発達障がいというのは主に大きく自閉スペクトラム症と注意欠如多動障がいなど、いろいろな言い方あるんですよ。 これは自閉スペクトラム症とか広汎性発達障がいとか、自閉症スペクトラム障がいとか、ASDという言い方もあれば、PDDという言い方もあるしね、同じですこれ。 自閉症スペクトラム障がい、動いちゃうね注意欠如多動ですね、これがADHD、主にこの2つだと思えばいいです。 あとトゥレット障がいとか、学習障がい(LD)とかありますけど、人格パーソナリティーの方に問題を感じる発達障がいはこの2つ。これも発達障がいの特性が強くなると診断されているかどうかは別として、 やっぱちょっと変な子になっちゃうんでね、周りから見てね。そうするとやっぱりこのポリヴェーガル的には逆いっちゃうんです、当てはめたくなるから。 自閉スペクトラム症の子は、元気だったらもうずっと空気読めずに自分の説明、説明好きです、ひたすら説明です、自閉スペクトラムとは説明病です。 ひたすら調べて、ひたすら言って、これはASDです。 空気読めない、元気だったらそうなんです。指摘されまくってね、ビビりまくっていると今度は人間を怖れるので基本的に人間に近づかない。だからASDも陽キャだったらもうずっと空気読めない説明しまくり。 陰キャだったらもうずっと駄目です、人に近づかない、すごくビクビクしてる。このどっちかになりますね。 ベースにあるのは空気が読めない、人の思いや内心がよく分からない。ADHDは注意欠如多動障がい、不注意で何か忘れ物を多くて、何か計画立たなくて、順番にできなくて、衝動的なので、何か動いちゃうし、 突発的にやっちゃうし、脳のドーパミンの伝達異常というふうに言われています。うまく構文の伝達物質のうまく伝わらないから、うまくできないということらしいですけれども、だから注意転導性と言って、 一つのことに集中する力が弱まって、何か気になるものが来るといっちゃう、これ注意転導性って言うんです。 発達障がい、ADHDなんですね、大体どっちかです。ASDかADHDか、くっついてるASD&ADHD、ハイブリッド型、案外ハイブリッドなんですけれどね。 元々ハイブリッドの診断ができなかったので、昔の診断基準はどっちかを診断したらどっちかではないっていう診断基準だったんですよ。2013年新基準になってから、ハイブリッド診断可能になったんです。 そうすると今どこまでその比率が上がったかといったら、現状はADHDから大体診断されます。最初、ADHDの方が問題児だから早く診断されます。 ASDは静かにしてるから、説明うるさいけど、でも基本そんな問題起こさない、だんだん後で問題を起こすんですよ、空気読めないからね、後でくるんですよASDの診断。 だからADHDからきてASDがくっついてくるということですけれども、現在はADHDでASDがくっついている人はもう6割です。もっと上がりますだぶん。 発達障がいとは何かというのは、もう実はASD&ADHDのことを指すんだというふうにだんだんなってきている気がしますけれども、このASDがまさしく心の理論がないという、その人の共感できない、 空気を読めないということなんですけど、この話がまさしく腹側迷走神経なんです。 要するに対人交流における神経系が発達していなくて、人の気持ちを見る、読み取る力が育たない、自分の気持ちを理解することがうまくできない、だから伝えられない、まさしくこれです。 できたらね、先ほどから言っているように「それでいい」の子育てなので、その発達障がいとか発達特性とか、そういうものがやっぱりちょっと変に感じたら、 その辺に感じた部分がどうやってそれでいいというのか難しいですね。変であればあるほど難しい。 でもさっきから言ってるように子育てというのはそれでいいよを増やした方がいい、これは間違いないんですよ。 そうすると判断つかないじゃないですか、だからこれはできたら私たちがいうところで言うと、児童精神科にやっぱり連れてきてほしいですね。親が判断するんじゃなくて。 そのどういうふうにこの子の感じにそれでいいと言ってあげられるか、基本的には親の子育ての緊張感を僕は逆に減らしてほしいと思っていて、今日ここで学んだから、まだピリピリして帰る、 これは意味ないんです。家の中が楽になってほしい、そんなに考えないでいいんだ、こいつら知らん間に勝手に育っているんだ、それでいいんです。 育てる視点、温かみは重要です、こうしないと駄目だという義務的なものが強ければ強いほど心理的緊張感が伝わっちゃう。 この緊張感が腹側迷走神経の活性化を下げてしまう、そうするとセルフコントロールが下手になる。 セルフコントロールが下手な人を育てたいと別に思っていない、セルフコントロールが高い人間を育てるためには、セルフコントロールの神経を上げたいということですね。 発達特性を軽視するリスク、ちなみに発達特性はみんなにある、特性の凸凹がある程度ある、特性が社会障がいというものを引き起こして人とうまくいかないというところに診断がつくと発達障がいです、 社会上の理由です。 皆さんに発達障がいって何、この子は発達障がいなのか、そうでないのかありますよね。これは違います、その子の人生が軌道に乗ったら発達障がいではありません診断上。診断基準がそうです。 つまり、発達障がいがどうとか、愛着障がいがどうとか、この子は正常なのか異常なのかそもそもこんな判断基準いりません。 その子に合うものをフィットできるか、できないかがあるだけです、そして、その難易度があります、高難易度の子もいます。 でも、それは相談環境を持つかどうか大事です、その専門支援、僕はそういう風に思います。基本的に誰が来ても、僕のカウンセリングというのは、それでいいんだよって。 基本的には、それで言いたいことをお伝えしたのかなと思いますね、その子が思っていることを聞いてあげて、それでその子がしたいことを聞いてあげる。 中々そうならない時に、それもそこにこだわらずに一番重要なのは「それでいい」、それでいいが増えるほど腹側迷走神経が活性化する。 お前何で動かないんだよじゃなくて、それでいい。何で動き過ぎるんだよ、それでいい。ほっとけっていう意味ではない。歯磨きしたくないんだよ、それでいい。 どんどん虫歯になっていきます。気持ちとしてはそれでいいです。したくないという気持ちはそれでいい。歯を磨けと言います、これはちゃんと理由があります。歯磨きをしなきゃいけない理由は2つあります。 一つは、本人が虫歯にならない、歯周病にならない、その方がいいからね、問題は起きないから。磨いてくれと頼むから、お願い、お願いです、義務ではない、提案とお願いです。 それはそう思っていること、怠けているとか、人間として駄目だとか、できたらこういうメッセージを送らないで欲しい。 そう思うよ、そういうもんだから。その上でどうしていくかについて、それも検討しようよということです。 そういう心理的安全性の子育てにいくと、先ほど言った心理的な探索をとる、安全基地があって、自分で物事を理解して情報を集めて何かをやっていくというそういう状態になって、 仲間との関係がうまくいって、そういう生き方になっていくんです、そういうお話でございます。