愛犬手帳
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- 18 - 犬フィラリア症は、心臓内、および肺動脈に長さ15~25cm位の(犬糸状虫)ソウメン状の虫が寄生する病気です。血液中に子虫(ミクロフィラリア)を生み続け、蚊が犬の血を吸うことにより、蚊の体内に入り、他の犬を刺すことによって、次々と感染が広まっていきます。日本でのフィラリア汚染率は非常に高く、予防しなければ必ず感染してしまいます。 症状 虫の数が少ないときは、はっきりとした症状は現れないので注意が必要です。 症状は一定していませんが、フィラリア症が進行すると、せき、疲れやすい、貧血などの症状がでます。やがて痩せ始め、腹水がたまる、血尿がでる、血を吐く、などの症状を呈して死亡します。 予防 犬フィラリア症は「予防ができる」病気です。適切な期間に、月1回の予防薬を投与することで、ほぼ完璧な予防が可能です。飲ませる薬は犬の体重によって量が異なるので、成長期の子犬の場合、獣医師の指示に従い、体重に合わせた量の薬を適切に飲ませましょう。 狂犬病 犬から人に移る病気で、最も恐ろしい病気です。日本国内では予防注射と野犬捕獲を徹底したため、昭和33年以降発生していませんが、世界的に見ると依然発生は続いており、国際化が進むなか、油断は禁物です。 感染した犬は凶暴化し、全身が麻痺して死亡します。感染犬にかまれることにより唾液中のウィルスが傷口から入って伝染します。人にも感染し、発病した場合は治療方法がないため、かまれてすぐに治療をしないとほぼ確実に死亡します。予防にはワクチン接種が有効であり、狂犬病予防法でワクチン接種が義務付けられています。室内で飼っている犬にも必ず予防注射は必要です。

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