市政改革プラン2.0
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― 43 ― 改革の柱1 質の高い行財政運営の推進 1 質の高い効率的な行財政運営 (3) ICTの徹底活用 イ ICTを活用した業務執行の効率化 現状と 課題 これまでほぼ全ての定型業務にシステムの導入を行い、また庁内パソコンの整備を行ってきたが、クラウド、モバイルなど近年のICT技術の発展によって、ペーパーレス化、テレワークなどより一層のICT活用による業務改善・効率化を行うことが可能となっており、ICTを徹底活用した効果的・効率的な業務執行を行うことが求められているとともに、システムの安全性・信頼性を確保し、投資効果を高めていく取組を進めていく必要がある。 戦略 ・ 取組の 方向性 「大阪市ICT戦略」及び「大阪市ICT戦略アクションプラン」に基づき、行政運営にかかる施設の維持管理業務や業務遂行においてICTの徹底活用を進め、効果的・効率的な行政運営を実現するとともにシステムの集約の実現性を検討して、効率的なシステム運用及び経常経費の圧縮をめざす。 ①効果的・効率的な行政運営 ■施設の維持管理 ・道路、橋梁、河川、下水道、公園、港湾・海岸施設などのインフラ施設や市設建築物の維持管理において、定期的な点検や施設の状態把握等に有効なICTの活用を検討し、長寿命化と機能維持を図りライフサイクルコストの低減をめざす。 ■行政事務の改善 ・外出先においてタブレットを活用したモバイルワークを導入することや、職員が利用する庁内情報端末をハイブリッド端末(モニターが着脱可能でタブレット端末として利用できる端末)に置き換え、会議や説明をペーパーレスで行うなど、事務の効率化を図る。 ・また、ICT活用の観点から業務フローの最適化に取り組み、さらなる効率化を図るとともに、行政事務にかかる各種データや職員の知識・スキルを共有する仕組みを構築し、政策立案の高度化と業務の質の向上を図る。 ■システム集約の推進 ・既存システムの機種更新や再構築を契機に、システム構成や更新時期などについての調査・分析を実施し、複数システム共用のサーバ上にシステムを構築する仮想化基盤構築などの費用対効果の検証等を行う。

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