令和4年度 第2回阿倍野区教育会議会議録(令和4年9月29日開催)
2022年11月4日
ページ番号:580932
1. 日 時:令和4年9月29日(木)午後1時30分~午後3時11分
2. 場 所:阿倍野区役所2階 大会議室
3. 出席者
(委 員 等)髙岡議長、髙市副議長、大鳥委員、笹川委員
(オブザーバー)蔭山常盤幼稚園園長、辰巳ながいけ認定こども園理事長
(市 側)山田区担当教育次長、佐藤区教育担当部長、筒井教育支援担当課長、伊村保健子育て担当課長、近藤教育支援担当課長代理
4. 議題
1 教育・子育て施策等について
(1)阿倍野区における教育支援の取組みについて
2 情報提供
(1)大阪市のヤングケアラーの取組み
(2)高校合同説明会(8/6、8/7開催)
(3)中学生英語スピーチコンテスト、小学生英語発表会(9/11催)
(4)令和5年度阿倍野区学校案内
3 その他
(1)学校体育施設開放事業(中学校体育館)における空調設備(エアコン)の使用について
(2)通学路安全対策会議について
○近藤教育支援担当課長代理
定刻となりましたので、ただいまから令和4年度第2回阿倍野区教育会議を開催させていただきたいと思います。
本日はお忙しい中ご参加いただきまして、どうもありがとうございます。
それでは会議に先立ちまして、机上に置かせていただいております、配付資料を確認させていただきます。
令和4年度第2回阿倍野区教育会議次第、別紙1、阿倍野区教育会議委員名簿、資料1、阿倍野区における教育支援の取組、資料2、阿倍野区における教育支援の取組概要、資料3、阿倍野区における教育支援の主な事業、資料4、学校体育施設開放事業(中学校体育館)における空調設備(エアコン)の使用について、資料5、通学路安全対策会議案件一覧、参考資料、大阪市立中学校生徒を対象としたヤングケアラー実態調査報告書概要版、参考資料、YC(ヤングケアラー)ピアサポチラシ、参考資料、高校合同説明会2022チラシ、参考資料、小学校英語発表会、参考資料、中学生英語スピーチコンテスト、参考資料、令和5年度阿倍野区学校案内、以上でございます。
資料に不足がある方がいらっしゃれば、挙手にてお知らせください。
皆さん、おそろいで大丈夫でしょうか。
続きまして、本日の会議には、全委員5名のうち4名の皆様にご出席いただいております。お手元の委員名簿をご参照いただくことでご紹介に代えさせていただきますので、ご了承ください。
なお、若林委員と、オブザーバーでいらっしゃいます中西阪南中学校校長、村上常盤小学校校長、田伏長楽保育園園長には、所用によりご欠席でございます。よろしくお願いいたします。
今回につきましても、傍聴要領を定め、会議を公開いたします。本日は傍聴の方はおられませんが、議事録について、後日、公表となりますので、よろしくお願いいたします。
それでは開会にあたり、教育委員会事務局阿倍野区担当教育次長で、阿倍野区長の山田からご挨拶申しあげます。
○山田区担当教育次長
こんにちは、山田でございます。
皆様には、日頃から区政の推進にご協力を賜っておりまして、また、本日はご多用のところ阿倍野区教育会議にご出席いただきありがとうございます。
新型コロナウイルス第七波の影響を受けまして、前回の教育会議は完全オンラインでの開催といたしましたが、ようやく大阪モデルも黄色信号に今なっております。
感染者の全件把握を簡略化する国の方針の下で、今週からは年代と総数のみが集計され、個別の発生届の対象は65歳以上の方などに限定をされています。ある意味、大きな転換点と言えます。
ワクチン接種につきましては、オミクロン株に対応した新ワクチンの接種がスタートしており、10月中旬からは、やすらぎ天空館などでの集団接種も開始予定でございます。
学校園の現場では、この間、陽性者の発生により休業リスクのある状況は続いてきましたが、例年の行事などは、十分な感染対策の下で、総じて予定どおりに実施できているようでございます。
区役所では、アベノキッズサマープロジェクトを3年ぶりに復活開催できましたほか、英語スピーチコンテスト、英語発表会も今年は現地開催に至りました。
PTAでは、受験生のための高校合同説明会を今年も無事に開催をいただきました。
来月10日には、あべのカーニバルも3年ぶりに現地開催の予定となっております。
ウィズコロナにおきまして、阿倍野区の子どもたちなどのためにやるべきこと、できることは着実に進めたいと考えております。
本日の教育会議では、今年度実施中の教育、子育て関係事業に係る進捗状況を中心にご説明いたします。これから大阪市では、次年度に実施する事業の予算要求を行う時期を迎えます。区の教育施策につきまして、教育会議でのご意見を参考にさせていただきたく、委員の皆様には、それぞれのお立場から忌憚のないご意見を賜りたいと存じます。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
○近藤教育支援担当課長代理
それでは、ここからの進行は髙岡議長にお願いしたいと存じます。
議長、よろしくお願いいたします。
○髙岡議長
皆さん、こんにちは。阿倍野区地域振興会の会長をやっております髙岡でございます。本日の議長を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
今回も円滑な議事な進行、また活発なご議論につきまして、皆様のご協力をどうぞよろしくお願い申しあげます。
本日の会議は一応15時ということで予定させております。よろしく、またご協力を賜りますことをお願いいたします。
本日、髙市委員さんにつきましては、お仕事のため、2時30分でご退席いうことを聞いておりますので、それまでに十分なご意見をお聞きしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
本日は、来年度の教育関係事業の方向性を決める会議ということでございますので、皆様には、たくさんのご意見をいただきたいと思っております。どうぞよろしくご進行、ご協力をお願い申しあげます。
それでは、議題の1つ目でございます教育・子育て施策等につきまして、事務局からのご説明をお願い申しあげます。よろしくお願いいたします。
○筒井教育支援担当課長
ありがとうございます。
教育支援担当課長の筒井でございます。よろしくお願いいたします。
それでは、資料の1から3につきまして、私と伊村課長からご説明をさせていただきます。令和4年度の予算や進捗状況などをご紹介し、令和5年度の事業に対しましてのご意見を賜りたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
区役所からの説明は短めにいたしまして、ご意見交換をいただく時間をなるべく多く取りたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。
では、まず、資料1をご覧ください。前回、運営方針とともにご説明させていただいておりましたが、教育支援の具体的な取組を見える化した資料になってございます。
令和4年度に実施の事業でございますが、令和5年度につきましても、基本的には引き続き実施してまいりたいというふうに思っております。
事業ごとに改善や修正を加えまして、PDCAを回していきながら、よりよい事業にしていきたいと考えております。
この資料は、学校内で実施のものを左側、学校園と書いているほう。学校外のものを地域・家庭のほうを右側に記載をしております。また、下側に記載のものは基礎的なもの、上に行くほどステップアップしたものというふうにご覧くださればと思います。
また、右下に記載にしておりますが、網かけ、黄色のところは阿倍野区独自の事業で、白色は全区共通事業となってございます。この中で例えば、左上の音楽体感事業は、網かけというか、黄色になっておりまして、阿倍野区独自の事業でございます。資料3-3というふうに記載してございますが、後ほど資料3-3で、改めてご説明を申しあげたいと思っております。
音楽体感事業の2つ下にはグローバル人材育成支援事業(小学生英語レッスン)とあり、また次が、右上のほうにも事業名は同じくグローバル人材育成支援事業というのがございます。1つの事業でございますが、大きく分けて2つの取組を実施しております。これも資料3-1でご説明をさせていただきます。
ということで、全ての事業ではございませんが、資料3-1から3-6というふうに番号をつけております事業につきまして、後ほどご説明をさせていただきます。
では、次に、資料2をご覧ください。こちらは資料1の各事業の概要と令和4年度予算を掲載しております。
令和5年度に予算の増額というのは難しい部分もあるんですけれども、ニーズのある事業にメリハリをつけて、かつ必要最低限の事業の予算を確保しつつ工夫をして、各事業を充実していくようにしてまいりたいというふうに思っております。
では、資料3-1から3-6の具体的な事業につきまして、ご説明してまいります。
資料3-1です。横長の資料になっております。グローバル人材育成事業でございます。
令和4年度の取組内容でございますが、こちらは外国語授業・活動をサポートするために、ネイティブスピーカーを小学校に派遣し、語学力の向上、異文化への理解を促進するという目的で、小学校におきまして、1年生、2年生を対象に英語レッスンを行っています。
もう一つは、日頃の英語学習の成果を広く発表する機会の提供により、英語学習の意欲を向上する目的で、小学生を対象に英語発表会、中学生を対象に英語スピーチコンテストを開催いたしております。
9月11日にこの大会議室で開催したんですけれども、小学生英語発表会では72名、中学生スピーチコンテストでは13名の参加がございました。今年度はコロナの感染対策といたしまして、参加者の保護者2名までの出席で実施をいたしました。
本事業は委託事業でございまして、株式会社イングが受託しております。レッスンを受けて、練習を重ねて、リハーサルを経て、発表当日は、皆さんすばらしい発表をされました。こちらは引き続き、継続して実施してまいりたいというふうに考えております。
次に、資料3-2をご覧ください。子どもの体力向上支援事業でございます。
小学校に運動指導員を派遣いたしまして、運動技術指導を行い、子どもの運動技術を向上させる、運動のコツを教える事業でございまして、子どもの運動に対する苦手意識の克服や運動の楽しさを伝える事業でございます。
令和3年度、全国体力・運動能力・運動習慣等の調査結果を掲載しております。本事業の成果と直接結びつくものではございませんが、参考にご覧ください。また、本事業では、教員、学校からも回数の増加など、希望が寄せられている事業でございます。
次に、資料3-3、音楽体感事業でございます。
小学校にプロの音楽家を派遣し、記憶に残るプロの演奏に触れる機会を提供することで、音楽や芸術に興味を持っていただき、感性豊かな人材の育成につながるよう実施しております。教員からのアンケートの結果も、好意的な意見をいただいております。また、本事業は、小学校だけの実施になっていますが、中学校からも実施してほしいという声をいただいております。資料3-3の一番下に書いているんですけれども、中学生にも実施してほしいという声をいただいております。
続きまして、資料3-4、3-5につきましては、伊村課長からご説明をさせていただきます。
○伊村保健子育て担当課長
保健子育て担当課長、伊村でございます。よろしくお願いいたします。
まず、資料3-4をご覧ください。不登校児などの相談支援事業でございます。
かねてから継続をしております、18歳以下の子ども、またその保護者の方を対象にした相談業務を、ICTを活用してオンラインでも相談できる体制も整えて実施をしております。
現状、数字を掲載させていただきました。現状の相談業務のところをご覧ください。
令和3年度、延べ件数は657件、実人数43人となっております。令和4年度ですが、今のところ、延べ109件、実人数が58人ということで、今年度、コロナの影響もあるのか、相談件数が増えているという状況にあります。
相談業務については、月曜日から金曜日、事前予約制により開設をしております。
次に、居場所の開設です。こちらは木曜日、14時から17時で実施をしております。居場所の開設についても、現状の数値を掲載させていただいております。今のところ、相談者数は延べ46人、実人数は4人、こちらのほうは、居場所に参加したお子さん方が交流できるようなゲームや会話など、その日の皆さんの体調に合わせて、意向を聞きながら進めています。
学習支援は、金曜日の14時から17時まで行っております。
今年度は今のところお二人の方に利用をしていただいております。元教員の支援員を配置いたしまして、区役所の3階、居場所と同じ場所で実施しております。
相談事業については以上です。
次に、資料3-5、児童虐待防止アウトリーチ事業をご覧ください。
この事業は3年目となりました。今年度についても、目標の数値なんですけども、ちょっと初年度よりも少しずつ上げて設定をしておるんですが、今のところ80%、これは訪問支援を行った子どもさんを行政へつないでいくという、その数値を目標値として掲げております。今のところ7月末の状況は、目標値80%に対して84.4%という成果となっております。
今、3年目となりますので、専門員のほう、幼稚園、保育園のほうを中心に、2か月に1度回らせていただいておりますが、当初はご相談ですね、こちらから問いかけに対して返答いただくという形が、園のほうからご相談いただくという数が増えてまいりました。来年度についても、引き続き実施をしてまいりたいと思っております。
現状と実績については、右に書かせていただいているような状況でございます。
来年度についても、こちらの事業を活用してヤングケアラーの現状把握にも努め、進めてまいりたいと思っております。
以上でございます。
○筒井教育支援担当課長
続きまして、筒井から、資料3-6、ICT推進に向けた取組をご説明いたします。
ICT推進に向けた取組ですが、左側のところ、行政オンラインシステムによる受付ということで、行政オンラインシステムを活用した事業への参加申込みやアンケートにつきまして、教育、子育て関係のみの記載ですが、これらを実施しております。
次に、右側になりますが、オンラインを活用した双方向の取組といたしまして、子育ての悩みや不登校相談など、子どもに関する相談及びひとり親家庭相談などを行っております。
また、その次、動画配信っていうのですが、阿倍野区のユーチューブチャンネルにおいて行っております。教育関係の事業で申しますと、親力アップ講演会なども配信をいたしております。
その他といたしまして、令和3年度より教員サポート講習会にICT教育支援枠を設けております。また、子育て支援窓口では、民間サイトのEPARKグルメを活用いたしましたインターネットからの混雑状況の確認でありますとか、来庁日予約を始めています。こちらは保険年金課の窓口でも行っております。
以上、資料1から3までご説明をさせていただいたのですが、令和5年度に向けましてのご意見を頂戴したいなというふうに思っております。
以上でございます。
議長、どうぞよろしくお願いいたします。
○髙岡議長
ありがとうございました。
今、ご説明をいろいろと言っていただきまして、お二方の課長からお話しいただきました。
委員の皆さんにつきまして、今の説明いただきました内容でご質問とかご意見ございましたら、挙手をお願いいたしたいと思います。
どうぞ、大鳥さん。
○大鳥委員
不登校児の相談支援事業ですが、相談業務でICTを使われているということですが、学習支援等でもICTは使われているんでしょうか。
○伊村保健子育て担当課長
伊村でございます。タブレットを設置しておりますので、インターネットを使って検索等、学習に使っていくために活用はできる状態にはあります。ただ、今のところ、元教員の方がそのお子さんに合わせたとか、お子さんの要望のあるものでもって、教材でもって進めております。今のところICTを使った学習支援の実績はございません。
○大鳥委員
できる状態にはある。
○伊村保健子育て担当課長
タブレットがあり、インターネットに接続は可能ですので、何かを調べ物をするなど可能な状態にはあります。
○大鳥委員
子どもが区役所に来ずとも、学習支援ができるという状態ではないということですか。
○伊村保健子育て担当課長
はい。来ていただいて支援をしている状況です。
ありがとうございます。
○大鳥委員
ありがとうございます。
○髙岡議長
よろしいですか。
○大鳥委員
はい。
○髙岡議長
ありがとうございます。
それでは、髙市様のほうから何かございますか。
○髙市副議長
はい。
それでは、前回も出席できませんでして、そのときにもお伺いしていたんですけれども、不登校児などの相談支援事業というのがありますが、そもそも阿倍野区ではこういう取組をして、不登校と虐待ですね、数の増減については、こういった取組をした結果、例えば児童虐待の虐待数とか、相談件数が増えたか減ったかっていうのは係ってくると思うんです。取組自体はいいと思うんですよ。それがどのように結果につながっているかっていうのを分かる範囲で教えていただきたいと思いまして、大阪市のほうでは虐待の件数等があるんですけども、区では載っていないので、そういったことを知りたいと思いました。
それから、これは感想ですけども、アウトリーチということで、こちらのほうから出向いていろいろと相談に乗っていって、それが最近は園からの相談も来るようになったということで、根づいてきたということなので、信頼関係もできてきて、それはすばらしいというふうに思いました。
不登校児についても、増えているのか減っているのかというところも気になるところなんですけども、相談業務がオンラインも含めてICTを活用していることもあって、人数としても、令和4年度は58人ということで人数も多いんですが、ただ、居場所を利用しているのは4人、学習支援も2人ということで、もう少し相談業務から、必要がないのかもしれないんですけども、居場所に来て、顔を合わせて、顔を見て、そこから信頼関係ができて、心開いてくれてっていうようなこともあるのかと思いますので、ちょっと居場所と学習支援の利用は少ないのが残念だなというふうに思っています。
不登校児の相談支援につきましては、居場所を提供するのも大切なんですけども、これを実施していくについて、方針としてなんですが、ただ、居場所があるというのはとても大事ですが、その後、学校に戻りたいっていうふうに希望されていて、それを支援するのか、それとも、いやいや、無理して学校に行かなくてもいいということで、それぞれケース・バイ・ケースだと思うんですけども、居場所の後の方向性というか、支援の理想というか、それをどんなふうに考えていらっしゃるのかというのを、もし分かればお聞かせいただきたいと思いました。
以上です。
○髙岡議長
ありがとうございます。
今の、髙市様からのご質問につきまして。
○伊村保健子育て担当課長
伊村からお答えいたします。
最後のご質問から答えさせていただいてよろしいでしょうか。
居場所の支援については、学校のほうでも居場所、教室を設けておられる学校ございますので、そちらの支援についても学校と連携し、こどもサポートネットの事業を活用しまして、可能な範囲でさせていただいております。区役所の居場所に通っていて、ちょっと学校に行こうかなというふうなときには、スクールソーシャルワーカーの配置もこどもサポートネットの事業と同時に入っておりますので、学校と連携しながら、学校の居場所につないでいくのか、教室にちょっと行ってみるのか、お子さんに合わせて、ご家庭とも相談しながら実施しているような状況にあります。
最初のご質問でございますが、不登校相談などの事業が虐待の件数の減少につながっているのかということですが、不登校も虐待も年々増加の傾向にあります。その様な中、区役所としましては、児童虐待の未然防止、ハイリスクな家庭を支援していくことに注力している状況で、そういった検証までには至っていないというのが実態でございます。
児童虐待と不登校とが関連しているケースは、多々あると思います。おうちがしんどい状況にあると学校にも行きにくい。家庭とお子さん両方の支援が必要だと思っております。こどもサポートネットの事業、これは学校でしんどい状況にあるお子さんの状態をスクリーニングし、我々と一緒に検討する会議を通して支援の方法を考え取組を進めているところでございます。
不登校相談の成果も含め、こうした取組みがどれだけ児童虐待の減少につながっているのかの検証の方法について、考えていく必要はあると思っています。
○髙市副議長
すぐに数字には反映されてないかもしれませんし、虐待のことも知れば知るほど通報が増えたりすることもあるので、評価は難しいかもしれませんが、例えば、不登校児の事業も、児童虐待の訪問支援事業も、この事業を取り組めば取り組むほど、未然に防ぎたいという思いがあってやっていらっしゃることなので、この事業を活発にすればするほど、虐待の対応件数とか相談件数は増えたとしても緩やかになってきたと、数が減ってきたんじゃないかというふうな手応えがあったほうが、これからどうしようかという指標にもなると思うので、ぜひ検証はしていただけたらなと思います。
○伊村保健子育て担当課長
ありがとうございます。
○髙岡議長
ありがとうございます。
それでは、笹川さん、何かございますか。
○笹川委員
笹川です。よろしくお願いします。
まず、グローバル人材育成支援事業についてなんですが、この事業のそもそもの目的としては、生徒たちの英語力、国際感覚とかを底上げするというのが一番の目的なんかなとは思うんですが、全員の子どもたちが参加しているのかどうかとか、その辺の細かいところをもうちょっと分かってないところあるんですけど、先ほどの結果の精査をするに当たって、例えば、中学生でも英語の点数の評価といいますか、点数分布ですね。例えば、もともとできる子とか、内部で英語の教育を受けていらっしゃる子どもさんとかは、もともと点数が高いわけですね、特に阿倍野区の場合はそういった子どもたちが非常に多いんですけど、じゃあ、実際、本当に支援を受けたいけど受けられていないとか、塾にも行きたいけど行けてないとか、もともと勉強が苦手だから、もう英語なんてどうでもいいやとか思っている子どもたちをすくい上げるのが公教育の一番の目的だと思うんで、その辺の評価を、例えば点数の分布を確認した上でフォローしていったりとかっていうふうなことをしていただけたらなというふうに思ってます。
コマをやったからいいとかっていうわけではなくて、今まで平均点以下の子どもたちの割合が、例えば3割ぐらいいたけど、逆にそれがもう1割か、それ以下に減ってきています。要は分かる子が多くなってきた、楽しく勉強ができる子が多くなってきたとかっていう形で、一度そういうところから、まず精査をしていかれてみてはどうなんかなというふうに考えます。打ち上げ花火だけにはなってほしくないなというところが、まず1点です。
これと、あと、ここに議題として、今の教育支援事業の各事業の中にはちょっと入ってないんですが、ちょうど今日のニュースに載ってましたが、滋賀県の野洲市の教員のいじめ発言の問題、ニュースでちょうどやっていらっしゃったんで、皆さん見ていらっしゃるかなと思うんですけど、50代の教員が、小学校の教員ですけど、5年生の子どもかな、たしか、担任だと思うんですけど、いじめ発言を誘導するような行動をしたと、それを模倣して、周りの子どもたちもその子をいじめてしまっているとか。担任は替わったとかいう話ではあるんですけど。
これは氷山の一角的な話だと思います。大阪市でも、実は表に出てなくて、そういった事案っていうのは、けっこう現場であるんじゃないかなと思うんですね。
これはあくまでも私的な考えですけど、個人の教員の資質の問題は当然あると思うんですけど、今、大阪市、大阪府、両方一緒ですけど、全国ナンバーワンの教員にとっての教育環境が悪いという状態ではないかなというふうに考えています。そこをやはりフォローしていくのが、教員の資質アップとともに全ての子どもたちに還元されるというふうに僕は考えているので、まず、教員の環境をよくするためのことも、この区政会議で出ていることっていうのは、子どものために、保護者のために、当然区民のためにというその会議だったらしようがないんですけど、そもそもの教育者の質を上げないと全然よくなるはずはないんですね。
もしくは、その現況をもっと行政が把握した上で、以前から言うてますけど、例えば教員の加配であったりとかをもっと引っ張ってくるとか、これは山田区長さんが教育次長でいらっしゃいますから、その辺はまた委員会のほうでいろいろと要望とか出していただきたいなと思うんですけど、やっぱり各現場が非常に人が足らなかったりとか、教員を教育できる中間層の教員であったりとかが足りないとか、いろいろと問題があると思うんで、そこら辺についても、今回の各事業の中身に入っていませんけど、補足的な、要するにこの教育会議の中身としては検討していただきたいなと、前向きにとは思っております。
2つ目はそういう要望的なことですんで、1点目のグローバル人材について、今後どんな感じに考えていらっしゃるかお答えいただければ、それでけっこうです。
○髙岡議長
ありがとうございました。
よろしいでしょうか。
○筒井教育支援担当課長
筒井でございます。
グローバル人材のほうなんですけれども、これは大きく分けて2つの取組になっておりまして、1つが小学生を対象とした英語レッスンということで、これは小学校のほうでまだ英語の授業をやっていない一、二年生を対象に、そこへ行くまでの、その手前で英語に興味を持ってもらおうとか、そういう意味合いで実施をしている事業でございます。
その子たちが、英語の授業が始まったときにどういった成果があるのかっていうところまで見られてないっていうのが現状ではございますが、英語に興味を持っていただくという、英語に苦手意識を持たずに、楽しんでいただけるようにするきっかけとして実施をしていきたいと思っている事業でございます。
あと、小学生の英語発表会とか、中学生のスピーチコンテストのほうなんですけど、これは全員が参加するわけではなくて、ご希望のある方に参加をしていただいているんですけれども、こういった発表の場でありますとか、そういうところを設けることによって、またモチベーションが上がったりとか、英語を勉強するきっかけになっていけばなということでの事業でございます。
また、そうですね、参加者のアンケートでいきますと、もちろん満足度は高いようになっているんですけれども、小学校でのレッスンの関係につきましても、学校のほうにも聞いてはおるんですけれども、またもう少し詳細に聞いていきたいなというふうに思っております。ありがとうございます。
もう1点のほう、教員による子どもさんへのいじめのきっかけになるようなニュース、確かにございました。委員おっしゃるとおりに、これは氷山の一角ではないかということで、大阪市の中でもそういうようなことが、もしかしたら表には出ていない部分であるっていうことがあるかも分かりません。
前回のときも言っていただいたと思うんですけれども、大阪市のほうで教員を希望する学生さんが少なくというか、あまり人気のない職場になってしまっているというのがあるようですけれども、教育委員会では、その点につきましては、令和6年度に大阪市総合教育センターというのが、大阪市教育大学の天王寺キャンパス内に開設がされます。この施設は、学校における様々な教育課題の対応を進めるとともに、教員の資質向上などを目的とするものでございますが、開設に伴いまして、大阪教育大学との関わりがより強くなるということで、教育委員会ではこの状況を利用して、大阪教育大学の学生が大阪市の教員をめざしてもらえるような取組を進めていきたいというようなことも考えているところでございます。
○髙岡議長
笹川さん、納得いただけましたか。
○笹川委員
あとは、市長、教育長次第ですね。
○髙岡議長
先ほどのお話につきましては、もう少し後ほどまた区長なり副区長からでもお話をいただければと思っております。
ここでオブザーバーの先生方に、今日2人しかいらっしゃいませんので、もしよかったら、先ほどの説明について、辰巳先生のほうから一言お願いいたします。
○辰巳ながいけ認定こども園理事長
今の取組の概要を見ていて、私も気になるのが、例えばこどもサポートネットの事業が192万円で、アウトリーチのところが120万円とか、多分人件費がほぼ占めていると思うんです。
私どもの園にもこどもサポートのことで来ていただく相談員の方がいらっしゃるんですけども、ちょっと気になるのは、やっぱりそういう人たちの質、今、笹川さんが言った教員の質だけじゃないんだけども、相談員を1人置いてるからいいとかいう問題じゃなくて、私もちらっと気になったのは、不登校の支援事業で元教員を学習支援員として置いてるっていうんだけど、その人って今の時代に合ってんのみたいなという気もするんです。私みたいな人が、今の子どもたち、不登校の子どもの意見を聞いてどうなんのかな。もっともっと違う視点の人でやったほうがいいかもしれないし、何かそういうふうなこととか、やっぱりアウトリーチの虐待のところでも、社会福祉士の専門性や技術を、知識を持っている職員って書いてあるんだけど、本当にその人って適切なのかというあたりの吟味をやっぱり区がしないと、お金がもったいないなっていう気がするんです。
うちもちょっと、これ余談になるかもしれないけど、区役所から来られた方が、どうしても行かなあかんから行かせてくれみたいな、日程調整ができなかったりとか、何かもうちょっといい人が、人材を入れることが大切なんだろうな。
ただ、これは、認定こども園でも、保育園でも、幼稚園でも一緒なんですけども、人がいない。そこは、笹川さん言うように、区の問題じゃなくて、もう国の問題でもあると思うんだけども、やっぱりいい人材が、いろんなこんな人、今は全てオンラインで仕事できたりとかするけど、本当の根っこはやっぱり対面っていうことの大切さをもっと国が分かって、そこにお金をつぎ込むような体制にしないと、誰も見向きせんと、家でリモートで仕事できるほうが楽やしいう形になってきてるので、その辺りをもっと大阪が発信してやっていってほしいなっていう気があるので、阿倍野区だけの問題じゃないので、申し訳ございませんが、よろしくお願いします。
○髙岡議長
ありがとうございました。
それでは、蔭山先生、恐れ入ります。
○蔭山常盤幼稚園園長
ありがとうございます。
いろいろな区の事業を見せていただいて、すごいなと思いながら見ておりました。参加してみたいなと興味をそそられるような内容でありました。
そして、さっきの教員の話ですが、人材育成と人材不足っていうのは喫緊の課題でありますし、私たち管理職もどのように若手を育てていくかを日々、瞬時でいつも考えています。教育実習生がとても多いこの時期、これから先生になりたいと思って、志を高く持った学生たちがいろんな大学から来ています。ほぼ受け入れていまして、先生という仕事がすごくすばらしい、子どもたちから元気をもらって、自分も育てられるよっていうような、やりがいを、短期間ではありますが感じさせるのが現場の役割やと思っています。実習生は手伝いとか、実習生をただ受け入れるとか、そういう事務的なことではなくて、学生のときから教員の卵を育てていくような、そういう意識を持って、ここ数年取り組んでいます。
そうすると、やっぱり現場に来た学生は変わります。大阪市、受けたいですって言ってくれて、実際受けてくれました。そして、合格しました。現場でいかに学生たちに希望を与えるかというその役割を私たちは全うしていかないといけないなっていうことを、今お話を聞いていて思いました。
全国的に、教員の不祥事やバスの取り残し事件など、信用を失墜させる悲しくマイナスのようなニュースばかりが飛び交っています。もちろんそれは課題として真摯に受け止めることですが、反面、ものすごく頑張っている教員もたくさんいます。うちの先生たちも本当にすばらしい教員なんです。だから、そういうマイナスのことで教員全体の質が悪いとか、今の時代の教員はすごく資質が低いなんて思われることが残念です。例えば、阿倍野区でもすごく頑張ってる先生をクローズアップして、取材に行くとか、取り上げてあげるとかして、教員のモチベーションを上げられるといいなと思いました。プラス面に焦点を当てる、教員のいいところ、頑張っているとこ、そういうところを見てほしいなと思っています。
先ほども笹川さんおっしゃったように、教育は人ですから、教員にどんなふうにやる気を持たせ、意欲ややりがいを感じさせるかが大切で、生涯やめないで教員をやるっていうような状況に何とか区の中でも持っていっていただけたると嬉しいです。現場で何か光を当ててもらう機会があれば教育の質の向上につながるのではと、個人的なんですけれども思います。教員育成に関して、教員一人一人のよさが輝くようにと願い、一つの意見として言わせていただきました。
以上です。
○髙岡議長
ありがとうございました。いろいろといいお話をいただきまして申し訳ございません。
あと、委員様のほうから、追加の何か質問ございますか。
どうぞ。
○髙市副議長
今、本当に蔭山先生からお伺いして、小・中・高でも教員の成り手が少ないのは、やはり教員の、ブラックっていうようなそういうような職場環境のことも、マイナスの報道が多いので、そういうこともあるのかなと思っているので、蔭山先生のご意見に本当に賛成します。
その反対のようなんですけども、今日は小・中学校の先生がいらっしゃらないので、ぜひお聞きしたかったのが、最近、やっぱりSDGsの視野も入れた、これからの時代はダイバーシティーとインクルージョンというふうに言われていまして、前に、私、気がついたのが、文の里中学だけが女性も制服がズボン、オーケーというようなことで、それを文の里中学だけっていうふうにお聞きしたんですが、やっぱり話題になっているのが、ブラック校則ということもあるので、そういった昔のことをずっとそのまま何も見直していなかったようなこともあるんじゃないかというようなこともあるので、そういうことも阿倍野区内でも話題に、校則見直してもいいんじゃないというふうな話題が出たらいいなと思うのと、先生方もそんなことで注意もしたくないと思うんです。
それと、一つ、教員サポート講習会というのがあるんですが、うちの学校でもICTの活用っていうのが進められているんですが、機械は導入しても、機械が思うように動かないことがよくあって、なので、サポート講習会というのも大事かもしれないんですけども、いざ使おうと思ったときにうまく使えない。どうしたらいいのっていうことで、そういうふうなICTとかを、不具合があったときにこうして使ったらいいよとか調整してくれるような、そういうサポートがもっともっと学校現場で必要なんじゃないかなと、実体験から、私も助けてもらってばかりなので、使い方というか、そういったサポートしてくれる人が常駐していただかないと、学校現場での活用は進まないんじゃないかなと思って、できたら、また機会がありましたら、小・中・高の先生方にもお伺いしたかったところです。
すみません、長々と。
○髙岡議長
ありがとうございます。次回の折に、本日欠席の先生方宿題として、また出していただこうとそう思います。ありがとうございます。
それでは、時間のほう過ぎてしまいまして、気になりますことだけ申し上げていいですか。
この中で、子どもの体力向上支援事業の中で、最後に意見として、回数増加を希望する学校が多いという問題と、一つは、音楽の体験事業につきましても、同じように中学生にも実施してほしいという声が寄せられているということで、委員様からそのような話がございませんでしたので、議長が事務局でどうお考えかということをまたお尋ねしたいことと、それから、一つだけ気になることを申し上げるのは、不登校の相談支援事業の中で、現状として、令和4年度が延べ109件で58人とお聞きしていますね。ところが、3年度につきましては、657件で43人と。各校のこれはあくまで実人数ということですが、109件で58人という人数が、実績があるということが、いうことは、相当深刻な状態で、言わば少数で相当込み入ったお話が出てきているんじゃないかっていう現状が去年から今年にかけてあるんじゃないかと気になっているもんで、それについて、これからまだまだ3か月ほどございます流れで、こういうことがどういう内容でやっぱり相当、当然公表できないにしても、だんだんとそういう内容が違ってきているのかどうか、相談内容が、それらももし聞ける範囲で、次回の折、こういう問題があったよっていうことを教えていただければ、私らの参考になるかなと、そう思っておりますんですけども。
それで、不登校は別にしましても、体力向上支援、それから先ほどの音楽の問題、これについては事務局としてはどうお考えかお聞きしたいと思います。
○筒井教育支援担当課長
ありがとうございます。
子どもの体力向上支援事業につきましては、学校さんからも回数が増えたらいいなっていうようなご要望もいただいております。
予算的な問題とかもあるんですけれども、ご賛同いただけるようであれば、何とかそういう方向で検討したいなというふうに思っていますのと、先ほど、もう一つおっしゃっていただいた音楽体感事業につきましても、今は、回数は今年度、実は増やしたんですけれども、小学校のみになっていた部分で、中学校さんのほうからも、中学校でもやってもらえたらどうかなっていうようなご意見をいただいておりますので、全体的な予算の中から少しずつ、多分、数十万単位しか無理かも分からないんですけど、予算を捻出もできそうかなというふうにも思いますので、そういったところも拡充するということに、ご賛同がいただけるようであれば、そういう方向で検討をしたいなというふうに思っているところです。
○髙岡議長
ありがとうございます。
どうぞ。
○伊村保健子育て担当課長
不登校について、少しコメントをさせていただきたいと思います。
全てのケースの相談内容、全部目を通しています。数字として持っているわけではないのですが、原因がないといいますか、漠然とした不安感によるものやこれが原因だという明確なものがない不登校が増えていると感じております。
それは、長いこのコロナ禍の影響もあるのかもしれません。様々な不安により相談が増えているのではないかと感じております。
○髙岡議長
ありがとうございました。
コロナ禍の関係っていうのがやっぱり影響しているわけですね。こういうところに出ているということでしょうか。どうもご苦労かけますが、よろしくお願いいたします。
それでは、時間が過ぎてしまいまして、申し訳ありません。恐れ入ります、髙市先生もお時間があと5分しかございませんで、もうそのまま退出いただいたらけっこうかと思います。
それでは、恐れ入りますが、続きまして、またご意見があるようでしたら、ご意見シートでもお出しいただきまして、次回には皆様にご発表させていただこうと思います。
それでは、2つ目の課題として、情報提供について、事務局から何かご説明をいただければけっこうかと思います。
よろしくお願いいたします。
○伊村保健子育て担当課長
私のほうから、ヤングケアラーの取組として、2点、ご報告申しあげます。
冊子をお配りしております。大阪市立中学校生徒を対象とした、ヤングケアラーの実態調査報告書の概要版が出来上がってまいりましたので、お配りをさせていただきました。ホームページのほうには概要版でないものもアップしておりますので、お時間がおありのときに見ていただけたらと思います。
概要版については、代表的な項目のみ掲載はされていますが、傾向がよく分かるものがピックアップされていると思っております。
めくっていただいて、2ページのところですが、下の段です、家族のケアをしている状況というところで、有効の回答数、家族のケアをしている、すなわちヤングケアラーだというふうに認識している方が9.1%という数字が上がっております。その下に、全国調査のほうでは、中学2年生の回答が5.7%となっておりますが、こちらはヤングケアラーの定義を示した上での調査です。大阪市のほうは何かサポートしている人がいるかというような問いかけですので、問いかけの仕方が違うのですが、大阪市のほうでは9.1%という全国を超える数字が上がっているというところなど、またご覧いただけたらと思います。
あと、チラシのほうです。YCピアサポということで、大阪市のヤングケアラーへの寄り添い型相談支援事業が8月の末に公表をされました。
こちらは、NPO法人ふうせんの会へ委託をしております。こちら、中高生世代のヤングケアラー向けの事業ではございますが、教員の方であるとか、専門職の方も相談できるというふうに、ホームページのほうには掲載されています。お近くの必要な方へ情報の提供をお願いいたします。
メールやラインは24時間対応となっております。オンラインサロンのほうは毎月1回、Zoomにより開催されており、専門職や、ヤングケアラーの当事者の方とお話ができるサロンになっております。
以上でございます。
○筒井教育支援担当課長
続きまして、次の資料です。高校合同説明会のほうをご覧ください。
阿倍野区の5つの中学の3年生を対象に、阿倍野区PTA協議会が主催で実施をされています。開催日の両日のみならず、準備にも大変PTAの皆様にご苦慮いただきまして、中学生のために志望校選びの場を提供をされておられます。
こちらにつきましては、PTA会長の大鳥委員より、実際の様子などご紹介いただければと思っております。
議長、よろしいでしょうか。
○髙岡議長
それでは、高校合同説明会につきましては、大鳥委員のほうから説明をどうぞよろしくお願いいたします。
○大鳥委員
この8月の6日、7日で、阿倍野区の高校合同説明会、ここの場所でやらせていただきました。高校なんですけど、参加校が両日とも46校で、参加した学生が6日は454名、7日が386名という結果でした。
あと、いろんなアンケートを取ったんですけども、いつの時期に開催してほしいかみたいなアンケートに関しては、この8月あたりでアンケートが一番多かったところで、7月後半というのが一番多かったので、来年度は7月の末で会場を取らせていただいています。
開催時間について、大体開催時間が4時間、12時から4時半ぐらいまで、2部制にコロナの状況でやっていたんで、2時間、2時間で大体区切ってやったんですけど、この時間帯についても、各高校からはこのままの時間がいいんじゃないかと。長いっていう意見もあるんですけども、一応大体このままでいいんじゃないかというようなことやったんで、来年度も日程的なものと時間的なものはあまり変わらずに、ただ、開催内容としては、コロナの状況で3年間ですかね、やってきたんですけども、来年度は前までの通常の状態に戻すことも視野に入れながらやっていきたいなと考えております。
何か質問とかありますか。いいですか。
○髙岡議長
つながる2022年の開催につきましての何かご案内をしていただくということですね。資料をお配りさせていただきます。
○大鳥委員
大阪市のPTAのほうで少し話が出ていたことでして、東淀川区のほうで、瑞光中学校の阪井校長がされている取組ということで、2017年の2月から教育機会確保法というのが施行されまして、そこから取組が始まっているということで、今のところ、不登校の子どもたちの90%が在宅での学習をされているということで、その中での75%が自宅以外の場を希望していると。ただ、なかなか外に出る機会とか、学校の子どもに会うとか、学校の生徒たちに会ったりとか、見かけられたりするのが嫌でなかなか家を出られないというような状況になっていると。それにおいて、阪井校長のほうが、フリースクールなどの提案等をしていく、フリースクールもいろんな形があるので、フリースクール同士が一緒になって、子どもたちの状況に適したフリースクールを提案できるような、そういう形を取り出したと。それがどんどんどんどん大きくなって、高校も不登校対応している高校とかを集めてくる、そこの高校に進学することを勧めるみたいなことを始めたのがきっかけで、このつながる2022っていうのが、今年もあれなんですけど、10月2日に開催されます。
東淀川区の成蹊大学ですか、相川にあります成蹊大学でされるっていうことで、教員と学生の時間、午前、午後に分かれてされるということで、内容のほうは、僕も行ったことないんで詳しくは分からないんですけども、高校合同説明会のような形で、各通信高校とかエンパワメントスクール、学び直しの学校みたいなところが集まってきて、不登校の子どもに対応した学校の高校の説明会みたいなことをする、フリースクールの説明をするっていうことに特化した集まりっていう形のことをするらしいんです。
ここでは、不登校の子が来やすい場所になると。僕らがやってる高校説明会にも、そういう学校は来るんですけども、数多く、どんどんどんどん毎年増やしたりもしてるんですけども、不登校の子が来れるわけがないっていうような状況なんですね。ただ、そういう学校にも興味がある子が中にはいてるんで、普通科の学校に行かなくても、通信で学びながら好きなことやるっていう子もいてるんで、当然そういう使い方もあるとは思うんですけど、家を出ずに学校にも行ってない子が高校合同説明会に来るっていうことはあんまりあり得ない。なので、できればそういう子に特化した、そういう説明会とか、そういう子に特化した親に対しての説明とかもできる場があればいいんじゃないかなっていうので、こういうつながる2022ができていると思います。
これ、今回は東淀川区でやられるんですけども、当然うちでも不登校の子に、ここに見に行かへんかみたいな話はしているんですけども、何せ遠いんで、できれば、この阿倍野区でもこういったことが開催できるようにならないかなと思い始めたところです。
一応来年度、提案ができれば、来年度もこれをやってもらえると思うんで、もしここに見学に行って、どういった形でやっているのかっていうのを見に行けたらなっていうことを提案させていただけたらなと、来年度になったら。再来年度ぐらいには、うちでも開催できたらいいかなっていうふうに思っています。
よろしくお願いします。
○髙岡議長
ありがとうございます。
○筒井教育支援担当課長
大鳥委員、ありがとうございました。
○大鳥委員
髙市先生、常盤小学校でも女の子のズボン始まりました。
○髙市副議長
また詳しく。
(髙市副議長 退室)
○大鳥委員
常盤小学校の正ズボンが長ズボンができまして、女の子もズボンで小学校に登校するっていうことができるようになりました。もともとは冬に長ズボン履いてくる子どもが増えたんで、ジーパンとか履いてくるんで、せっかく常盤小学校、制服やのに、何か私服みたいになっておかしいなみたいな話のとこから始まって、ちゃんと長ズボンを作ろうという話になりまして、それで長ズボン作って、女の子も履いて来れるんじゃないかということになりましたので、付け加えました。
○筒井教育支援担当課長
大鳥委員、ありがとうございました。
今、大鳥委員が制服のこともおっしゃっていただいたんですけれども、今日はたまたま小学校長も中学校長もおられないので、もしいらっしゃったら聞けたかなとも思うんですけれども、校則の見直しでありますとか、ズボンのことでありますとか、そういったことも各学校でも気にはされているところで、対応を順次されているところもあるというふうには聞いておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
では、説明のほうに戻らせていただきたいと思います。
では、資料なんですけれども、中学生英語スピーチコンテストと小学生の英語発表会のチラシを2枚入れさせていただいております。
これは、先ほど資料3-1でご説明申し上げました、グローバル人材育成支援事業の中の令和4年度のチラシでございます。1枚が小学生向けで、もう1枚が中学生向けのものになってございます。
続きまして、学校案内のほうがちょっと太めの冊子になっています、入れさせていただいております。
こちらは学校選択制についてのパンフレットでございます。8月下旬に、対象となる新小学生、新中1の皆様にお届けをしております。
表紙をめくっていただいて、右側のページ、これが1ページになるんですけども、こちらにスケジュールの記載がございます。
現在は、各学校のほうで学校説明会や学校公開が実施されているところでございまして、希望調査の締切りが10月28日金曜日となっております。希望調査の結果のホームページの公表が11月10日、希望校変更の受付を経まして、抽せんの有無などが12月の1日にホームページで公表されるというふうになってございまして、12月8日が抽せんというふうになっております。12月下旬には皆様へ就学通知を送付するというのが大きな流れになってございます。
この冊子、16ページから45ページは、各学校の紹介のページとなってございますので、参考にぜひご覧いただければというふうに思っております。
情報提供の資料につきましての説明は以上でございます。
議長、どうぞよろしくお願いいたします。
○髙岡議長
ありがとうございました。いろいろと情報提供していただきまして、ありがとうございます。
笹川さん、情報提供で何かございますか。
○笹川委員
1点だけ気になった点がありました。
情報提供といいますか、制服の件ですけど、先ほどの常盤小学校のズボンが必要だというその辺の話は通常ベースの話かなと思うんですが、例えば文の里中学校の制服を変えられたときに、うちの子どもは行ってないからあれですが、いろんな方から聞いた話によると、制服を変えることによって、各家庭の出費がすごくかかっているんですね。かなり高価な制服だったというふうに聞いています。
果たしてそれが、公の中学校でそこまで負担させるのが正しいのかどうか。なおかつ、私の知っている範囲では、文の里中学校はそんなに古くない、その前にも制服変えた時期があったんですね。だから、けっこう短期間で変えていらっしゃると。
外野の私が言う必要性もないのかもしれませんが、そもそも制服の意味をどこに持っていくかっていうこともありますし、あと、私、仕事柄、例えば、LGBTQで性同一性障がいの方とか、お客さんというか、知り合いとかでもけっこう話す機会とかあるんですけど、逆にそういうのを、例えば、性は女性であって、心は男性という方がズボンを履けるかというと履けないんですね、逆に、学生のときって。あっ、あの子はそうなんだというふうに思われるのが嫌だということで。また、成人になって、逆に、普通に女性に戻る方もいらっしゃいますし、手術をした後でまた元に戻りたいというような方もいらっしゃいますし、だから、非常に難しいとこなので、中学生の段階でそこまで選べるような形にしたりとかする必要性があるのかということは意見を提起しておきたいなと思います。
僕は、誰でも行ける公の学校なので、制服はもうそんなに変えずに、子どもたちが着ていても使いやすくて、洗っても丈夫でと、そんなにころころモデルチェンジせずに、長く使えるようなデザインを持っていったら一番いいのかなというふうには考えているので、意見として言わさせてもらいます。
以上です。
○髙岡議長
ありがとうございました。
それでは、続きまして、3つ目の議題に入ります。
その他につきまして、事務局からお願い申しあげます。
○筒井教育支援担当課長
では、その他につきまして、ご説明をさせていただきます。
資料4をご覧ください。学校体育施設開放事業(中学校体育館)における空調設備の使用についてということです。
前回の教育会議におきまして、学校体育施設開放事業の中学校における体育館のエアコンの負担の、エアコン代ですね、エアコンの費用の負担の在り方につきまして、大阪市全体で検討を行っているということをご報告させていただいたところでございます。
その後、令和4年9月2日に区長会議、まちづくり・にぎわい・環境部会におきまして、令和5年度以降は公費負担にするということが決定されました。
学校体育施設開放事業は、スポーツ基本法というのに基づいて実施をいたしております。その公共性は高く、熱中症対策として、ためらうことなくエアコンの使用ができるということが必要でありまして、令和4年度の試行期間のうち6月、7月の使用状況の検証でありますとか、また、学校を使用して実施のほかの事業、例えば、はぐくみネット事業でございますとか、生涯学習ルーム事業でも光熱水費は公費負担となっているということもございまして、それらと比較をいたしましても、公費負担が妥当であるということで判断がされたところでございます。
11月頃には、取扱いの詳細について、各委員会へ説明をさせていただくというふうな予定になってございます。
続きまして、資料5のほうをご覧ください。資料5、通学路安全対策会議についてをご覧ください。
こちらにつきましても、第1回の際にお話をさせていただいた分で、大鳥委員にも、笹川委員にも、若林委員からもご意見、ご質問を頂戴いたしておりました。
また後でもいいんですけど、資料1ですね、これ、今、資料5なんですけど、資料1の一番初めに網かけとか白とかって、1のほうを見ていただきますと、左下の一番下のところに通学路安全プログラムということで、ベーシックな事業ということで、全市的な共通事業として実施をしているということで、記載をさせていただいております。しかし、この通学路安全プログラムで取り扱う中でも、とりわけ大きな課題があるというような分につきましては、阿倍野区独自で通学路安全対策会議というのを立ち上げております。メンバーにつきましては、阿倍野区長、阿倍野警察署長、建設局の平野工営所長で検討を行っているというものでございます。
再度、資料5のほうを見ていただきまして、前回の報告と重なる部分もございますが、現在の状況をご報告申しあげたいと思います。
上の段に書いてほう、1つ目の丸山小学校ですが、こちらはもともと区政会議でご意見をいただいていた分でございます。ハード面での検討というのも行ってはいるんですけれども、対応がなかなか困難な状況ではございます。
ソフト面の対応といたしましては、交通規制時間帯の取締りでありますとか、区役所により見守りの実施などをしているところです。また、学校におきましては、正門のほかに西門っていうほうの門も開けてくださいまして、正門前の道路というのがガードレールなく、車の通行が多いという道なんですけれども、そっちの道を通る児童の数が少なくなるようにということで、学校でもソフト的な対応をしてくださっているところでございます。
2つ目のとこです、晴明丘南小学校の吉野家の件なんですけれども、こちらは昨年の教育会議でご意見をいただいた分でございます。
令和4年3月には、警察によりまして、路側帯の白線の引き直しというのを実施していただいておりまして、また、通学路であることを示すグリーンのラインですね、白線の内側に塗るんですけれども、そういうグリーンラインを引くことにつきましては現在調整中でございます。
また、吉野家につきましては、9月中旬にお店がオープンをいたしておりまして、当初、24時間営業が予定っていうふうに、こちらの資料のほうにも書いていると思うんですが、実質的には朝8時から23時、もちろん早くから遅くまでされているんですが、そういう営業のようでございます。
丸山小学校校区のほうも、晴明丘南校区のほうの両方の案件につきましては、学校とも情報共有を行いながら、引き続き、警察署、建設局平野工営所と連携をして対応を検討してまいりたいと思っております。
説明は以上でございます。
議長、よろしくお願いいたします。
○髙岡議長
ありがとうございました。
では、その他につきまして何か、大鳥さん、ございますか。別にございませんか。
○大鳥委員
はい、ないです。
○髙岡議長
よろしいですか。
ございますか、どうぞ。
○笹川委員
学校体育施設開放事業のエアコンの件なんですけど、実際の公費負担になるということで、非常に喜ばしい限りなんですけど、エアコンの操作に関して、実際の運用方法をきっちりとまた練っておいてほしいなというか、私自身も体育施設の運営委員会の委員とかやっていまして、例えば、各利用団体が使いたいごとに鍵を持っていかないといけないとか、何かそういうことになってしまうと運用的に非常に難しくなってくると思うので、どういうふうに使わせるか。
逆に、今現在も例えば施錠漏れがあったりとか、電気がつけっ放しで帰ってしまうような団体であったりとか、勝手な行動をするとこもやっぱりいるわけですね。ですから、そういうところを締めるためにも、エアコンの使い方については、役所のほうだけで決めていただいてもいいですけど、各委員会の委員長さんとかにも集まっていただいて、意見を聴取した上で、一番やりやすい方法を考えていただいたほうがいいかなと思っていますので、よろしくお願いします。
以上です。
○髙岡議長
どうぞ。
○筒井教育支援担当課長
笹川委員、ありがとうございます。
各利用団体さんでありますとか、運営委員会さんのほうには、また丁寧にご説明もさせていただきたいと思いますし、また、その運用の方法につきましても、ご意見を賜りながら、適切に運用いただけるようにしてまいりたいというふうに思います。
ご意見ありがとうございました。
○髙岡議長
ありがとうございます。
今おっしゃった開放事業につきまして、この問題ですが、これ、スタートについては相当問題があったということですが、山田区長が相当ご尽力いただいて、結果的には5年度以降も公費負担にしたという決定されたという状況を聞いておりますが、また後ほど区長様のご発言の中で、このようなご苦労も教えていただけたらありがたいと思います。
助かります、もうこれは本当に皆さん喜んでおられると思いますんで。ありがとうございました。
それでは、最後にもう一度、オブザーバーの、今日、先生方お越しいただいている言葉として、全体を通じて何かお言葉があるようでしたら一言ずつお願いしたいと思いますが。
まず、蔭山先生のほうからお言葉、先にいただけますでしょうか。
○蔭山常盤幼稚園園長
ありがとうございます。
今年初めての対面での教育会議に参加させていただいたということで、やはりこの場で、私、たくさん阿倍野区を愛する方々がお集まりの中に、教育会議に参加できるというのは、いつも心躍るというか、私もその中の一人でお役に立てればというふうに思いますので、また次回も対面のときは来させていただいて、皆さんと議論したり、意見を聞いたりというふうには思っております。よろしくお願いいたします。
以上です。
○髙岡議長
ありがとうございます。
それでは、辰巳先生、すみません。
○辰巳ながいけ認定こども園理事長
すみません、さっきは言いたいことを言いまして、申し訳ございません。
阿倍野区っていうのは、やっぱりすごく言ったことをきっちりと丁寧に一つ一つ積み上げていっていただいて、反応していただけるのは非常にありがたいなと思うので、今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございます。
○髙岡議長
ありがとうございました。
一つだけ私のほうから、また最後にお話ししたいんですけど、通学路の資料番号5番につきましてですが、これは当然、会議の中で、区長、それから署長とか、工営所の関係のトップ会議を開催いただくということを聞いております。もうできるだけこれを早く進めていただいて、吉野家の件につきましても、グリーンラインも即やってくださいとくらいの形をぱっと即刻でやって、明くる日にはラインが引いていたという感じぐらいに話を持っていかせていただければと思っております。
丸山小学校につきましては、これはやっぱり門をどうこういうことで大変な状況で、あの場所も狭いもんですから、一方通行できてないっていう現状もあることも考えながら、これからいろいろまた丸山の地域のほうともいろいろご相談し、私らがお力できることあればお助けさせていただこうと、そう思っておりますが。どうぞよろしくお願いいたします。
全体的に、あと委員さんお二方だけなんですけども、全体で何か言い忘れたということございませんか。
大鳥さん、ございませんか、これでもう十分お話ししていただいたと。
○大鳥委員
そうですね。
○髙岡議長
よろしいですか。
○大鳥委員
はい。
○髙岡議長
それでは、笹川さん、何かございますか。よろしいですか。
○笹川委員
はい。
○髙岡議長
ありがとうございます。
いろいろと今日も欠席の方、多かったということ寂しい思いいたしますが、次回の折には皆さんは全部おそろいで会議っていうものができればと、オブザーバーの先生方も皆さんご出席いただいて、小学校、中学校の先生のご意見もお聞きしたいなと、そう思っております。ありがとうございます。
それでは、佐藤副区長のほうから一言、恐れ入ります。
○佐藤区教育担当部長
皆様、久しぶりにリアルにお目にかかれて、大変うれしく思います。
今回、様々、来年度の取組に向けたご意見もいただいたところですけれども、私のほうからは、まず、虐待や不登校に関しての事業についてのご意見ですね、髙市先生も退席されてしまっておりますけれども、不登校や虐待に関して、最終的には効果検証が大切ということがございました。私も大変そのように思っております。
一方で、虐待という部分は特に熱心に人をかけて、そういった方、対象児を掘り起こせば掘り起こすほど顕在化して、対象人数が多くなるという側面がございます。なので、人数が多いからとって、その事業が正しく機能していないというのではなくて、大事に至るまでに発見をし、大きなことにならないように、未然に何かの施策、福祉的な施策やフォローにつなぐと、そういう目的で、例えば、何らかの施策につなげた児童生徒の割合が80%以上というような、一定、アウトカムというよりも、暫定的なアウトプットかもしれませんけれども、最終的にそういう取組になるように、今現在も取り組んでいるところでございます。
当初、3か年を限定とした重点施策の事業でしたけれども、来年度も1年間、引き続き重点事業として財源が確保されるという方針のほうが決まっておりますので、引き続き区役所としても、子どもたちの命に関わることですので、注力してまいりたいというふうに思っております。引き続きのご協力をよろしくお願いします。
また、不登校ですけれども、こちらに関しては、先ほど大鳥委員のほうからフリースクールのお話なんかのご紹介もございました。
何かのきっかけで、公教育である義務教育学校に戻ってくれるということも大変うれしいことかなと思っております一方で、子どもたちが社会で生きる力をつけることが一番大切なのかなという視点で考えましたら、自宅学習であるとか、フリースクールであるとか、学校教育ではない様々な選択肢の中でたくましく生きる力をつけていってもらえるというのも一つの在り方ではないかなというふうに思います。こうしたことも、私たち行政ではなかなかやりにくい、できない局面がありますので、皆さんのご助力を得ながら進めていければと思っております。よろしくお願いいたします。
○髙岡議長
ありがとうございました。
それでは、最後に、山田区長のほうから一言お願い申しあげます。
○山田区担当教育次長
山田でございます。
本日は限られた時間の中で、大変貴重なご意見、また情報共有もいただき、ご議論をいただきまして、ありがとうございました。
区役所としまして、いただいたご意見、一つ一つ積み上げて対応していくと、そういうお言葉もいただきました。そういった思いで、来週また区政会議もございますので、そちらへ報告もしながら、また学校からのニーズ、これも含めまして、今日のご意見、今後の施策事業に反映してまいりたいというふうに考えております。
今、副区長、佐藤からも話がありましたので、重複しない範囲で、テーマ、幾つかございました。
笹川委員のほうから特にございました、また蔭山先生のほうからもいただきましたけれども、いわゆる教員の成り手の問題であったり、資質の向上というところですよね。もちろんこれは全国的な課題といいますか、新聞等でもよく取り上げられているテーマでございますが、市役所の中でも、区長会議、特にこども・教育部会というところでもそういったところは取り上げて、テーマになっております。
なかなか、これといって決め手というのが、実際に難しいので、実態として今、そういう状況があるということかとは思いますけれども、一つヒントをいただいた、蔭山先生から、第一線で活躍中の教員の良いところなんかも取り上げて、モチベーションアップにつなげていく、そういったところは、区長会議のほうでも、学校の児童生徒の活躍中のこととか、そういったことは共有といいますか、新聞で外へ出したりとか、いろいろしているのですけども、先生の分というのが、そういう意味では、私、あんまり見てないかもしれませんので、それは一つの視点として、一度話ししてみたいなというふうに思っているとこでございますので、引き続きご意見いただけたらと思っているとこでございます。
それから、学校体育施設開放事業の中学校エアコンの件、私がというよりは、これ阿倍野区が今年度担当の区でございますので、スタッフみんな非常に頑張ってくれまして、この夏の実績を分析して、当初、スポーツをされる方ですので、あまりエアコンを使うニーズっていうのがそんなにないのかなというふうに、試行する前は、区長会議の中でそういう議論だったのですけれども、実際、蓋を開けてみますと、今年、7月からやっぱり暑くなったと、7月、8月あたり、非常に暑い日も多かったので、やはりそうなると使用実績が急上昇したと、そういうことも分かりましたので、とりわけ、やはり熱中症問題というのがございますので、ためらわずに使っていただけるようにという、そういう観点で公費負担、妥当ではないかという結論に持っていきまして、区長会議としても、皆さん賛同で、そういう結果になったところでございます。
また、今年度は試行実施ということでしたので、来年度からの運用方法、そういったところ、きっちりと各区が足並みをそろえてやっていくようにと、これは議会からもかなりご指摘がございましたので、そういったことに留意しながら、各地域のほうにもしっかりと説明、あるいはご意見も聞きながら進めてまいりたいというふうに考えているところであります。
それから、あともう1点でございます。通学路の安全対策でございますね。
とりわけ吉野家の件が、9月にオープンを実際にしたというところでございます。いろいろと地域のほうで話合いが行われたという結果だと思いますけれども、見る限り、吉野家のほうもかなり配慮をされたのかなというふうに思っております。営業時間の話、先ほどございましたけども、実際にデザインとかもちょっとシックな感じがするのですね、吉野家にしては、そういうこともあるでしょうし、中の動線とかもそう悪くないなというふうに。ちょうど今、写真出ていますけど、こういう形で、建物がああいう、何か黒を基調にされているというのもございますし、中の動線というか、そういったのもきっちりとされているのかなと思います。
あと、東側の道路のところの、警察のほうの白線はもう既に引かれているのですけど、建設局のほうで対応いただくグリーンラインですね、縦の。ここに一つグリーンラインが入ると、通学路ということがはっきりとするというところです。
地域のほうからも、ご要望をまとめていただきましたし、区役所が間に入りまして、建設局のほうにも要望等をしっかりと伝えておりますので、あと、実施の優先度とかも含めての建設局の対応になると思いますけれども、ここはしっかりと安全対策会議の中でも伝えているという状況でございますので、あともう一歩、それができますと、開店時の対応としては完了できるのかなとは思っております。
もちろん、この開店後に何かございましたら、それはしっかりと、また話合いも含めてしていただくということにつなげていきたいと思っております。また安全対策会議のほうも、警察も含めて会議を続けていきたいというふうに思っているところでございます。
そういったご意見、他にもいろいろといただきましたけれども、限られた時間の中で会議、これで終了になるというところでございまして、皆さんお忙しい中に、本当にありがとうございました。
○髙岡議長
ありがとうございました。
今のお話の中の空調問題につきまして、ぜひとも、阿倍野区に10校、小学校ございますが、小学校の講堂にも。というのは、ぜひとも、参考資料として、危機管理室による防災力の強化の一つとして入れてありますので、そこの避難所として、講堂にやはり空調を小学校にもぜひとも進めていっていただきたいと、そう思ってもおります。
今回、選挙がありましたときにひしひしと感じまして、暑い中の選挙でして、もう汗だらけで、皆様、投票にお越しいただいた、また事務職もそうでしたが。一方、文の里中学校では寒かったという苦情が出まして、なるほど、これだけの、小学校と中学校のエアコンの違いが出たんだなということをひしひし感じておりました。
ぜひとも区長のお力で、今度は小学校のほうも、どうぞよろしくお願いしたいと、そう思っております。
○山田担当教育次長
そうですね、思いは受け止めさせていただいておりまして、私も、そうなれば非常にそれはいいことやと、皆さんにとってもハッピーやと思うんですけれども。
まず、学校、子どもたちという視点から申しあげますと、やはり小学校の中でも、いわゆる普通教室にはクーラーがついてきた、もともとなかったわけですからね、それも。これは当然必要というところかと思います。
その次の段階として、今、いわゆる特別教室といいますか、理科室とか、そういうところがまだついていないんですね。そういったところについては、これは教育委員会としても、次、設置をしていくという方向で進めているというのは確認をしているところでございまして、その流れでいうと、体育館が後になるんです、どうしても。というのが、まず教育の視点からなんですね。
一方で、災害時の避難所という観点で、中学校のほうが結果ついたわけですけども、これももともとは、中学校の中でも区内で1か所だけの予算しか国からもらえないんじゃないかということで、これはもう全国的な中で取り合いになっていたと思います。そんな中で、やっぱり1校では足りないだろうということで、しかも市長の考えとして、中学校の場合は、やっぱりクラブ活動もより盛んだというところで、中学校のほうには全部つけていくということで、それを国の金を引っ張ってきたという、そういう経過がございました。
それだけ相当な金額を大阪に引っ張ってきたということだと思いますので、小学校となると、恐らく、そのまた倍以上の金額になってくると思いますんで、やるとなれば、全てに置いていかないと不公平になっていくっていうのもあろうかと思いますので、なかなかハードルが高く、難しいとは思うんですけれども、その辺は全国的な動きの中で、これは決して諦めるわけじゃないということで、徐々にそういうのも進んでいくという流れの中で、結果、設置ができたらいいなというふうに我々は思っているところですので、ご理解いただきたいというとこでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○髙岡議長
ありがとうございます。
また何十年か先でもけっこうでございますので、楽しみにしております。
時間のほう10分過ぎてしまいまして、申し訳ございません。
一応、私のほうも議長をこれで終わらせていただき、マイクを事務局のほうにお返しさせていただきます。
本日はどうもありがとうございました。
○近藤教育支援担当課長代理
議長、ありがとうございました。委員の皆様、オブザーバーの皆様、長時間にわたってご議論いただきまして、ありがとうございました。
今回もメールでご意見シートのほうをお送りさせていただきますので、本日の会議で伝え切れなかったことなどがあれば、ご提出いただければと思います。
以上をもちまして、本日の教育会議を終了させていただきます。
皆様、どうもありがとうございました。
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