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中央区内小学校対象 人権学習会

2020年11月12日

ページ番号:518719

~聴覚障がい者の方のお話と聴導犬デモンストレーション~

中央区では、人権啓発の取り組みとして、区内の小学生を対象に講演と実演を通じて聴覚障がい者や聴導犬について知ってもらうための学習会を特定非営利活動法人MAMIEに協力をいただき開催しています。

既に開催した学校では「聴導犬の仕事とは?」や「耳が不自由ってどういうこと?」などたくさんの内容を学んでもらいました。

また、あいさつの手話を教えていただいたり、手話シンガーの安藤一成さんには、「ほじょ犬って知ってる?」の歌を披露していただきました。

今回は、令和2年10月12日に行われた学習会の様子をご紹介します。

聴覚障がい者の安藤美紀さんと聴導犬の紹介

安藤さんと聴導犬アーミ

安藤美紀さんは、生まれたときから耳が不自由で全く音が聞こえません。安藤さんをサポートしているのが聴導犬のアーミちゃんです。8歳の女の子です。安藤さんに、いろいろな音を知らせます。アーミちゃんの首元に付いているオレンジ色の丸いもの、何かわかりますか?これは、ピカピカ光るライトです。アーミちゃんは黒なので、夜に外出するとき、外が真っ暗だとアーミちゃんと歩いていることが、周りの人にわかりづらい。そこで、夜はアーミちゃんに光るものを付けてもらっているそうです。
また、安藤さんの青いズボンにも訳があるのですよ。昼間でも、安藤さんが、黒のスカートやズボンをはいていて、アーミちゃんと一緒に外出すると、アーミちゃんも黒だから周りの人にわかりづらいこともあるのです。例えば、電車などで安藤さんの足元にいたアーミちゃんが、安藤さんが降りるとき、突然、人だけでなく犬が動いたことに他のお客さんが驚かれた経験があるそうです。
安藤さんはアーミちゃんと一緒のとき、区別がはっきりとつくように服装にも工夫しているのです。

ケープをつけた聴導犬アーミ

今日は、アーミちゃんにとってもコロナ禍の中、久しぶりの学習会です。デモンストレーションを小学生のみなさんに披露する前に講堂の片隅で練習をしました。
ところで、アーミちゃんが付けているオレンジのケープ。これは、厳しい試験に合格をして聴導犬として認定された証明です。

聞こえないってどんなこと?

学習会のようす

初めに、安藤さんからあいさつの手話を教えてもらいました。おはよう、こんにちは、ありがとう等の手話を教わり、みなさんも熱心に学習されていました。

クイズ形式での学習のようす

クイズで講堂内が盛り上がりました。スクリーンの写真の人の中で、耳の聞こえないひとが、1人います。誰でしょう?児童のみなさんは、すごく悩んでいましたが・・・どれかに手を挙げないといけないのかな?と思ってくれたのでしょう。ちらほら、それぞれの番号の人に手を挙げていました。しかし、正解は、1番左の人なのですが、実際は、耳の不自由な人は外から見てもわかりません。そこで聴導犬は、耳に障がいのある人の目印になる大切な役割にもなるのです。

パラパラ漫画の映像

耳の不自由な安藤さんは、小さい頃にお母さんと一緒にことばや発音の仕方をたくさん練習したそうです。お腹がすいても練習は続き、とても厳しかったそうです。当時は、手話に対する社会の偏見もあり、この厳しさは、母の娘を思いやる気持ちであったのでしょう。
安藤さんが子どもの頃、テレビを見ても何を言っているのか、わからないものばかりでしたが、2つだけ楽しむことができるマンガがあったそうです。それは、「ドラえもん」と「トム&ジェリー」です。一度、みなさんも機会があればテレビのボリュームを消して試してみてはいかがでしょうか。

聴覚障がい者は、それぞれの場面で困ることがあります。後ろから呼ばれてもわからないから、無視をしていると誤解を受けたこともあるそうです。

また、アナウンスも聞こえません。聴覚障がい者の方の中には、口の形でことばを理解することができる人がいます。それを、口話といいます。でも、口の形が同じことばになると、取り違ってしまうこともあるそうです。例えば、たまご、たばこ、なめこ・・・は、どれも口の形が同じです。

いろいろなお話の中で、聞こえない人との対応の仕方は、手話を知らなくても身振りなどをして通じたいという気持ちがあれば、通じるということを聞き、とても印象的でした。

聴導犬のお話

学習のようす

さて、聴導犬は聴覚障がい者にどのように音を教えるのでしょうか?前足でタッチしたり、鼻先でつついて教えてくれるそうです。また、安藤さんが運転中、車の中であることを教えてくれます。それは、救急車の音です。児童のみなさんは、活発に手を挙げていますね。熱心に聞いている姿が伝わってきます。

学習のようす

次の問題です。聴導犬は、飛行機に乗ることができるでしょうか?正解は、できます。聴導犬は、ユーザーの体の一部なので、飛行機の中でも一緒です。ユーザーの座る席の下で過ごします。
また、聴導犬は飲食店に入ることもできます。食事中は、邪魔にならないようにテーブルの下でしっかり待っているのです。
しかし、入ることを断るお店もあるそうです。これからは、もっと理解が深まってほしいと思います。

学習のようす

さて、聴導犬のトイレはどこですませているのでしょう。トイレは、ユーザー本人がしっかりと管理をしていて、建物の中でも大丈夫なように、「みんなのトイレ」などでペットシートを敷いてトイレができるようにしています。
アーミちゃんもこの日、学習会の前に学校のトイレを使わせてもらいました。

うた ほじょ犬って知ってる?

うた ほじょ犬て知ってるを手話で歌っているようす

手話シンガーの安藤一成さんに手話歌を教えていただきました。この歌の作詞・作曲は安藤一成さんです。聴覚障がいの母に保育園でのできごとを話せないかわりに、母の背中を見ながら「うたを歌うこと」が日課になっていた一成さんに、母が「ありがとう、どんな歌かわからないけど、すごい伝わったよ」と言ってもらえたことが、今につながっているそうです。「聞こえる人にも、聞こえない人にも歌を届けられる歌手になりたい!」「補助犬のことを一人でも多くの人に知ってもらいたい!」と日に日に強くなるその想いを、作詞・作曲へと温められてこられたようです。
盲導犬、介助犬、聴導犬の手話を教えてもらい、児童のみなさんも一緒に手話をしながら歌いました。講堂には、みなさんのステキな手話歌が響き渡りました。

聴導犬アーミちゃんによるデモンストレーション

デモンストレーション

この日は、玄関のチャイムの音と目覚まし時計の音を知らせるデモンストレーションをしてもらいました。
みんなの前で、披露するのは久しぶりだったのですが、立派にお仕事をしていました。左の写真は、なかなか起きない安藤さんに「目覚まし時計が鳴ってるよ!早く起きなさい!」と言っている様子です。このように生活の中で、色々な音の意味を聴導犬から教えてもらうことにより、助けてもらっています。聴導犬は、現在、日本全国に68頭しかいません。そのうちの1頭に会えたことに、児童のみなさんも、大変興味を持ち、学習をすることができました。

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