBT当事者 それぞれが知らないこと

2017年2月13日

ページ番号:388961

講演会の報告概要

 平成28年12月10日(土)、淀川区役所5階会議室にて、LGBT講演会「医療の現場とLGBT当事者  それぞれが知らないこと」を開催しました。医療従事者、自治体職員、LGBT当事者の方々をはじめ、50名にご来場いただきました。情報が少ない「LGBTと医療」をテーマに、ゲストスピーカーお二人の講演、ご来場の皆さまの質問にお答えするパネルディスカッションといった2本立ての内容でした。来場者の方々それぞれに気づきがあり、講演会開催の意義の大きさを感じました。

※ここで表記するLGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの頭文字としてだけではなく、SOGI(Sexual Orientation・Gender Identity/性的指向と性自認)におけるマイノリティ(少数者)の総称であることをご了承ください。

講演会開催案内チラシ表面
講演会開催案内チラシ裏面

第1部 ゲストスピーカーの講演

第1部ではまずはじめに、特定非営利活動法人虹色ダイバーシティの五十嵐講師より、LGBTってなんだろうをテーマに基調講演を行っていただきました。その後、藤井講師から助産師としてまた自分自身の活動を通じて講演いただき、田村講師から成人期~老年期におけるライフステージとLGBT、医療との関わりをテーマに講演いただきました。

成人期から老年期におけるライフステージとLGBT、医療とのかかわりをテーマに講演する田村講師。

第2部 パネルディスカッション

第2部のパネルディスカッションでは、特定非営利活動法人虹色ダイバーシティの代表、村木真紀氏にコーディネーターを担っていただき、来場時に配布した「聞いてみたいことシート」を第1部終了後に回収し、記載されているご質問についてお答えするという流れで行いました。以下にQ&Aを記載します。

 

Q.保険証(国民健康保険等)には、なぜ性別記載があるのでしょうか。また、性別記載が保険証の表面にありますが、裏面に記載してもらうことは可能でしょうか。

A.厚生労働省より通知が出されており、男女の性別欄については、性別に由来する特有の疾患や診療行為があることから、保険医療機関等にて行われる診療等に資するものであるとともに、当該診療等に係るレセプトの審査を円滑に行うために必要であるという観点から設けられています。戸籍上の性別記載については同通知により、保険者の判断によって裏面に記載しても差し支えないとされています。

 

Q.問診票に書きにくいことは、受付で「後で医師に伝える」ということでもいいのでしょうか。

A.問題ありません。

 

Q.医療従事者がLGBTについて知らないのは養成過程に問題があるのではないでしょうか。

A.養成課程において、学ぶ時間が短いのが現状です。また、教科書にすぐに反映されるものでもありません。5年ほどのスパンがあります。性別や性自認や同性愛のことについては国家試験に出題されてきているので、重要視されてきている傾向はあります。

 

Q.ホルモン剤を投与している友人が事故で入院したときに、その病院では普段投与していなかったので、入院中に投与を受けるのはすごく大変ということで、簡単に受けることができないんでしょうか。また、その他トランスジェンダーが入院中に困ることを教えてください。

A.普段、ホルモン療法に通っている病院と入院中の病院が連携をとることや、診療情報提供書で医師同士がやりとりするということが考えられますが、保険適用なのか自由診療なのかもありますので、判断が難しいです。しかし、まずは入院先の医師やソーシャルワーカーに相談していただきたいところです。

 

Q.いわゆるパートナーシップの証明書は病院で使えるのでしょうか。

A.病院で使えるかどうかは基本的にはその病棟の看護師長に相談されるのがいいです。どこの部屋にどの患者さんが入院するかといった決定は看護師長です。担当された看護師さんではなく、師長さんお願いしますといって、「実は・・・」ということを相談していただき、あまりたくさんの人に知られたくないこと、自分の思っていることを伝えていただくことがよいと考えます。師長さんがコーディネーターになって、ソーシャルワーカーにつなぐ、担当看護師を固定にしするという話を通してくれることがあります。行政の方には市の病院の師長さんに研修はお願いしたいです。

 

Q.介護職の方でもLGBTの方はいらっしゃいますか。LGBTの方は介護でどのようなことに困っていますか。

A.介護職の方でもLGBTの方々はいます。困りごとに関しては、身体介護、トイレやおむつ交換、お風呂であったり、誰が介助するかどうお手伝いするかということになってくるかなと思います。常に「介助してもよろしいですか」と確認することを心がけています。

パネルディスカッションのようす

第2部では、パネルディスカッションとして、レインボーフラッグを背に来場者の皆さまの聞きたいことに答えていただきました。


講演会終了後に、出演者のみなさんと来場者有志の方々、区役所職員で集合写真。
ご来場いただき、ありがとうございました。

ご来場の皆さまから頂いたアンケートの一部をご紹介します

講演会にご来場いただいた皆さまにアンケート用紙をお配りし、ご協力いただきました。(アンケート回収は39枚でした)

以下、一部を紹介します。

LGBTについて知っていましたか?

よく知っていた  21人 54%

言葉の意味は知っていた  15人 38%

あまり知らなかった  2人 5%

全く知らなかった 1人 3%

講演会はいかがでしたか?

とても満足  7人 18%

満足  24人 62%

どちらともいえない  3人 8%

未回答  5人 13%

印象に残ったこと、心に残った言葉があれば教えてください

・セクシュアルマイノリティの方がおよそ20人に1人いると知りました。少数ではなく、自分の周りにもいるかもと気付きました。

・医療従事者ならではの仕事での気遣いや配慮があること

・自分たちのささいな会話(好きな子いる?等)でも心を痛めている方がいるんだなと思いました。

・LGBTだけでなく個別性を大切にすることを再認識することができました。

・LGBTの高齢者に対して、医療スタッフが腫物にさわるような態度などをとることは、その人が最後まで苦悩を我慢させ続けることになるというところ。全てのライフステージにいる方々と関わる中で心掛けていかなければと思った。

あなたが明日からできることをご記入ください

・自分の感覚・主観で日常生活を送り、対人関係にも同様に対処してしまいがちなので、多様性を意識したいです。

・自分がされたら嫌なことは人にもしない。

・LGBTだけでなく個別性を大切にすること。

・アライ(理解者)になること。

・LGBTのニュースに目を向けていき、自分のできることをする。

自由記載欄

・LGBTに関する取組みが大阪市全体に広がっていくと良いと思います。

・医療従事者だけでなく、福祉従事者もセクシュアルマイノリティのことを知らない人は多いです。高齢者、障がい者といったわかりやすいカテゴリーでは分けられない生きづらさがあることを多くの人に知ってほしいと思います。

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